何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ステアタイト・バリコンに変えてみたが・・・

2018-12-22 13:08:15 | 電子工作


2018/12/20(木曜日) 晴れ


広帯域で発振するような局発(LOC)を作ろうと思っているけど思うようにいかない。
バリコンの容量変化が大きければ広い範囲の周波数を発振するだろうと、普通のバリコン
を(20PF~200PF。 ちょっと小型かな?)使ってみたが、うまく発振せず
失敗してしまった。

そこで今回は高い周波数でも使える(はず?)のタイト・バリコンを使ってみた。
最小容量は9PF、最大容量は70PFだ。

ところでもう一つの問題がある。
この回路で動作させるとトランジスタのHFEが小さくなってしまうことがたびたび起きる。
最初は200以上あった値が15とか20ぐらいになってしまう。 ひどいときは1とか2の
一桁になってしまうこともある。

サイトにアップされた資料等によるとベース-エミッタ間のブレーク・ダウンが原因だそうだ。
トランジスタ規格表に記載されている絶対最大定格を超えた電圧を加えたりすると発生する。
トランジスタ使用にあたってはコレクタに加える最大電圧には気を使うがベース・エミッタ間
電圧はつい気にしない場合が多いとあった。

そのとおりだ。 通常コレクタ最大電圧は数十V以上あるので普通の(9Vや12V)使用では
気にしたことがない。
ところがベース-エミッタ最大電圧は数Vの値だから知らないうちにオーバーしているかも
しれない。
今までの回路ではそんなことは気にしなかったが今回はその辺を改めてみた。


今回の実験回路。 コイルは半ターン。 
トランジスタにかかる電圧を6Vぐらいになるようにした。 これでベース-エミッタ間電圧も低くなるだろう。



実験前にトランジスタのHFEを測定しておいた。“199”だった。



大きなバリコンを小さなステアタイト・バリコンに変えた。
コイルも半ターン(半巻)にした。



回路に流れる電流は大体1mAにしてある。
これでトランジスタ(コレクタ)に掛かる電圧は6Vぐらいになっているはずだ。
(今までは9Vがかかっていた。)



発振状況はNWT-4000(簡易スペアナ)とSDR(ソフトウェア・ラジオ)で確認した。
発振出力はガシャガシャ(乱雑)でバリコンを回しても変化がわからない。
基板に手をちょっと近づけただけでも画像が乱れてしまう。


あーぁ、また失敗だ。
ブレーク・ダウンは発生したかな?


トランジスタを取り外してHFEを測定っしてみた。
今度は210と最初より大きくなっている。
半田ゴテを当てたから熱くなって増加しているんだろう。 ブレーク・ダウンはしていない。



やっぱりまた失敗だ。
やり直そう。







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