小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

五月十八日

2019-09-15 | 嘉永六年 癸丑日記

五月十八日 

雨で風も少々あり。
主人は学校当番で合羽菅笠で行く。
学校へは一人も来ないので帰ろうと申し出るとお目付役の中島十郞右衛門が
まだ誰か来るかもしれないと言うので見合わせていた。
そのうちに岩橋から酒や肴が出されたので夕方まで帰宅せず。
家では案じて雄介が迎えに行って8時過ぎに帰った。
大降りで雨は盆をかえすが如し。
植えてあるものがみなこけた。
山本彦十郞殿からお茶の葉が届けられた。
樟亭主の三回忌とのこと。
逮夜(命日の前日に行う通夜)は二十日だそうだ。





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