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八神純子「LOVE IS GOLD」(1989)
今、最近ネットオークションで手に入れた「LOVE IS GOLD」を聴きながら書いているのだが、全体的に、音の雰囲気がなんとも“西海岸”である。パーカッションやサックを効果的に使っているからであろうか、R&B風にも聞こえたりする。
ヴォーカルはやや抑え目であるが、歌に艶があるように思えるのは、当時彼女が30代になっていたのと、関係はあるのかもしれない。
聴いていると、心が穏やかになる感じがする。歌詞の中身は案外シリアスだったりするのであるが、歌い方に優しさを感じるというか、包みこまれる感じがする。
まあ、純子さんの歌にはそういう感じを抱くことは多いのだが、このアルバムを聴いていると、とてもリラックスした気分になるのである。
80年代の終わりというと、私にとってはそれまでしばらく狂っていたおニャン子クラブも解散し、その間に好きになったニューウェイブ系ポピュラー音楽にはまっていった時期であった。したがって、純子さんの曲を聴くことはなかったのだが、あのころ純子さんの音楽に再会していれば・・・。と後悔しても始まらないのだが、今、当時の曲をこうして聴けるだけでも十分幸せである。
ちょうど今、「ANOTHER PAGE」が流れているのだが、
♪外国で暮らすことも 今は少し慣れた
♪新しいメロディーを口ずさみながら 開く次のページ
なるほど、この心境から生まれたアルバムだから、こんなにも優しく聴こえるのかな。
今夜も、純子さんに感謝!そして「LOVE IS GOLD」に乾杯!