何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

自作バーナーと市販カセットコンロ・バーナーの差

2016-04-27 21:16:35 | エンジン工作


2016/04/24 (日曜日) 朝のうち雨 昼前から曇


オイらがスチームエンジンで動く模型のボートを工作し始めたのは2012年の9月頃のことだから
もうかれこれ4年の歳月が過ぎている。
初めて水上を走ったボートは全長約95cm、全幅22cm、全高24cm、エンジンは縦型2気筒
復動式、ボイラーは固形燃料焚き(料理用の固形燃料を4個同時に燃やす)で家の近くの公園の池で
のことだった。
固形燃料を燃やしたボイラーではパワー不足。 ボートは静かな水面をのろのろと走るばかりだった。
白波を蹴立てて勢いよく走るボートを実現するには強力なパワーを生み出すボイラーとエンジンが必要だ。
以後、その実現に向かって工作を続けてきた。
エンジンは縦型直列2気筒復動式からV型4気筒単動式に。
ボイラーも固形燃料焚きからカセットボンベのガス焚きに、と変化した。
それなりにボートの走りっぷりは向上してきてはいる。
現在の走航速度は時速2.4Km程度になっているが、それでも何だか物足りない。
しかし、工作機械?としては卓上ボール盤しかないのでエンジンの高性能化は限界だと思う。
残るはボイラーのパワーアップだが、これも難しい。
ボイラーは火力と使い勝手からガスボンベの使用になったが当初は市販カセットコンロのバーナーを利用
していたのでサイズが大きなものになってしまい、特に背の高さが問題だった。
ボートへの搭載では重心位置が高くなって、安定化のためにバラストが多く必要で重量がかさんでしまう。
そこで小型のバーナーを自作したが、火力不足や、燃焼異常などでうまくいかない。
ついには筒型燃焼筒を3連装にしたバーナーを装備して燃やすような状況になってしまった。
このバーナーは凄い熱を発生してパワーは凄い。
ただ燃焼状態が安定しない。
燃焼室内でゴーゴーと音を発したり、一部だけ燃焼して後は真っ暗になったり、突然燃え出したりする。
ひどいときはボイラー外套(ケース)に開けた空気取入窓(丸窓)から炎を吹き出したりする。
これでは使い物ならない・・・・・ 

最近、ホームセンターで「内炎式バーナー」を取り付けたカセットコンロを見つけた。
バーナーも背丈が低そうでこれを使えば小型(背丈が低い)ボイラーができそうに思えた。
そこで自作バーナーを諦めてこれを使うことにした。

ところで自作バーナーと市販バーナーの差はどこにあるかをまとめてみた。
素人工作での実験結果だからあてにはならないが、退屈紛らしに作図してみた。




内炎式バーナーはとても静かに燃焼する。
「静かに燃焼する」というのは「火力が弱い」ということかもしれないが・・・
実際にボイラーに取り付けて動作させてみたら貧弱なパワーしか発生できなかった。
原因は多分ノズルのガス噴射孔の大きさだろう。
確認してみると直系は0.5mm強でちょっと細い感じだ。
これを太くすればどうなるか・・・・ 後日実験してみるつもりだ。



コメント
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