kosukeのきまぐれWORLD

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アイドル雑記帳 堀江美都子「心のうた」

2007-03-25 00:47:07 | アイドル


堀江美都子「心のうた」(2004)

堀江美都子さんといえば、顔と名前を知っているか否かにかかわらず、30代以上で彼女の歌を聴いたことがないという人はまずいないであろうという歌手である。
なぜなら、彼女は数限りないくらいの子供向けアニメソングの歌手なのであるから。
キャンディキャンディ、ハクション大魔王、秘密のアッコちゃん、山ねずみロックーチャック、魔法のマコちゃん、花の子ルンルン・・・・主題歌のみならず挿入歌を含め、レコーディングしたのは800曲以上というから、すごい!の一言である。
そんな美都子さんのデビュー35周年を記念して出されたベスト盤がこの「心のうた」である。

私が美都子さんを意識したのは、NHKで放映されたアニメ「名犬ジョリィ」の主題歌を聴いたときからである。もちろん、それまでにも彼女の歌は聴いていたが、歌っている歌手を意識したことはなかったのである。
美都子さんの声は、なんと表現すればいいのだろうか。一般には「癒しの歌声」とか言われているが、いわゆる癒しという感覚とは違う感じがする。何か、心の深いところにまで響いて、聴く者に元気を与える歌声なのである。じっくり聴きだすとやめられなくなる、そんな感じがするのである。

私が美都子さんの曲を熱心に聴いていたのは1980年頃。当時彼女はアニメソングだけでなく、オリジナルのアルバムも発表しており、オリジナルデビューアルバム「EMOTION」(1980)や2ndの「EMAGE」(1981)など、ポップチューンやしっとりしたバラードなどを、元気を与える声で歌っていた。
オリジナルアルバムが大きくヒットしたことはなかったようだが、美都子ファンにとっては、アニメのイメージにとらわれず、美都子さんを一アーチストとして聴けるということがとても魅力だったことを憶えている。

そんな美都子さんのベスト盤のCDを入手したので、久しぶりに聴いてみたのだが、やっぱり引き込まれてしまった。馴染みのある曲が多いということもあるが、シンプルなアニメソングに、美都子さんの透き通って張りのある声がマッチしていて、聴いていると、楽しい気分になる。
彼女が歌うアニメソングは、間違いなく日本の宝であると感じた。