flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

辻薬師堂

2018-03-16 00:00:00 | ほとけのいおり

(神奈川県鎌倉市大町)
 建久元年(1190)源頼朝が建立した医王山東光寺(二階堂:廃寺)の境内にあったものと伝わる。薬師如来像は鎌倉時代開眼とされ、延宝二年(1674)には、水戸光圀も訪れたという。宝永元年(1704)に至り、薬師堂と共に名越御嶽にあった医王山長善寺に移された。その後、長善寺と共に大町辻町に移り、江戸末期に焼失したが、薬師堂だけは残ったという。明治22年(1889)横須賀線敷設工事の際、路盤にかかったため現在地に移転している。

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光忠寺

2018-03-15 00:00:00 | ほとけのいおり

(浄土宗宝林山光忠寺 愛知県蒲郡市西浦町北馬場 2005年6月22日)
 形原松平家の菩提寺として形原松平家初代與副(ともすけ)の弟光重(大草松平家祖)が文亀三年(1503)に創建したであり、初代與副、二代貞副、三代親忠、四代家廣、五代家忠の墓がある。寺号の「光忠」 は、與副の「玉峯院殿前佐州信譽雙元光忠大居士」からとられている。六代家信は摂津高槻、下総佐倉、丹波亀山と移封となり、以降は丹波亀山に新たな光忠寺を建立して六代以降の菩提寺とした。

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新居山円応寺

2018-03-14 00:00:00 | ほとけのいおり

(神奈川県鎌倉市山ノ内)
 建長二年(1250)由比に創建したのが始まりという。その後、材木座に移転している。然し、元禄大地震の津波によって倒壊し、建長寺前、巨福呂坂切通沿いの現在地に移転した。本尊は閻魔である。
    

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釜地蔵寺前観音堂

2018-03-13 00:00:00 | 石のまもり

(愛知県海部郡佐織町根高字古堤己新田 2005年6月12日)
 鋳鉄地蔵を本尊とする無住の釜地蔵寺前にある、上街道を見つめる石造観音。

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茅ヶ崎

2018-03-12 00:00:00 | 街道・宿場町

(神奈川県茅ヶ崎市)
 相模川左岸河口に位置する茅ヶ崎は、相模湾、東海道に沿うまちであるが、宿場や空襲がなかったために、区画整理されるきっかけがなく、入り組む細い道が多く残っている。

     

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久昌山盛巌寺

2018-03-11 01:00:00 | ほとけのいおり

(愛知県西尾市馬場町 2005年6月10日)
 天正十八年(1590)大給(おぎゅう)松平家乗が祖父親乗と父真乗の菩提を弔うために、上野国那波郡(群馬県伊勢崎市)に創建したのが始まりという。その後、大給松平氏が移封と共にその城下町に随行し、明和元年(1764)大給松平乗祐が奥羽山形藩から三河西尾藩に移封になると現在地に移っている。

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高座宮山

2018-03-10 00:00:00 | 街道・宿場町

(神奈川県高座郡寒川町宮山)
 寒川神社の鳥居前町である宮山は、江戸から中原(平塚市)を結ぶ中原街道が通り、旗本杉浦正友が知行した。
  目久尻川と宮山橋
   線路に向いて建つ祠

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原隼人佐昌胤之碑

2018-03-09 00:00:00 | いにしえびとの睡

(愛知県新城市竹広字山形 2005年6月9日)
 武田氏臣であり土岐氏族である原昌胤(はらまさたね)は、布陣の配置や戦略を立てる陣場奉行を務めていた。天正三年(1575)長篠設楽原の戦いでは、武田勝頼に撤退を進言したが受け入れられず、この地で討死している。

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寒川神社

2018-03-08 00:00:00 | かみのやしろ

(相模国一宮 神奈川県高座郡寒川町宮山 旧名神大社 国幣中社)
 雄略天皇年間(457-479)に奉幣(捧げ物)されたと伝わり、神亀四年(727)に社殿が建立されたと伝わる。祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の二柱を祀る。中世には源頼朝や北条義時が崇敬し、武田信玄が小田原攻めの際に現存する兜を奉納している。

               

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浜北貴布禰神社

2018-03-07 00:00:00 | かみのやしろ

(静岡県浜北市貴布祢 2005年6月8日)
 往古「伎部郷」と呼ばれていた付近は、その後、長上郡木舟村となり、高龗神(たかおかみのかみ)を祀る貴船大神を鎮守としていた。社伝によると神亀三年(726)鹿玉川(天竜川)の氾濫によって社殿を流出したという。

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廣岳院と丸山神社

2018-03-06 00:00:00 | かみのやしろ

(東京都港区高輪)
 泉岳寺の背後、三田の南は往古「高縄原」と呼ばれた場所である。その一角に、曹洞宗医王山廣岳院と丸山神社がある。廣岳院は信濃飯山藩佐久間氏初代藩主安政の子、勝宗の法名広岳院殿より名付けられたものであり、勝宗の墓所も存在する。丸山神社は天照大神(あまてらすおおみのかみ)を祀り、徳川家康の命によって創建したものとされる。
 

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大目神社石鳥居

2018-03-05 00:00:00 | かみのやしろ

(愛知県瀬戸市巡間町 市指定文化財 2005年6月5日)
 平安時代の記録「延喜式神名帳」に記載の天忍穗美美命(あめのおしほみみのみこと)を祀る神社である。参道の石鳥居は宝暦五年(1755)建立で、瀬戸市内では二番目の古さという。
   

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浅草雷門駅

2018-03-04 00:00:00 | RODEN-哀愁のRailway-

(東京都台東区花川戸)
 東武伊勢崎線の起点であるこの駅は、昭和6年(1931)浅草雷門駅として開業した。駅ビルは昭和6年(1931)に築造された、SRC造、地上7階地下1階、延床面積34613m2の商業併設駅舎である。この駅が完成するまで、伊勢崎線は業平橋駅を始発駅としていた。駅は2階部分に伊勢崎線が隅田川から急角度で乗り入れ、地下1階から地上7階までは「松屋浅草支店」として開業した。昭和20年(1945)空襲により内部を焼失したが、戦後に修復され浅草駅と改称された。近年、4階より上層を松屋の売上低迷を理由に閉鎖したが、東京スカイツリー完成を機に、外壁が旧態に復元された。
           

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吉良饗庭

2018-03-03 00:00:00 | 漂い紀行

(愛知県幡豆郡吉良町饗庭 2005年6月3日)
 矢崎川左岸の集落、饗庭(あいば)は、吉良氏と同族である足利尊氏の伝説が多く残る。饗庭は神を招きもてなす聖地(神社)を意味し、尊氏ら足利氏に仕えた土岐氏族の饗庭氏が存在する。暦応二年(1339)尊氏は饗庭神社を創建し、付近を開発したという。境内に残る「野外舞台」は、尊氏巡視の際に狂言を舞ってもてなしたとされる。その翌年に尊氏が建立したという曹洞宗青龍山金蓮寺には、それ以前の鎌倉時代に建立されたと推定される国宝の弥陀堂がある。境内には「お不動さんの名水」があり、饗庭城の茶の湯とし手使われ、飲むと金運に恵まれるとされる。また、金蓮寺の住職が田畑を荒らす大蛇を封じ込めたと伝わる蛇穴がある。
       

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甚左衛門堰

2018-03-02 00:00:00 | 水のほとり

(埼玉県草加市神明 県指定文化財 日本の近代土木遺産)
 綾瀬川と伝右川の合流点に、江戸時代に設けられた水門である。現存するのは明治27年(1894)に改築された煉瓦造で、増水時に綾瀬川の水が小河川である伝右川に逆流するのを防ぐものであり、神明排水機場が築造された昭和58年(1983)まで使用された。

    

   伝右川排水機場
 古綾瀬川・綾瀬川合流点
  古綾瀬川排水機場

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