何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

オシロスコープは130MHzが扱えるか?

2016-10-09 14:38:21 | 電子工作

2016/10/09(日曜日)  朝のうちは小雨 その後曇り


一応短波放送の高周波増幅回路は実験できた。
短波は3MHzから30MHzの電波を言うんだそうだが、実験では6MHz付近を
経験しただけだったけれど、これで卒業とした。

次はその上の超短波の実験をしてみたい。
超短波とは30MHzから300MHzの電波のことを言うんだそうだ。
130MHz付近は航空無線の電波が飛び交っていて聞いてみると結構面白い。
先般は「超再生受信回路」の実験でこの辺の電波を受信する実験をした。



手持ちのPCラジオで120MHz付近をモニタした時の様子をお聞きください。




今度はこの130MHzを増幅してもっと良く聞こえるようにしてみたい。
「増幅」ということは「入力信号」を大きく強くして「出力信号」にするんだから
入力と出力を比べる必要がある。
先日購入したオシロスコープは帯域幅は100MHzとなっているがこれが使えれば
入力と出力が比べられる。。
100MHz以上は観測できないのかな? 確認してみた。


100MHzもの信号を発生するのはオイらの計測器ではGDMしかないのでこれを使う。



ちょっと高めの150MHzで確認してみた。


PCラジオでチェック。 確かに150MHzの信号を受信している。



オシロスコープのプローブにワンターンコイルを付けてGDMのコイルに近づけると画面に波形が現れた。
150MHzの信号も表示できるみたいだ。



周波数も確認できる。



規格の帯域を超えているから電圧表示は狂っているかもしれないが、波形の大きさで
入力と出力の大小の比較はできるだろう。
トランジスタやFETでVHFの増幅の実験をしてみよう。



コメント (4)
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トランジスタ高周波増幅の受信回路実験             - 短波受信機工作 -

2016-10-09 09:03:10 | 電子工作


2016/10/08(土曜日) 曇り


前日実験したFETで高周波増幅した短波受信回路は一応放送受信に成功した。
そこで今度はトランジスタによる高周波増幅の短波受信回路を実験してみた。

最初の実験では高周波増幅はうまくいった。
増幅度は100倍にも達してびっくりだった。
そこで検波回路を組み込んでみたのだが・・・・・


検波回路を組み込むために高周波増幅回路を組み込んだ位置をちょっとずらした。
そうしたらやたらと発振してしまうようになってしまった。


出力が異常に大きくなって画面からはみ出してしまうほどだ。



なんでだろう?
部品の取り付けをチェックしたが問題はない。
仕方がないので高周波増幅の負荷になるコイルを巻き足した。(50回を80回に)
(前回のFET増幅のとき、巻き数が少ないと発振が起きた。)

アンテナ側のコイルもタップを端子から取り出すように作り直した。





負荷コイル(高一コイル)の巻き数を80回にして発振はとまった。
その分、増幅度は低くなってしまった。

発振は止まったが増幅度は30倍くらいになってしまった。


増幅度が30倍とはずいぶん少なくなってしまった。
巻き数が80回は多すぎかな?
今度は巻き数を減らした。 そして発振する手前の65回巻にした。
これで増幅度は50倍になった。




検波回路の出力を調整した。
バイアス電流や負荷抵抗の大きさで検波出力は変化する。



可変抵抗器を取り付けて最適値を探ってみた。
その様子を動画でご覧ください。





その結果、バイアス抵抗は34KΩ、負荷抵抗は12KΩとわかったので固定抵抗器を取り付けた。





この受信回路に室内アンテナを取り付けて受信してみた。
ノイズ交じりの放送が聞こえた。
工作友人が言うようにこういう短波放送の聞こえ具合の評価は難しい。
電波の状態が常に変化しているからだ。
大きな音量で受信できたかと思うとすぐ、小さくなって全く聞こえなくなってしまう。
だからなんともいえないが、前のFET増幅回路の方が良く聞こえたような気がする。

そんな受信テストの様子を動画でご覧ください。




増幅回路とか検波回路とか波形を見ながらの工作はおもしろい。
FETもトランジスタもちゃーんと動作するんだな・・・・(当たり前か)

短波放送の受信回路はこのくらいにして次はもっと高い周波数の受信を目指してみよう。
さしあたりは120MHz~130MHzかな?
コイルは1巻か2巻かもしれない。 おもしろそうだ・・・

コメント
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