プロ野球公式行事は、埼玉西武ライオンズの日本一奪取で本年度 が修了しました。巨人との攻防はまれに見る熱戦で、十二分に堪能 させてもらいました。ひいきの応援先ではないと、冷めた見方をしが ちですが、監督の采配や選手の頑張り、パフォ-マンスが日頃の鍛 錬と持ち駒との兼ね合いなどが絡み合って、最終戦まで観戦してし まいました。野球の醍醐味を改めて感じ取ることが出来ました。常に 実戦を見学、応援し続けられる環境にある人たちにとって、そのこと の有りがたさは意外と希薄なのかもしれません。しばらくの間、観戦 の興味も薄れていました。だが、地元にチ-ムが存在するようになっ た時からその動向、徐々にきになる存在になっていきました。各地に 独立リ-グが展開されるようになってきました。身近で、実戦を観戦で きる環境は時代の要請のような感を抱きます。スポ-ツだけにとどま らず、音楽にしても、演劇にしても、規模の大小はあっても各地でそれ ぞれが堪能しています。今日の消費行動が物から文化へと移行して いるのは、必然的流れのような気がします。 さて、どんなにエキサイチィテングな試合で、感動的なパフォ-マンス を演じても負け戦が続くと、観戦者とてどんどん気持ちが落ち込んで いきます。今年の北海道日本ハムファイタ-ズは十分に堪能させてく れて、元気を貰いました。チ-ムの関係者皆さんには感謝です。 もう一方のコンサド-レには厳しい試練の年となりました。活力を奪っ たチ-ム運営には、公共性の高い認識の欠如といわれても致し方な い結果となっています。資金力のなさを言い訳にする前に、どの時点で 方向性を誤ったのか、もっと智恵をだして打開してほしいものです。最 後の詰めの甘さはが地域風土の持つ温情体質に現れている気がしま す。勝負ごとには非情さも時には必要ではないのか、監督が責任を取 って辞任する前に、引止め策を計ったなどは最悪のパタ-ンだと認識し て欲しいものです。
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