kosukeのきまぐれWORLD

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「母べい」観ました!

2008-01-27 21:17:57 | 志田未来

母(かあ)べい観てきました!

正直言って、感想を述べよと言われても・・・この映画について何かを語れるほど、私の人生経験は深さや重みを持っていないなあ、ということしかないですね。
とにかく、テーマが深く、重かったです。ただ、作品としては、そんな重さを振り払うくらいの美しさとさわやかさがあって、心が洗われた気がします。そんな映画でした。

私、この映画を観るまで知らなかったのですが、「母べい」を演じた吉永小百合さん、もう60過ぎてるんですね。終戦の年に生まれたとおっしゃてましたから・・・。
で、今回は下の娘は小学校低学年くらいの設定ですから、30代のお母さん役を演じたわけですが・・・違和感ありません!きれいな上に、苦労してる母、という感じが出てて、下の娘「照べえ」と親子だということも、自然でした。
しかも、吉永さんの演技はもはや「演技」という表現では表せないくらいの、魅力と迫力に満ちていました。昔から、密かに好きな女優さんではあったんですが、今日からは、迷わず、「サユリスト」を名乗ります!ほんと、きれいな方です!

で、この映画を楽しみにしていた本来の理由は、なんといっても、志田未来ちゃんが、昭和10年代の少女役をどう演じてくれるのかな?というのを観てみたかったことですね。しかし、さすが天才子役と言われた未来ちゃんです!父親が、思想犯というばかげた罪のために投獄された娘でありながらも、気丈に母を気遣い、かつ妹の前では姉としてしっかりした姿を見せ、そしてどうしようもない時には思いきり泣く・・・いろんな場面で、未来ちゃんの女優としての存在感を出してましたよ。ちなみに、パンフレット(なんと、この映画のパンフレットは、100ページを超える、立派なものです。出演者・関係者のインタビューやら、撮影日誌なんかもあって、山田洋次監督はじめ、製作者の意気込みを感じますね)の吉永さんはインタビューで、未来ちゃんは、「心から演じることのできる少女」と語っておられます。確かに、演技がうまいとかいいうんではなく、役の気持ちが伝わってくる演技、と言えるのではないかと思います。そういう意味でも、今回、吉永さんと共演できた未来ちゃんは、またひとつ、大きくなったのではないかと思いますね。

(すみません、ここからは単なるアイドルおたく発言ですが・・・)なお、この映画においては、未来ちゃんの海水浴シーンがあります。つまり、水着シーンということですね!まあ、当時の水着ですから、当然地味~なものですが・・・そりゃあ、一見の価値はあります!「女王の教室」で、入浴シーンはありましたが・・・って、映画のイメージが悪くなってしまいましたね、反省・・・。そうそう、未来ちゃんの歌のシーンもあります。「女王の教室」の最終回の「仰げば尊し」は、ボロボロで歌になってませんでしたが、今回はちゃんと歌ってます。これも見ものですよ。

まあ、そんなおバカな話は置いといて、浅野忠信や壇れいさんといった脇役も、すごく印象的でした。壇れいさん、きれいですねえ。彼女をじっくり観たのは今回が初めてなんですが、きれいでかわいいって感じです。それと、浅野忠信が、まじめな男を演じているのに、ところどころで笑いをとっていたシーンが、この映画のアクセントになってたと思います。全体として重い雰囲気の中で、天然系の笑えるシーンがあったことは、観ている側にとっては、ありがたいことでしたね。

まあ、そんなわけで、これを読んでもこの映画がどんな映画かなんて、まったくわからかったでしょうし、そもそも、映画の内容なんて書いてはいけませんからね。ただ、美しくも、考えさせられる映画であったことだけは、間違いありません。
吉永さんいわく、「山田監督が、この映画を大人になってからの吉永さんの代表作にしたいとおっしゃったので、その想いを励みにひたむきに演じました」と語っておられるくらい、気持ちのこもった作品です。

また観に行きたいですね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
〓〓〓 (すかいはいつ)
2009-06-26 23:12:27
母べえ、見てないので、すごい参考になります。
Unknown (志田未来)
2022-11-27 20:40:00
志田未来

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