和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勇将25・小説「新 ・人間革命」

2013年03月13日 12時08分27秒 | 今日の俳句
     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)3月13日(水)より転載】



o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪


勇将25(3/13)

 国立療養所大島青松園に赴任した長野栄太は、ハンセン病の治療にあたるだけでなく、“患者のために、生涯を捧げたい”と考えていた。彼には、学生時代、医師を志すうえで、深く心に刻んだ御書の一節があった。

 「一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし」(御書七五八ページ)
 長野は、“自分も仏法者として、患者の苦悩を、共に分かち合っていける医師になろう”と、懸命に信心に励んできた。

 それは、単に“病を治療する医師”から、“人間の幸せを願う医師”へと、彼を脱皮させていった。医師の眼が、人間の幸福から離れるならば、医学は冷酷な凶器となる。

 長野が大島青松園に来る前から、ハンセン病は、治癒可能な病になっていた。
 療養所に在籍する人の多くは、病状が治まった“元患者”である。しかし、後遺症等によって、視力が低下したり、手足が不自由になったりするなど、身体に障がいが起こっており、社会での自立が困難になっている人が少なくなかった。

 なぜ、そうなってしまったのか――。

 療養所の入所者の平均年齢は、既に六十歳近い。その入所者の大半は、“ハンセン病は感染力が強く、しかも遺伝する”とされていた時代に発症しており、治療よりも隔離に重点が置かれてきた。それによって、治療剤の恩恵を受けた時期も遅く、後遺症や合併症に対する適切な治療も行われなかったのである。

 また、社会には、隔離政策などによって、ハンセン病への強い恐怖感が植え付けられてきた。それが、社会に復帰していった元患者の人たちに対する、偏見と理不尽な差別を生み出していたのである。

 そうした現実が、社会復帰できるようになった人びとを阻む、分厚い壁となって立ちはだかっていたのだ。

 “自分たちは、療養所のなかで、一生を終えていくしかないのか……”

 社会に出ようと、希望をいだいてきた人の多くが、深い絶望感に襲われたにちがいない。


     ■

┌─── PR ───┐
携帯・PCから!!
  朝、元気が出る!!
古今東西の名句・秀句を!
 【和井弘希の文芸政談】まぐまぐ!
 http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html
└────────┘

 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/
,

桜/今日の俳句 第1221号

2013年03月13日 06時41分27秒 | 今日の俳句
    ◇桜/今日の俳句◇

    ◇※第1221号※◇


 2013年(平成25年)3月13日(水)


      ■


   ※今日の記念日※


 3月13日
■ 新選組の日。
 東京都日野市観光協会が制定。
 1863(文久3)年3月13日、京都・壬生に詰めていた新選組の前身「壬生浪士組」に、会津藩主で京都守護職の松平容保から会津藩預りとする連絡が入り、新選組が正式に発足した。
 元々壬生浪士隊は、清河八郎の提案で、事件が頻発している京都の警護に当る為に幕府が江戸で募集をしたものである。1863年2月に江戸を出発したが、京都に着いた途端、清河が壬生浪士組の目的は尊皇攘夷だと言い出したため、浪士組は空中分解してしまった。まもなく幕府の帰還命令を受けて清川ら209名は江戸に戻ったが、近藤勇・芹沢鴨・土方歳三ら24名はそのまま京都に残留した。松平容保の配下に入り、8月に「新選組」と改称した。その後、約4年間にわたり、京都で尊皇攘夷派・倒幕派の弾圧を行った。

■ サンドイッチデー
 1が3で挟まれている(サンド1=サンドイッチ)ことから。
 この日とは別に、サンドウィッチの生みの親とされるイギリスのサンドウィッチ伯爵の誕生日・11月3日が「サンドウィッチの日」となっている。

■ 青函トンネル開業記念日。
 1988(昭和63)年3月13日、青函トンネルを通るJR津軽海峡線が開業した。
 同時に青函連絡船が80年の歴史の幕を閉じた。
 青函トンネルは、全長53.85km、全長の43%が海底である。長らく世界最長のトンネルであったが、2010年10月にアルプス山脈を通る57kmのゴッタルドベーストンネルが貫通した。

■ 漁業法記念日
 1949(昭和24)年3月13日、現行の「漁業法」が施行された。
 これとは別に、1901年に旧「漁業法」が制定された4月13日が「水産デー」となっている。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


      ■


   ■※今日の俳句※■


 ごはんつぶよく噛んでゐて桜咲く
      桂信子


 刺繍糸縺(もつ)れてよりのさくら冷
      山口貴志子


 桜前線微熱五体を通過して
      倉本岬


【季語・解説】
※ 桜・さくら・糸桜・大山桜・大島桜・富士桜・豆桜・霞桜・嶺桜・深山桜・丁子桜・牡丹桜・里桜・染井吉野・朝桜・夕桜・夜桜・若桜・老桜・桜狩・姥桜・桜月夜・夢見草。
 バラ科サクラ属の落葉高木で美しく鑑賞されるものを一般に桜と呼ぶ。
 その種類は自生種・栽培種を含めて数百種にも達する。
 花は五弁、八重もある。薄紅色や白い花が春の野山を染める。
 桜は稲作と関わり日本の風土を代表する花となった。いわゆる国の花である。しかし原産地はヒマラヤ山中(ネパール)と推定されている。
 山桜の吉野山を代表に各地に桜の名所は多い。
 現代の桜の代表種である染井吉野は江戸末期にエドヒガン系のコマツオトメとオオシマザクラの交配で生まれた園芸品種。
 その命名は明治三十三年。したがって明治以前の俳諧発句には詠まれていない。
 葉が出ないうちに花が咲くいわゆる姥桜である。→さくらんぼ。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)3月13日(水)より転載】


      ■


    ※わが友に贈る※


      ■


 体調管理を万全に!

 激しい寒暖差に注意。

 うがい、手洗いを励行し

 服装等にも心配りを。

 健康第一で進め!


    ◇※3月13日※◇


      ■


   ◇※寸 鉄※◇ 


      ■


会長(SGI)は人々を結ぶ為に生涯を捧げたー総長(フィリピン)。さあ友情拡大へ!後継よ続け



「万行万善の功徳を集めて五字と為(な)せり」。祈りに不可能はない!大確信で



就職活動がピーク。挑戦の友よ負けるな!執念と誠実で栄光の春をつかめ



復興進まぬ理由「政治家の意識の低さ」が半数と。民の声だ。公明が迅速に



大石寺檀家総代が神社の氏子総代兼務の宗門。宗開両祖違背の富士の濁流


      ■

┌─── PR ───┐
携帯・PCから!!
  朝、元気が出る!!
古今東西の名句・秀句を!
 【和井弘希の文芸政談】まぐまぐ!
 http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html
└────────┘

 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/


3月12日(火)のつぶやき

2013年03月13日 01時45分51秒 | 広島カープ

    ◇枝垂桜/今日の俳句◇    ◇※第1220号※◇ 2013年(平成25年)3月12日(火)blog.goo.ne.jp/kouki6220wai/ photozou.jp/photo/show/123…


     小説「新・人間革命」【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)3月12日(火)より転載】m.seikyoonline.jp