和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勇将46/小説「新 ・人間革命」

2013年04月06日 09時16分51秒 | 今日の俳句
     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)4月6日(土)より転載】



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勇将46(4/6)

 溝渕義弘の経営する医院は、深夜でも急患を受け入れる態勢を整えた。地域の人びとの命を守りたいとの思いからであった。

 その激務のなかで彼は、四国ドクター部長、香川県壮年部長として、学会活動にも全力を注いできた。彼の「健康セミナー」は定評があり、どこでも絶讃された。

 一方、妻の静恵も、香川県婦人部長、四国婦人部長などを歴任してきたのである。

 溝渕の家は、医院の奥にあった。

 山本伸一は、溝渕家の仏間で、夫妻と懇談し、四国広布に挺身してきた二人の努力を、心から讃えた。

 義弘は、見るからに温厚で、顔つきにも人柄の良さがにじみ出ており、静恵は、明るく率直な、表裏のない性格であった。

 夫妻に一家の近況を聞くと、三人の子息も、医師や薬剤師をめざしているという。

 伸一は、仕事が多忙ななか、懸命に学会活動に取り組む義弘に、ねぎらいの言葉をかけた。

 「本当に、よく頑張ってこられた。仕事も重責を担っておられるだけに、学会活動との両立では、ご苦労されているでしょう」

 義弘は、笑みを浮かべて語った。

 「常に、“学会活動に出ている時に、急患があったらどうするか。入院患者の容体変化があったらどうするか”など、さまざま対応を考えています。確かに、気の休まる時間はないかもしれません。

 しかし、学会活動は仏道修行ですから、悩んで当然です。“気楽な仏道修行など、あろうはずがない。一歩も引くまい。断じて投げ出すまい。仕事の責任も重く、多忙ななかで戦ってこそ、壮年のリーダーだ!”と、いつも、自分に言い聞かせています」

 伸一は、大きく頷いた。

 「立派です。壮年が純粋な信心で、本気になって立ち上がり、行動を起こさなければ、広宣流布の拡大は、なかなか進みません。

 香川から、いや四国から、“壮年学会”の時代を創っていってください。私も壮年部です。共に戦おうではありませんか!」


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春の宵/今日の俳句 第1245号

2013年04月06日 04時39分51秒 | 今日の俳句
    ◇春の宵/今日の俳句◇

    ◇※第1245号※◇


 2013年(平成25年)4月6日(土)


      ■


   ※今日の記念日※


※ 4月6日。

■ しろの日。
 兵庫県姫路市が1991年に、日本三大名城の一つ姫路城を中心とした市の復興の為に制定。
 四(し)六(ろ)で「しろ」の語呂合せ。
 姫路城は、1333(元弘3)年に赤松則村によって築かれた。西国統治の重要拠点として羽柴秀吉・池田輝政・本多忠政が城を拡張し、現在の形になったのは1619年であった。五層六階の大天守と三つの小天守とがあり、その形から白鷺城とも呼ばれる。
 1912年に国宝に、1993年に世界文化遺産に指定された。

■ 新聞をヨム日。
 日本新聞協会販売委員会が2003年に制定。
 四(よ)六(む)で「読む」の語呂合せ。
 4月は転勤や入学等で住いを移す人が多いことから、「これを機会に新聞を読み始めませんか」というキャンペーンが行われる。

■ 北極の日。
 1909年4月6日、アメリカ海軍の軍人ロバート・ピアリーが、世界で初めて北極点に到達した。

■ コンビーフの日。
 1875年4月6日、コンビーフの台形の缶が特許登録された。
 肉が詰めやすいように工夫されて、独特の台形の形になった。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


      ■


   ■※今日の俳句※■


 春宵の食卓かこむ一人欠けし
      内藤吐天


 春宵や自治会の議事もめて居り
      酒井信四郎


  春の宵歯痛の歯ぐき押してみる
      徳川夢声


【季語・解説】
 春の宵(三春)・春宵・宵の春・千金の夜。
※ 春の宵は、春の日の暮れてまだ更けわたらないころをいう。
また「春宵一刻値千金」の語は、夜に入って間もないころの初更をいう。
春の宵は明るく艶めいた感じで、そこはかとなく感傷を誘い、ロマンチックな雰囲気がある。
主として天明期の漢詩趣味につながる俳諧の情趣を宿する季題。
蕪村が好んだ歓楽的な詩境は、漢詩趣味につながる浪漫的世界へのあこがれからであろう。

【「現代俳句歳時記(春)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】

■※徳川夢声(とくがわむせい )※■
 (1894-1971) 大正-昭和時代の活動弁士,俳優,漫談家。
明治27年4月13日生まれ。無声映画の弁士をへて昭和8年古川緑波(ろっぱ)らと劇団「笑の王国」を結成。
14年からラジオで吉川英治の「宮本武蔵」を朗読,話芸の達人といわれた。
戦後はNHKのラジオ「話の泉」,テレビ「こんにゃく問答」などに出演。
随筆,俳句にもすぐれた。昭和46年8月1日死去。77歳。島根県出身。
東京府立第一中学(東京都立日比谷高等学校)卒。本名は福原駿雄。
【格言など】おい,いい夫婦だったなあ(死の直前に枕もとの妻へ)

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)4月6日(土)より転載】


      ■


    ※わが友に贈る※


      ■


 悪天候に厳重注意!

 百千万億倍の用心で

 絶対無事故の行動を!

 配達員の皆様はじめ

 全同志の安全を祈る。


    ◇※4月6日※◇


      ■


   ◇※寸 鉄※◇ 


      ■


「日蓮と同意ならば地涌の菩薩」。この確信が創価の魂!広宣流布へ心新た



徳島青年部が「部の日」月間。愛する郷土に正義の光を!頼もしき後継よ



人間精神は他者との交流で成長ー哲人(デューイ)。出会いの季節。勇んで友情を結べ



未入会の家族を大切に。身近な理解者ありて学会は発展。誠実には誠実で



中学生15%が脱法薬物を入手可能と。若者を蝕む魔物だ。大人が意識高く


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
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4月5日(金)のつぶやき

2013年04月06日 02時09分05秒 | 広島カープ

     小説「新・人間革命」【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)4月5日(金)より転載】m.seikyoonline.jp