耐寒性ある品種多く
夏の花の定番、アジサイが、見ごろを迎えています。俳句の夏の季語に使われるなど、日本人にとって親しみのある花ですが、日本庭園や古寺に咲く姿が思い浮かび、洋風の自分の庭では使いづらい、という人もいるのではないでしょうか。しかし、ヨ-ロッパの庭でもアジサイは使われています。さらに、耐寒性のある品種が多く、北海道でも比較的栽培は簡単。木の花が少なくなる時季に彩りを添えるアジサイは、北海道の庭にもぜひ取り入れてほしい樹木です。いくつか北海道の庭向きの品種を紹介します。まずアヤチャ(甘茶)やシチダンカ(七段花)、エゾアジサイなどのヤマアジサイの系統。葉が小さくて薄く、樹高もコンパクトなため、ほかの植物の邪魔をしません。また、そのそそとした美しさが庭に野趣ある風情を与えてくれます。アナベルやカシワバアジサイなど北米産の品集や、道内にも自生するノリウツギやツルアジサイも特に寒さに強く、お薦めです。これらはすべて白花なので、どんなシ-ンにもなじみやすく、清らかな雰囲気の庭に溶け込むアジサイで、夏庭を涼やかに彩ってみませんか。(花新聞ほっかいどう)
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