小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月朔日

2016-07-26 | 嘉永四年 辛亥日記


快晴
村井多右衛門が来て酒を出す。
また同五へ酒を取りにやる。
末広かせた屋へにも髪を取りにやる。
夕方にはみんなが来た。
奥村、野呂、浅之助、辻野、前田、北野、栗山、同弟子、田沼、ら九人なり。
また、酒一升を取り昼に備えた肴2尾を煮て出す。大きなエイだ。
留守中は伊勢屋へ庄兵をやって忙しい。
小梅は風邪気で寝ている。
こいくが泊まる。主人はこいくを豊と思っているみたい。


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2 コメント

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寄り道よかったよ ()
2016-07-29 07:58:41
お早う御座います。
ちょっと寄り道、歴史をならっいるいるようで、失礼かと思いましたが、ビ-ル片手に拝読させて頂きました。
私達の時代は、このような(記事)詳細な歴史ってなかっもので、天照の神が岩とに入って歴史人物も決まっていた
ものでした。
あとは防空頭巾をかぶって椅子の下にもぐる練習ばかりで、中学も戦国時代の限られた乱の事かな、大学時代は就職に必要な事柄ばかりで他の事に耳を傾ける機会が少なく、彼女に夢中の年頃でお勉強はお留守でした。
だからこそ、老いてこその手習いとして良き勉強をさせて頂きました・・・たんakigasumiさんありがとう・・・
ちょっと寄り道またまたお願い致します。
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歴史は面白いですね (akigasumi)
2016-08-06 17:48:18
鮎さん、ありがとうございます。
あまりの暑さにすっかりのごぶさたでした
いっそ消えてしまいたい、とろけてしまいたいような毎日。
実はとても歴史が好きなのです。
多くの作家が最後は歴史物へ入って行くのもわかるような気がします。
「小梅日記」もほど遠いのですが明治維新を庶民の主婦がどう迎えたのかという一点までは知りたくて当時の暮らしを追っています。

とにかく暑いですがあまりビールを過ごされませんように。
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