kosukeのきまぐれWORLD

アイドルやら音楽やらスポーツやらを好き勝手に語ります。

J.S.バッハ+グレン・グールド「ゴールドベルク変奏曲」

2008-01-30 22:09:47 | 音楽雑記帳

J.S.バッハ+グレン・グールド「ゴールドベルク変奏曲」(1981)

先日、今私にとって旬なアイドル、市川由衣ちゃんの写真集発売記念握手会の整理券をゲットして、今、気分が高まってるところなんですが、あまり熱くなりすぎてもいかんと思って、○十枚あるクラシックのCDから、何気なく選んだ1枚が、このグールドの「ゴールドベルク変奏曲」でした。私の場合、クラシックを聴くのは、読書しながらとか、掃除しながらとか、そういうシチュエーションが多いんですが、何故か、この曲を聴き始めると、聴き入ってしまいます。

誤解のないように申し上げると、私はクラシックに明るいとか、詳しいとか、そういう素養はまったくありませんし、クラシックのCDの解説によく書いてある、専門用語みたいなものも、大半はわかりません。

でも、聴くこと自体は好きかもしれません。ジャンルとか、作曲家、演奏家とかにもほとんどこだわりはなくて、だいたいが「名盤」とか言われると、買ってしまう方です。

この、グールドのゴールドベルク変奏曲もそんな1枚です。どうやら、グールドという人は、この曲を2回録音したそうで、これは2回目・・・かつ、彼の晩年の録音とのことです。実際、彼はこの録音の翌年、1982年に亡くなってますから、作家なら“遺作”ってことになるのかもしれません。
また、彼は本格デビューして10年で、コンサートでの演奏をきっぱりやめたという、いわくつきのピアニストだそうです。それから約18年、ひたすら録音にこだわったとのこと。まあ、その集大成がこの2回目のゴールドベルク変奏曲なのかもしれません。

もともと、この曲はJ.S.バッハ(ご存じのとおり、当時の音楽界には“バッハ”姓の音楽家がたくさんいるらしいんで、正確性を保つ意味でJ.S.バッハと表記します)が、ある偉い方の不眠症を癒すために作った曲とのことですが、次から次へと、いろんな技法を駆使して弾かれるこの曲が不眠に効いたとは思えませんが。

とにかく、この曲はピアノだけで、延々と32曲の小品を弾き続けるというスタイルなんですが、ピアノという楽器の可能性に挑んでいるというような、そんな感じがする曲だかれでしょうか、どうしてもついつい聴き入ってしまうんですね。

特に、出だしと最後の“アリア”は、美しい旋律です。その間にはさまった30曲は、明暗、強弱、いろんなヴァリエーションが聴ける、まさに“変奏曲”です。

ちなみに、この曲をほかの演奏家の作品と聴き比べたことがないんで、感想どうこうもないんですが、ひとつだけ、コメントするとすれば、グールド時折唸りながら、この曲を演奏しています。ピアニストの魂みたいなものが聴こえてくる、そんな曲なんですね。

最後に、おまけですが、グールドという人は、どの作品のジャケット写真も、同じようなスタイルで写ってます。
ちなみに、全身が写ってる場合は、このスタイルです。

これも、かれのカリスマ性の一端を担ってる気がしてなりませんね。

ジャズ聴かんばね・・・「クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ」

2008-01-28 23:14:32 | ジャズ

クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ

せっかく、ここんとこ5日連続更新してるところなんで、今日も1発書いてみますか・・・ということで、たまたま聴いてた、このCDについて。

私、別にジャズに詳しいとかいうことは全くありません。まあ、音楽は全般的に好きなんで、ジャズ関連の入門書みたいのはちょくちょく読んではいましたが、ここ最近はアイドル一辺倒でしたから・・・。

で、たまたま目についたこのCDを聴いてるんですが、これはイケます!ジャズって、私のイメージとしても、どちらかというと、落ち着いた音楽というイメージはあるんですよね。ルイ・アームストロングとか、アートブレイキー、はたまたビッグバンドの作品なんかも、イージーリスニング的な感じと言えなくもないです。

でも、ジャズって、ソウルミュージックのように、魂の音楽っていう面もあると思うんですよね。
このCD聴いてると、そんな感じを強く持ちますね。

歴史的トランペッター、クリフォード・ブラウンは、25歳でこの世を去った天才と言われるプレーヤーです。かれのトランペットは、下手なロックバンドのヴォーカルよりも、高らかに、軽やかに歌ってます!ホント、歌うように気持ちよく吹いてるんですよ。
それにからむのが、名ドラマーのマックス・ローチ。ドラムっていう楽器は、ふつうはリズムをとる役割ですから、全面に出てくることはめったにない楽器というイメージがありますよね。だって、日本のポップミュージックだって、ドラマ―が目立つバンドって、ほとんどないですよね。例外として、C-C-Bの、あのドラム叩きながらハイトーンヴォイスで歌ってた、メガネで小太りのドラマーがいましたが・・・。たとえば、アリスのドラマーって覚えてますか?まあ、普通はそんな感じでしょう。
ところが、ローチという人は、必ず、全面に出てきて、叩きたい放題叩くんです!で、他の人の出番のなると、一応下がって、リズムをとりつつも、やっぱり目立ってしまうんですね。石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」ではないですが、ドラムがこのクインテットを引っ張ってるって感じです。

余談ですが、車でジャズ聴くとして、たとえばビル・エヴァンスのピアノ曲なんかだと、微妙なところがエンジン音で消されてしまうんで、ドライブミュージックには向かないですよね(って、私の車がスバルインプレッサSTIなもんでうるさいだけで、レクサスみたいな最近の高級車なら、ビル・エヴァンスの静かな名曲「ワルツ・フォー・デヴィ」なんかも、細かいところまでちゃんと聴けるのかもしれませんが・・・。)
しかし、ブラウン+ローチなら、インプレッサでも、ドライブミュージックに使えるくらい、迫力あり、メリハリありです。

我ながら、案外いいCD持ってるなあ・・・と、ちょっといい気分で、ウィスキーなど飲んでる、冬の夜でありました。

「母べい」観ました!

2008-01-27 21:17:57 | 志田未来

母(かあ)べい観てきました!

正直言って、感想を述べよと言われても・・・この映画について何かを語れるほど、私の人生経験は深さや重みを持っていないなあ、ということしかないですね。
とにかく、テーマが深く、重かったです。ただ、作品としては、そんな重さを振り払うくらいの美しさとさわやかさがあって、心が洗われた気がします。そんな映画でした。

私、この映画を観るまで知らなかったのですが、「母べい」を演じた吉永小百合さん、もう60過ぎてるんですね。終戦の年に生まれたとおっしゃてましたから・・・。
で、今回は下の娘は小学校低学年くらいの設定ですから、30代のお母さん役を演じたわけですが・・・違和感ありません!きれいな上に、苦労してる母、という感じが出てて、下の娘「照べえ」と親子だということも、自然でした。
しかも、吉永さんの演技はもはや「演技」という表現では表せないくらいの、魅力と迫力に満ちていました。昔から、密かに好きな女優さんではあったんですが、今日からは、迷わず、「サユリスト」を名乗ります!ほんと、きれいな方です!

で、この映画を楽しみにしていた本来の理由は、なんといっても、志田未来ちゃんが、昭和10年代の少女役をどう演じてくれるのかな?というのを観てみたかったことですね。しかし、さすが天才子役と言われた未来ちゃんです!父親が、思想犯というばかげた罪のために投獄された娘でありながらも、気丈に母を気遣い、かつ妹の前では姉としてしっかりした姿を見せ、そしてどうしようもない時には思いきり泣く・・・いろんな場面で、未来ちゃんの女優としての存在感を出してましたよ。ちなみに、パンフレット(なんと、この映画のパンフレットは、100ページを超える、立派なものです。出演者・関係者のインタビューやら、撮影日誌なんかもあって、山田洋次監督はじめ、製作者の意気込みを感じますね)の吉永さんはインタビューで、未来ちゃんは、「心から演じることのできる少女」と語っておられます。確かに、演技がうまいとかいいうんではなく、役の気持ちが伝わってくる演技、と言えるのではないかと思います。そういう意味でも、今回、吉永さんと共演できた未来ちゃんは、またひとつ、大きくなったのではないかと思いますね。

(すみません、ここからは単なるアイドルおたく発言ですが・・・)なお、この映画においては、未来ちゃんの海水浴シーンがあります。つまり、水着シーンということですね!まあ、当時の水着ですから、当然地味~なものですが・・・そりゃあ、一見の価値はあります!「女王の教室」で、入浴シーンはありましたが・・・って、映画のイメージが悪くなってしまいましたね、反省・・・。そうそう、未来ちゃんの歌のシーンもあります。「女王の教室」の最終回の「仰げば尊し」は、ボロボロで歌になってませんでしたが、今回はちゃんと歌ってます。これも見ものですよ。

まあ、そんなおバカな話は置いといて、浅野忠信や壇れいさんといった脇役も、すごく印象的でした。壇れいさん、きれいですねえ。彼女をじっくり観たのは今回が初めてなんですが、きれいでかわいいって感じです。それと、浅野忠信が、まじめな男を演じているのに、ところどころで笑いをとっていたシーンが、この映画のアクセントになってたと思います。全体として重い雰囲気の中で、天然系の笑えるシーンがあったことは、観ている側にとっては、ありがたいことでしたね。

まあ、そんなわけで、これを読んでもこの映画がどんな映画かなんて、まったくわからかったでしょうし、そもそも、映画の内容なんて書いてはいけませんからね。ただ、美しくも、考えさせられる映画であったことだけは、間違いありません。
吉永さんいわく、「山田監督が、この映画を大人になってからの吉永さんの代表作にしたいとおっしゃったので、その想いを励みにひたむきに演じました」と語っておられるくらい、気持ちのこもった作品です。

また観に行きたいですね。

斉藤由貴ちゃんの歌が好き・・・「AXIA」

2008-01-26 15:32:10 | 斉藤由貴


斉藤由貴「AXIA」(1985)

由貴ちゃんのデビューアルバムです。
1.卒業(言わずと知れたデビュー曲!)
2.石鹸色の夏(2枚目のシングル「白い炎」のB面) 
3.青春(「卒業」のB面)
4.フィナーレの風 
5.AXAI~かなしいことり~ 
6.白い炎(2枚目のシングルにして、元祖スケバン刑事のエンディングテーマ)
7.上級生 
8.手のひらの気球船 
9.感傷ロマンス 
10.雨のロードショー 

というランナップです。
しかし、デビュー間もないにもかかわらず、歌唱力がある上に、声に深さがあって雰囲気も抜群ですね。これは天性のものなんでしょう。

このアルバム、いきなり、あの、アイドルポップス史上最高級にインパクトのあるイントロで始まるんですね。まあ、「卒業」についてはここでは書かずにおきましょう。あまりにも有名すぎますしね。

作家陣を見てみると、作曲に天野滋さんが2曲(「フィナーレの風」「感傷ロマンス」)クレジットされてます。天野さんは故人ですが、昔、私がまだ中学生でしたから1970年代に活躍していたフォークグループ「NSP」のリーダーだったんですね。確かに、渋めの曲です。特に「フィナーレの風」はいいです!
1曲だけ「雨のロードショー」が、来生姉弟の作品です。
あと、「AXIA」は詩人で写真家でもある銀色夏生さん作詞作曲です。これは単調で明る目なメロディに、ちょっと切ない歌詞が歌われていて、そのギャップがいいですね。
そして、2枚目のシングル「白い炎」の作曲は、あの、「安全地帯」の玉置浩二。これはスケバン刑事のエンディングということで、詞、曲ともにスケバン刑事をイメージして作ったかなあ?という感じがします。音づくりもアイドルポップスにしてはややハードですし。(このあたりはプロデューサーの武部聡志さんのさじかげん、というところなのでしょう。)

全体としては落ち着いた曲が多く(まあ、由貴ちゃんのイメージだとそうなるんでしょうけど)、アイドルのデビューアルバムにしては、インパクトはないんですが、それは由貴ちゃんらしくもあるし、なんといっても名曲「卒業」を含んでるわけですから、この1曲だけでも十分インパクトあり、とも言えますね。
今日は、そんな由貴ちゃんのデビューアルバム「AXIA」を聴いてみました。



アイドル雑記帳 石野真子「恋のハッピー・デート」

2008-01-25 22:30:21 | アイドル


ちょっときわどい写真でごめんなさい。
巨匠篠山紀信さんの「激写文庫」シリーズの「感謝状 8人のアイドル様」からお借りしました。(昭和61年の発行ですから、我ながら、よくまあ持ってますなあ。)

石野真子さん、私が初めてその存在を知ったのは、デビュー曲「狼なんか怖くない」を聴いた時ですね。なんと言っても、声がかわいかった記憶があります。当時私は中学に上がったばかりの頃。ちょっとお姉さんに当たる真子さんに、まさにおませな想いを寄せていたんでしょうね。

で、今回この曲を選曲したのには、ちょっとしたきっかけがありました。ちょっと長いですが、ありのままに書きます。

私の縁のある後輩で、mixi上で「L.E」(訳すと「外人部隊」らしいですので、以後、そう呼ぶことにします。)と名乗っている者がおりまして、その彼があるとき、突然「NHKの朝の「おはよう日本」の中の「まちかど情報室」のBGMに流れている曲が、誰かアイドルの曲だと思うんだけど、曲名、歌手ともに思い出せずに、すっきりしない」と言って、アイドル情報に明るい私に質問してきました。
(ちなみに、その外人部隊クンは、基本的にアイドルポップスなど聴かないタイプの男なんですが、そんな彼が、あえてそんなことにこだわるところに、何か他人事ならぬ感じがしたので、私も気になっていたのです。)
「まちかど情報室」と言えば、NHKの朝の後半のアイドル、首藤奈知子ちゃん(前半のアイドルはご存じこ小郷知子ちゃんですね)がアシスタントをやってる情報コーナーで、BGMとともに、奈知子ちゃんがアナウンスコーナーから5メートルほど離れた特設コーナーへ歩いて行くシーンを、全身ショットで写すという、NHKらしからざる演出をしてくれるコーナーとして、マニアの間では人気のコーナーであります。
まあ、それは置いといて、そのBGM、私もほぼ毎日聴いているのですが、曲名はわかりませんでした。なので、外人部隊クンの疑問に答えることができず、内心さびしく思っていたのです。
そしたら、その外人部隊クン、昔TV局でバイトしていたことがあったらしく、フジTVに知り合いがいたんで、尋ねてみたところ、そのBGMに使われている曲は、真子さんの「恋のハッピー・デート」と言うではありませんか。それを聞いた私は「えっ?おれ、真子さんのベスト盤CD持ってるし、たま~に聴いてるぜ!・・・」と思ったんですが、よくよく思い出してみると。実は私は真子さんの曲の中では、馴染みの曲とそうでない曲が2分されていて、「恋のハッピー・デート」はほとんど聴いていない方の曲だったと、思い知ったのです。

ということで、今日、あらためて真子さんのベスト盤を出してきて、今聴いてるところです。そして、そろそろ問題の「恋のハッピー・デート」がかかるところです・・・。

イントロが流れてきて・・・おーーーーーっ、これこそ、「まちかど情報室」のイントロだー!なんと、真子さんの曲のイントロだったとは!!ベスト盤まで持ってる者としては、このことを、今頃、他人から言われて知るなんて、悔しいというか、情けないというか・・・。
ともかく、こうして「まちかど情報室」-首藤奈知子ちゃん-「恋のハッピー・デート」-石野真子さんがつながったんですね。

で、この「恋のハッピー・デート」、気持ちいいテンポで弾む感じの、かわいい曲です。真子さんにぴったりの曲ですね。詞も、一語一語きざんでるので、タタタ・タタタ・タタタ・タタタ・・・・・と歯切れがいいです。
で、調べてみたら、この曲はカバー曲で、原曲はイギリスのあの姉妹アイドルグループ、ノーランズの日本での2曲目だったんですね。(ちなみに、日本デビュー曲は、いうまでもない、「ダンシング・シスター」ですね。)

しかし、今回は外人部隊クンと石野真子さんという、まったく想像できない組み合わせのおかげで、あらためて真子さんの名曲をじっくり聴く機会が得られたわけで、それはそれで、貴重なことです。熱烈なファンだったことはありませんが、真子さんの歌の多くは今でも口ずさめる私ですから、これで、好きな曲の一つに「恋のハッピー・デート」が加わったことになるんですね。そして、流れ的には、これをきっかけに、首藤奈知子ちゃんも好きになる・・・というのが私のよくあるパターンではありますが・・・。

それはともかく、今回は外人部隊クンに感謝です!

吉永小百合&志田未来「母べい」公開間近!

2008-01-24 22:11:22 | 志田未来

吉永小百合&志田未来「母べい」公開間近!

私は、ブログの上では全くもってわが道を行っているのですが、多少なりとも、社会に対する考えみたいなものもあります。もう、久しく言われ続けていることかもしれませんが、こと、家族の崩壊と言わざるを得ないような事件が、日常茶飯事になってしまった今の時代、なんとかならないものか、という思いは強いです。
まあ、私自身がいい歳して独りで気ままにやっているので、偉そうなことは言えません。ただ、家族愛っていうのは、誰がなんと言おうと、素晴らしいものでしょう。それを語るのに、資格はいらんでしょ。

ということで、できればこの映画を一人でも多くの人に見てもらいたい、そんな気持ちを込めて、「母べい」について書きます。

公開は今週末ですから、私もチラシを読んで、おおまかなあらすじを知っているにすぎません。ですが、芸能界の中でも、ことさら熱心に戦争や平和や原爆といったことに積極的に関わっている女優、吉永小百合さんが戦前~戦中の母を演じるのですから、彼女の気持ちが伝わってくる作品であることは間違いないと言っていいと思います。小百合さん、美しいことは言うまでもないのですが、命の尊さということについて、ご自分の考えをしっかり持っておられる方ですし、そういうものを、作品を通して人々に伝えようという姿勢をもった稀有な女優さんだと思うんです。私がこの前に観た小百合さんの作品は「北の零年」でしたが、あの映画も、家族愛・夫婦愛といったテーマを描いた作品でした。ちなみに、そのときの娘役は石原さとみちゃんでした。(やっぱり、そこに行くのが私という男です。)

で、今回、小百合さんの娘役を演じるのが、なんと、私が応援する若手(いや、まだ子供かな?)女優の、志田未来ちゃん。小学生のとき、あの問題作「女王の教室」で、一躍注目の子役となった未来ちゃんも、今年はもう15歳になります。ここのところ、「14歳の母」など、ドラマでも存在感のある演技を魅せてくれてますし、昨年の映画「椿山課長の7日間」でも、心理描写の難しい役どころを見事に演じてました。上昇する人気に溺れることなく、女優の道を着実に歩んでいる未来ちゃんを観てると、頼もしさすら感じますね。まあ、プライベートは案外お茶目で、感激屋さんで天然系な女の子のようですが・・・。
本作では、全く経験のない時代(当たり前ですが)の子供役ですから、難しいでしょうが、彼女の才能をもってすれば、必ずや、観る人を惹きつける演技を魅せてくれることでしょう。
で、未来ちゃんの今年のカレンダーから1カット!


ということで、今年の初めの期待の作品「母べい」、見逃せません!
全国のサユリスト(って古いですか?)の皆さん、未来ちゃんファンの若い子たち、そして、家族愛について考えてみたいと思っているすべての方へ、この映画をおススメします。
私は、公開初日に行くつもりなんで、間違いなく、この場に感想を書くことになると思いますが、まずは、公開前の宣伝ということで・・・って、「お前はこの映画の何なんだ!」なんて言わないでくださいね。


NFL・・・極寒のランボーフィールドにファーヴの夢破れる!の巻

2008-01-23 20:07:23 | NFL
この記事を書くまで、ちょっとだけ気持の整理が必要でした。

私が尊敬するNFLプレーヤー、というより尊敬する人物であるグリーンベイ・パッカーズのブレット・ファーヴ。NFLの伝説を作り続けている男です。
しかし、スーパーボウルのタイトルこそ1回きりで、今期、パーフェクトシーズン(まあ、全勝優勝ってことですね)を目指す、ペイトリオッツのブレイディなんかに比べれば、結果という意味では、物足りないという見方もあるかもしれません。

が、20世紀後半から21世紀前半に、最も印象的なQBと言えば、やはりファーヴになるんじゃないかな?(対抗馬として、記録の人ダン・マリーノと、マジシャン、ジョー・モンタナがいますけどねえ・・・。)

しかし、そのファーヴも、気温マイナス18度(体感温度はマイナス30度近いんじゃないか、と実況アナウンサーが言ってました)という、極寒のホームスタジアムで、今シーズン終了を迎えてしまいました。

この日のパッカーズ、決して悪い出来ではなかったと思います。ただ、しいて言うなら、ここ一番で、ファーヴがファーヴらしさを出してしまったかな?というのが、勝敗のカギだったんじゃないかな。プレーオフ初戦のシーホークス戦では、14点リードされながら、落ち着いた、確実なパスで前進しながら、RBグラントのラッシュも使い、見事なドライブを見せてくれたのに比べると、この、NFCチャンピオンシップでは、やや焦りがあったかも。それが、インターセプトにつながり、結局接戦に持ち込まれてしまったなあ、という気がします。でも、ファーヴの、こんな人間臭さも、彼の魅力の一部だと思うんですよ。負けても、なお、ファンを納得させてくれる・・・やはりファーヴは偉大です!

相手のジャイアンツは、もともとディフェンスのいいチーム。それが、パッカーズRBグラントのラッシュをことごとく止めたため、ファーヴとしては、パス、しかも長いパスに頼らざるをえなかった・・・このあたりに、勝敗を分けた鍵がありそうです。

後半は完全にジャイアンツの流れ。スーパースター、ペイトン・マニングを兄にもつ弟、イーライ・マニング。レギュラーシーズンではムラがあり、インターセプトも多かったイーライが、プレーオフ3試合でインターセプトゼロ!これはお見事としか言いようがありません。イーライのパスがきっちりつながったことが、オーバータイムでのサヨナラフィールドゴールにつながったのは間違いありません。
ここにきて、イーライ・マニングが、試合のなかで成長しています。若いイーライが、波に乗ったら、もしかしたら、2年連続マニング兄弟のスーパーボウル制覇!なんてこともありえますね。

で、このジャイアンツにスーパーボウルで相対するペイトリオッツ。カンファレンス・チャンピオンシップでは、ブレイディのインターセプトもあり、調子はよくなかったようです。チャージャーズだから、なんとか振り切れたかもしれませんが、守りがしっかりしていて、攻撃のバリエーションもあるジャイアンツとなると、そう簡単には勝てないんじゃないか。そもそも、ジャイアンツは、やっとのことでプレーオフにこぎつけた、いわば失うものがないチーム。方やペイトリオッツは、レギュラーシーズン後半から、パーフェクトシーズンを期待され続けてきたチーム。勢いなら、ジャイアンツ!という気もします。

まあ、そんなわけで、ファーヴの夢は破れましたが、スーパーボウルの楽しみはまだまだ健在です。
2月4日は、たぶん、休暇をとって、生放送を観ます。

アイドル雑記帳 「SWING GIRLS」

2008-01-21 22:24:28 | アイドル

SWING GIRLS オリジナルサウンドトラック

実は、今日の深夜、我がグリーンベイ・パッカーズとニューヨーク・ジャイアンツの、NFL・NFCチャンピオンシップの放送があり、それを控えて緊張しているところなので、ちょっとリラックスしようかと思い、「JAZZでも聴こうか」と思って引っ張り出したCDが、このサウンドトラックでした。

「SWING GIRLS」・・・笑いあり、感動ありのいい映画でした。
で、私のブログ的に言うなら、なんとも若手アイドル系女優が集った映画です、と言わねばなりません。
主演の上野樹里ちゃんは、今や押しも押されもせぬ若手人気女優です。わたし的には、NHKの朝ドラ「てるてる家族」で、ヒロイン石原さとみちゃんのお姉ちゃん役が印象深いです。かなり笑わせてくれる役どころでしたから。
で、NHKの朝ドラといえば、「ファイト」の本仮屋ユイカちゃんもこの映画に出てます。ちょっとドジでグズな役どころですが、このジャズバンドにやる気を起こさせたのは、ユイカちゃん演じる関口さんのひと吹きでしたねえ。
でもって、まさに時の人とも言える、NHK朝ドラ「ちりとてちん」のヒロイン、貫地谷しほりちゃんも出てます!しほりちゃんは相変わらず、3枚目役がハマってましたよ。

この辺までは普通に有名どころですが、実は隠れた大物が・・・。
その筋では絶大な人気を誇るロリ系アイドル、中村知世ちゃんも、しっかりサックス吹いてるんですよね。しかも、天然系の演技魅せてくれてますが、かなりの部分、素でやれたのではないか、と思われます。

で、最近、セクシー系グラビアでナイスなバディを披露してくれている辰巳奈都子ちゃんも、トロンボーン吹きまくってました。本編ではあまり目立ってなかったかもしれませんが、メイキングDVDとか、ライヴでは、かなりの天然ぼけを披露してくれてました。

といった感じで、年齢には若干の幅がありますが、かなり粒ぞろいのキャスティングです。

で、サウンドトラック聴いていると、初期の、へたくその頃の曲なんかも流れてきたり、信号機から流れる「故郷の空」(ドリフの♪誰かさんと誰かさんが麦畑・・・っていう、あのメロディですね。)を聴きながら、リズムをとって、「これってジャズ?」とか言ってるセリフなんかも入っていて、笑えます。

でもって、最後に、コンクールの演奏が出てくるわけですが、これは、なかなかイケてます!カッコイイです!!

ちなみに、私は「SWING GIRLS」のLIVE盤も持ってますからね。こっちはノリノリで聴きごたえあるんですが・・・またいつかご紹介しましょう。

で、今、締めの曲であるサッチモの「What a Wonderful World」が流れてきました。いやあ、心が安らぎますねえ。戦いの前の静けさ、って感じです。
(まあ、戦うのは私ではなく、私の尊敬するプレーヤー、ブレット・ファーヴとパッカーズの選手なんですけどね。)

いやあ、やっぱり締めの言葉はこれでしょう。「JAZZ聴くべ!」

うしろゆびさされ組「バナナの涙」と共通一次試験

2008-01-20 22:04:19 | おニャン子クラブ

うしろゆびさされ組「バナナの涙」と共通一次試験

今日で、今年の大学入試センター試験が終わったようです。
歳のせいか、最近、昔のことをよく思い出してしまうので、それをこのブログに書いたりしているわけですが、当時、共通一次試験と呼ばれていた、現センター試験で思い出す曲というと、この「バナナの涙」しかありません。(ちなみに、この曲はw回目の登場です。)

私にとって、3回目の共通一次は、1986年1月25,26の2日間。1回目(現役時)の会場は長崎大学、2回目は九州大学、そして、最後となった3回目は、今はなき福岡の老舗予備校、水城学園でした。水城学園といえば、福岡の方には有名ですが、天神からこの予備校(近くにもうひとつ、九州英数学館という予備校もありました)へ続く通りは「親不孝通り」と呼ばれています。私の通った予備校はその2つとは違いましたが、親不孝には変わりないですからね。3回目で終わってよかったなあ、とつくづく思います。

で、この試験の直前の1月21日にリリースされた、うしろゆびさされ組の2曲目のシングルが、この「バナナの涙」であります。
地元福岡で「夕ニャン」の放送が始まったのは、この年の1月27日、共通一次の翌日だったんです。つまり、この曲は、最初はレコードでしか聴けなかった(つまり、映像を観ていなかった)んです。でも、当時すでにおニャン子ファン(雑誌情報や、TVの歌番組などで、ハマっていました)だった私は、最新のこの曲をテープに録り、ウォークマンで聴きながら、共通一次の最後の仕上げをやっていた、そんな思いでの曲なのです。
特に、うしろゆびの二人はお気に入りだったこともあり、あのころのわたしには、「共通一次が終わった翌日には夕ニャンが観れて、バナナの涙も観れる!」というのが、大きなモチベーションになっていました。

しかし、この曲のほんわか度というか、ゆる~度というか、なんともいえない、力抜け加減は、それなりにピリピリしていた当時の私にとっては、精神安定薬のような効果があったと記憶してます。聴いていると、思わず微笑んでしまう、そんな素朴なメロディと、バナナを擬人化した、思わず笑ってしまう詞。秋元-後藤コンビの傑作アイドルポップスです。

歌っていた二人は、おニャン子解散後もソロで活動していましたが、高井麻巳子ちゃんは秋元氏の奥様に、そしてゆうゆこと岩井由紀子ちゃんは、芸能界での恋愛→破局というつらい思いをしつつ、今は普通の方の奥様です。
特に、高井麻巳子ちゃんは、「うしろゆび」的なお子ちゃまポップス路線はあまり好きではなかったようなので、この曲もあまり好きではない1曲なのかもしれません。
でも、当時のファンにとっては、あの、♪バ~ナ~ナ~の~な~みだ~・・・・っていう時の、あの振り付けは、忘れようにも忘れられないんじゃないかなあ、と思うんです。

そういえば、最近、モーニング娘。のレギュラー番組の視聴率が1%を割ったっていうニュースがありました。おニャン子とモー娘。。セールス、インパクト、いずれもモー娘。に軍配が上がり、当時おニャン子ファンであったつんく氏が目指した、おニャン子を超える女の子アイドル集団の夢はトータルとしては達成されたのでしょう。

でも、今から20年後、元モー娘。ファンがどれほどモー娘。の曲を懐かしく聴くかなあ?(ちなみに、私も、元モー娘。ファンでした。)モー娘。は確実に時代を作りました。おニャン子は旋風のまま幕を引きました。そういう意味では、おニャン子のはかなさみたいなものは、郷愁を誘うという意味では、モー娘。を上回ったのかもしれません。

センター試験から拡散して、こんな話になってしまいましたが、受験生の皆さんは、これからが本番です。アホな先輩ではありますが、若い皆さんが、試験でじるよくを十分発揮できることを、陰ながら応援します。

アイドル雑記帳 市川由衣&池脇千鶴「音符と昆布」

2008-01-20 00:02:58 | 市川由衣

市川由衣&池脇千鶴主演映画「音符と昆布」

ここんとこ、マイブームとなっている市川由衣ちゃん。昨日はドラマ「四姉妹探偵団」で、しっかりものの三女珠美ちゃん役で、メガネかけたりして、味のある役どころを演じてくれました。観れば観るほど、よく観えてしまう私って・・・感化されやすい男です、まったく。
で、その由衣ちゃん、3月には「クロサギ」でスクリーンに登場です。ということで、下見に行ったら、でっかい看板のセットがあったんで、まずは激写!

でも、その前に、大作ではないんですが、今月後半から東京をスタートして、各地で順次公開されていく映画「音符と昆布」に池脇千鶴ちゃんとのW主演としてスクリーンに登場します!
由衣ちゃんと千鶴ちゃんは姉妹役なんですが、ちょっと理由ありの姉妹のようで・・・きっと紆余曲折あるストーリーなんだろうなあ、という想像はつくのですが、まあ、それは観てのお楽しみです。ここ名古屋では2月2日からTOHOシネマズ名古屋ベイシティにて公開!(ちなみに、私、その日は会社の駅伝大会(何それ?って感じ、みたいな。)のため、初日の出動は難しいかも・・・。)それはともかく、つい先週、「H2・・・君といた日々」を観て由衣ちゃんにやられたと思ったら、ドラマは始まるわ映画もあるわで、これはもう、「おまえは由衣ちゃんにハマれ!」という、アイドルの神様のお告げではないかと、勝手に思っている私です。

で、この「音符と昆布」、主演は池脇千鶴ちゃんです。
私は、昔からNHK朝の連続テレビ小説のファンでして、そのヒロインを好きになるケースは多いです。石原さとみちゃん、斉藤由貴ちゃん、・・・ビッグになっちゃったけど、竹内結子ちゃんや松嶋菜々子ちゃん、山口智子ちゃん、個性派では田畑智子ちゃんとか藤田朋子ちゃんなんかも好きですね。三倉茉奈ちゃん佳奈ちゃん(いわゆるマナカナちゃんですね)とか、岩崎ひろみちゃんとかも好きですね。
と、前置きが長くなりましたが、千鶴ちゃんも「ほんまもん」に主演し、料理人の役で楽しませてくれました。つまり、その頃から千鶴ちゃんは好きな女優さんだったわけです。
で、今日、名古屋駅を歩いていたら、柱に千鶴ちゃんがいっぱい・・・って感じで思わず激写(別に“激”ることもないのですが・・・)。

そうです、彼女は今、国税庁のキャンペーンガールをやっていて、ネットで確定申告ができる“e-Tax”なるもののキャンペーンで、駅のあちこちにポスターが貼ってあったわけですね。
しかし、今日、「音符と昆布」のちらしをもらいに映画館に行く途中でこのポスターに出会ったというのも、不思議な縁を感じてなりません。

ということで、今日は由衣ちゃんと千鶴ちゃんの映画「音符と昆布」にちなんで、主演の二人について書いてみました。とにかく、だいぶ前から好きだった女優さんと、最近ハマってる女優さんが、共演する映画に巡り合うなんて、アイドルおたく冥利につきますねえ。これだから、やめられませんよ!