小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月二十日、二十一日、二十二日

2016-09-23 | 嘉永四年 辛亥日記
四月二十日  
快晴なり。
江戸の善助への状を岩一郎がお籠町まで持参する。
川島角助が来た。酒一升取る。肴はあり合わせで挿す。
夜、岩一郎は千太郎の家に行く。会なり。
城ノ口常吉病死の由。
麹を寝かせにやる。


四月二十一日 
少々くもる。
野上の割木がきて安兵が運んだ。
万吉は加太に参詣。(淡島神社)
柏餅をこしらえる。
小梅は2時頃から内田に寄ってから出口の田中にお祝いに行く。
柏餅を持参して酒販を振る舞われた。
あとから主人が海野の帰りに寄って一緒に帰宅した。



四月二十二日  
夜になって大雨。
直した屋根からまた漏る。
市川が来た。菓子持参。酒を出す。
その前に松下氏が掛け物を持って来て酒を出していた処に来たのであり合わせで出したが直ぐに帰った。
今日は学校当番だった。


コメント
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