2016/10/26(水曜日) 晴れ
130MHz帯増幅回路実験をしているが回路が発振を起こして増幅どころではない。
この発振が原因かどうかはわからないが、使っているトランジスタのhfe(電流増幅率)が
低下してしまうことが度々起こって10個あったトランジスタも残り2個になってしまった。
コイルの向きを変えたり、タップを変えたり、ブリキ板で遮蔽したりしたが全然効果はない。
工作友人から「トランジション周波数が低いトランジスタに換えると良い」というアドバイスを
受けた。 ちょうどそういう感じでトランジスタを注文していたので配送が待たれたが、
何かの手違いで注文から3日経って今日それが届いた。
同調回路のトリマ・コンデンサは雲母を誘電体にしたネジで締め付けて容量を調節する古いジャンク品で
微妙な調節はできないものだった。
そこで新しいトリマ・コンデンサを入手した。 ジャンク品を活用するのがモットーだったけど仕方がない。
このトリマ・コンデンサは微小な容量で調節できるので巻き数を多くしたコイルに交換した。
トランジスタもC3355(fT 7GHz)からC1923(fT 0.55GHz)に換えた。
バイアス電流値を調整してテスト開始。
今度のトリマ・コンデンサは調整がスムーズにできる。
それにとても小さい。(小さすぎて扱いにくい面もある。)
入力側。出力側の同調を合わせると増幅度も上がっていく。
増幅度は大体5~10倍ぐらいだ。
発振は起きない。
その様子を動画でご覧ください。
PCオシロスコープには「FFT(Fast Fourier Transform)」という機能がある。
どんなものだか動かしてみた。
テストする信号の周波数成分を分析して表示するみたいだ。
説明を読んでもちんぷんかんぷんだが何か面白そうだ。
FFTの動きの様子を動画でご覧ください。
いろいろ苦心して実験をしているが、こんないい加減な測定方法では、これが本当に増幅しているのかどうかは
わからない。
実際に受信回路に接続して効果を確かめなくっちゃね。