kosukeのきまぐれWORLD

アイドルやら音楽やらスポーツやらを好き勝手に語ります。

音楽雑記帳 大塚博堂「旅でもしようか」

2007-03-12 20:01:03 | 音楽雑記帳


大塚博堂「旅でもしようか」(1977)

誰しも、なぜか心に刻まれて、いつまでも忘れられない曲やメロディというものがあるだろう。しかも、それが特に好きなアーチストの曲というわけでなく、なんとなく耳にしたのがきっかけで、場合によっては歌っているアーチストのことすら知らずにいたりする・・・そんな体験をしたことがある人は少なくないのではないか?
私にとって、この「旅でもしようか」は、そんな曲である。歌っている大塚博堂のことは、これを聴いた当時(1979年頃)には、この曲が流れたNHKのスポット広告(後に知ったのだが、NHK-FMのスポット広告だったらしい)の画面に記された名前しか知らなかった。その時は、誰が歌っているかということはどうでもよく、なんていい曲なんだ!という思いしか抱かなかった、中学生の私がそこにいた。
博堂のことは、それから数年後、ふと思い出してレコード店でレコードを探してみて、初めて実体として認識した。パーマ頭に口ひげにサングラスという、パッとしない風貌。ジャンルとしてはフォークシンガーのカテゴリーだった。
これも後に知ったことなのだが、NHKのスポット広告に使われたこの曲は、「季節の中に埋もれて」というシングルのB面であった。
そんな、周辺事情はどうでもいい。この「旅でもしようか」は、私の中では最高にすばらしい曲なのである。
曲は、フォークっぽくなく、軽快な弦楽とコーラスとともに始まり、続いて博堂の透きとおった声が流れてくる。音大で声楽を学んでいた(中退したようだが)博堂の清らかなヴォーカルで、
♪少しだけ心がすりきれて来たから ひとりでこの街飛び出す
♪ぼくだけの時間を 無駄づかいしながら 時計を忘れた 旅でもしようか
♪道づれなんかいらない 歌がひとつあればいいさ あしたは あしたは いずこの空の下
という、こんな旅をしてみたいと思わないではいられないフレーズが歌われるのである。
作曲は博堂本人だが、作詞の藤公之介という人を私は知らない。おそらく、フォーク系の作詞家なのであろう。彼の詩にも大きな拍手を贈りたい。
しかし、このシングルB面の曲が、彼のベスト盤(「FOREVER」(1981))に入っていることからして、博堂ファンにおけるこの曲の人気は高いのであろう。
博堂は、この曲を出してから4年後の1981年に37歳でこの世を去っている。私はそのことすら、かなり後で知ったのであるが、現実に彼が存在しなくても、彼の歌声だけはいつも私の中で流れていたし、今も流れている。
この曲は、私自身を過去への旅に誘い、かつ未来への旅を想像させてくれる。
そんな曲を世に出してくれた博堂に、Have a nice trip!

クリスよ、男を上げるチャンスだ!

2007-03-12 00:29:33 | WRC
ラリー・メキシコもついに最終日に突入。出だしから安定していたローブが安全圏内に。追うグロンホルムは、レグ1でのトラブルなんかもありながら、きっちり2位へ浮上、さすがです。
で、3位~5位が接戦!ヒルボネンがレグ3の最初のSSでソルドをかわし3位ですが、ソルドとの差は約6秒。ポディウムがかかるだけに、この二人の争いは激しくなりそう。二人に続くのがアトキンソンですが、ソルドとは18秒差。レグ3はSSが4つしかなく、この差は厳しいですが、3,4位の二人が激しく争っているんだから、後ろからさらにプッシュすることで、前の二人にプレッシャーは与えられるはず。結果はともかく、5位キープなどと言わず、どっちかひとり食ってやる、くらいの走りを見せてほしい。クリスよ、男を上げるチャンスだ!
しかし、冷静に考えてみると、上位二人は置いといて、ソルド、ヒルボネン、アトキンソンとこの3人(3台)がいい勝負をしているということは、少なくともインプ2007の戦闘能力は、ポディウムを狙えるものになったと見ていいのではないでしょうか。
正直、ニューマシンと言っても、あまり期待はしてなかったのですが、期待以上の出来のようで、うれしいですね。SWRTの皆さん、みくびってました、ごめんなさい。

ともかく、まずは、クリスの活躍に期待しましょう、今晩は。