男性は大腸、肝臓、膵臓 女性は胃で顕著 厚労省が全国8万人調査
仕事か余暇かにかかわらす゛体をよく動かす人は、そうでない人よ り、がんになりにくいことが厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌 一郎国立がんセンタ-予防研究部長)の疫学調査で明らかになり、 10日発表された。男性は大腸、肝臓、膵臓のがんで、女性では胃 がんでそうした傾向が目立っ。詳しい原因は解明されていないが、 研究班は、運動で肥満が改善されたり、免疫機能が高まったりする ことが関係しているのではないか、と推測している。調査は、岩手か ら沖縄まで9府県の45-74歳の男女約8万人を約8年にわたり追 跡。期間中に約4300人が何らかのがんにかかった。激しいスポ- ツをした時間や、歩いたり立ったりした時間、睡眠時間などをアンケ -トし、対象者の平均身体活動量を産出。その量の多さによって4グ ル-プに分け、がんとの関連を分析した。その結果、身体活動量が 最多グル-プは最小グル-プに比べ、がんになるリスクが男性で 13%、女性で16%低かった。研究班は同様の疫学調査で、体をよ く動かす人は死亡リスクが低いとの研究も6月に発表している。
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