kosukeのきまぐれWORLD

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ペター・ソルベルグ ラリー・トルコ大健闘!

2010-04-20 19:56:25 | WRC


なんか、ペターがすごいことになってます!

トップチームの駆け引きでごたごたになったヨルダンで3位に入ったペター。
大会ごとに着々とポイントを積み重ねながら迎えたラリー・トルコですが、プライベーターのペターがなんと優勝のローブに次ぐ2位でフィニッシュ!

結果的には、最終日の終盤に一気にローブに突き放されての2位なんですが、少なくともDAY2まではローブと10秒台差でついていっての2位につけていて、かつ、ステージベストも出しており、ローブと互角に戦っていた2003年~2004年の頃の”強いペター”を魅せてくれていましたよ!

言うまでもなくペターはシトロエンからC4を買って出場しているプライベーター。そりゃ、コンストラクターチームの絶対的な支援を受けている選手に比べれば、環境的には2枚も3枚も下のはず。でも、そんな環境でもドライバーの力で上位にいけるのがWRC。

そんな中、混戦状況の中、苦しむワークスドライバー(除くローブ)を尻目に、トップ争いを演じて、結果的に2位となったペター。これでドライバーズポイントでもヒルボネンを抜いて2位に浮上!いやはや、これはとんでもない番狂わせです!

潤沢な資金と優秀なスタッフを持つワークスチームと、個人に対するスポンサー頼みのプライベーター。この差は天と地と言ってもいいかもしれません。実際、ここ数年ワークスドライバー以外がポディウムに乗ったシーンはほとんど見た記憶がありません。
それが、今シーズンのペターは、王者ローブには大きく離されてはいるものの、トルコを終えてドライバーズポイント堂々の2位です!
2003年のドライバーズチャンピオンのペターには失礼ですが、スバル時代の晩年は、まったく見せ場がなかったドライバーズポイント争いに、後がないプライベーターとして臨んだ今季、これほどの活躍を魅せてくれるとは・・・まったく予想外でした。

今後どう展開するかわかりませんが、打倒ローブの1番手のはずだったヒルボネンが、ペターの後塵を拝しているくらいですから、今季はローブの順当勝ちという雰囲気が濃厚になってます。
でも、ペターという、WRCには欠かせないキャラクターが、孤軍奮闘している今季、何やら例年と違う楽しみ方ができそうな予感がします。

そして、秋にはラリー・ジャパンも開催れます。日本で絶大な人気を誇るペターが、”元地元”となる日本でどんな走りを魅せてくれるのか。そんな先のことにまで思いを寄せながら、意外性のある今季のWRCに対する興味が増大してきている今日この頃です。

※写真はスバルユーザー向けの情報誌「cartopia」のペター特集号の表紙です。この笑顔、これから何度見れるかな?