flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

三河国分尼寺跡 史跡公園

2007-06-29 00:00:18 | ほとけのいおり
(愛知県豊川市八幡町忍地)
 先日、一昨年の開館以来二度目の見学となった、三河国分尼寺跡に建つ「三河天平の里資料館」
その後の展示の増加と、私が今在籍している学校のレポート作成のこともあり、訪れることとした。
 入館すると早速、ボランティアの方による説明を受けた。
中門再現の際に作製された、平瓦を実際に手に取って、その重さと大きさを実感する。国分尼寺の葺き替え瓦を焼いた「赤塚山古窯」等、国分尼寺と周辺遺跡の関わりの説明を受け、映像コーナーで記録映像を観覧した。
続いて、元高校教師をされていたボランティアの方に史跡公園内を案内していただき、館長さんから、付近の情報をお聞かせいただいた。

 昭和63年から平成7年にかけて行われた発掘調査の際には、何度か見学したが、その後史跡公園として整備し、中門が再現されて、ほぼ完成となったこの保存整備事業、今後は隣接する三河国分寺跡の整備へシフトしていくようである。

 赤塚山から三河国府跡までの、「歴史」を辿る一筋のライン。
中間にある二つの未整備史跡、郡衙と推定される伊知多神社と、多くの遺構を残す野口城跡を加えることによって、より完成形に近づくもの思われるが、今後の動向に期待したいものである。
  
(関連記事:三河国分寺塔跡発掘調査

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