flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

渥美郡第二部内神社誌第四番 仁連木稲荷神社

2008-02-20 00:00:16 | かみのやしろ

(古城稲荷 愛知県豊橋市仁連木町)
 明治10年(1877)旧渥美郡第二部内(現豊橋市内)の各社をまとめた『渥美郡第二部内神社誌』及び明治8年(1875)『愛知縣第十五大区二小区神社境内其他什物取調書』に掲載されている神社である。
 稲荷神社は、明応二年(1493)戸田宗光が二連木城を築く際、城の四隅を守る四神の一つとして、南東隅に豊受姫命(トヨウケビメノミコト)を祀ったのが始まりという。廃城後は移転し、二連木城の東郭跡に鎮座している。
  下図面の中には、「東田村字郷浦」と書かれているが、この頃南側の東田村に一時期統合されていた。

 『愛知縣第十五大区二小区神社境内其他什物取調書』には、以下の記載がされている。
 
 員外社仁連木村 稲荷神社
一、境内反別六畝歩、但旧境内無之、有税地  一、立木弐拾五本、内、松四本、但、長凡壱間ヨリ三間迄、廻リ一尺ヨリ五尺迄  雑木弐拾壱本、但、長凡右同、廻リ一尺ヨリ三尺迄  一、境内建物、壱ヶ所  此建坪、八坪五ト  一、鏡、壱面、年月不詳、寄付氏子  一、木狐、壱對、但石造右同  一、幟、四本、但木綿、文政八年二月寄附氏子

(境内図面)




(境内詳細)


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