kosukeのきまぐれWORLD

アイドルやら音楽やらスポーツやらを好き勝手に語ります。

最近のお気に入り 上原ひろみ「VIOCE」

2011-08-13 07:18:25 | ジャズ


かなり久々の更新になってしまいましたが、まあ、週末の気晴らし程度に、お気に入りのものなどについてぼちぼち書いていきましょうかね、という感じです。

私は、特にジャズ好きというわけでもないし、もちろん、詳しくもないです。せいぜい、時々ジャズ関連の新書なんかを読んだりする程度ですが、時々、思い立ってジャズのCDを買ってしまう時があります。そんな風にして上原ひろみさんのCDを初めて買ったのは、名古屋に赴任してきてすぐの頃だから、もう8年近く前になりますか。
それ以来、数枚のCDを聴いてきてますが、確か、何かのCDのキャッチフレーズで、”元気が出るピアノ”っていうのがあったような記憶があります。そうそう、まさにそのとおりなんですよね。もちろん、バラード風の曲もあるんですが、だいたいにおいて、彼女の曲は、疾走感があって、思わす体が動いてしまいそうになる・・・そんな曲が多いんですよね。
だいぶ前に、NHKのトーク番組「トップランナー」に出たのを観たんですが、その時生演奏も披露してくれて、それがまた、なんとも楽しそうに、全身揺らしながら弾いてたのを鮮明に憶えてますね。まあ、あんな風に弾いてるんだとすれば、聴く方もそんな感じになっちゃうのも納得です。

彼女、ナント、スタンリー・クラークのトリオに参加して、グラミー賞獲りましたね!32歳・・・ジャズの世界ではまだまだ若手になるのでしょうから、スゴイことです。まあ、賞を取る取らないということが、音楽の本質ではないのでしょうが、少なくとも、多くの人が賞賛しているという証にはなるのでしょう。

日本では、そのグラミー賞受賞のすぐ後にリリースされたのが「VOICE」です。解説など読むと、この作品で組んでいるベーシストのアンソニー・ジャクソンという人と、ドラムスのサイモン・フィリップスという人(こちらはロックバンド「TOTO」の元ベドラマーらしいです)は、スゴイメンバーらしく、そういうことも手伝ってか、すごく注目されてる作品です。

で、曲については、語る言葉を持ち合わせてませんので・・・ただ、”ピアノ・トリオ”というスタイルのジャズって、気持ちいいなあとつくづく感じさせてくれる作品です。あと、個人的には、時々出てくる、キーボードの電子音がお茶目で好きかも。

そんなひろみさん、映像とか観ると、背も低くて童顔なんで”女の子”って感じなんですが、そのルックスと演奏のすごさとのギャップの意外性も、魅力ですね。

ということで、12月に来日ライブやるようなので、とりあえず、抽選の申し込みをしてみたkosukeであります。

ジャズ聴かんばね・・・「クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ」

2008-01-28 23:14:32 | ジャズ

クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ

せっかく、ここんとこ5日連続更新してるところなんで、今日も1発書いてみますか・・・ということで、たまたま聴いてた、このCDについて。

私、別にジャズに詳しいとかいうことは全くありません。まあ、音楽は全般的に好きなんで、ジャズ関連の入門書みたいのはちょくちょく読んではいましたが、ここ最近はアイドル一辺倒でしたから・・・。

で、たまたま目についたこのCDを聴いてるんですが、これはイケます!ジャズって、私のイメージとしても、どちらかというと、落ち着いた音楽というイメージはあるんですよね。ルイ・アームストロングとか、アートブレイキー、はたまたビッグバンドの作品なんかも、イージーリスニング的な感じと言えなくもないです。

でも、ジャズって、ソウルミュージックのように、魂の音楽っていう面もあると思うんですよね。
このCD聴いてると、そんな感じを強く持ちますね。

歴史的トランペッター、クリフォード・ブラウンは、25歳でこの世を去った天才と言われるプレーヤーです。かれのトランペットは、下手なロックバンドのヴォーカルよりも、高らかに、軽やかに歌ってます!ホント、歌うように気持ちよく吹いてるんですよ。
それにからむのが、名ドラマーのマックス・ローチ。ドラムっていう楽器は、ふつうはリズムをとる役割ですから、全面に出てくることはめったにない楽器というイメージがありますよね。だって、日本のポップミュージックだって、ドラマ―が目立つバンドって、ほとんどないですよね。例外として、C-C-Bの、あのドラム叩きながらハイトーンヴォイスで歌ってた、メガネで小太りのドラマーがいましたが・・・。たとえば、アリスのドラマーって覚えてますか?まあ、普通はそんな感じでしょう。
ところが、ローチという人は、必ず、全面に出てきて、叩きたい放題叩くんです!で、他の人の出番のなると、一応下がって、リズムをとりつつも、やっぱり目立ってしまうんですね。石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」ではないですが、ドラムがこのクインテットを引っ張ってるって感じです。

余談ですが、車でジャズ聴くとして、たとえばビル・エヴァンスのピアノ曲なんかだと、微妙なところがエンジン音で消されてしまうんで、ドライブミュージックには向かないですよね(って、私の車がスバルインプレッサSTIなもんでうるさいだけで、レクサスみたいな最近の高級車なら、ビル・エヴァンスの静かな名曲「ワルツ・フォー・デヴィ」なんかも、細かいところまでちゃんと聴けるのかもしれませんが・・・。)
しかし、ブラウン+ローチなら、インプレッサでも、ドライブミュージックに使えるくらい、迫力あり、メリハリありです。

我ながら、案外いいCD持ってるなあ・・・と、ちょっといい気分で、ウィスキーなど飲んでる、冬の夜でありました。