しばらく本から遠ざかっていた。
どうも、このところ、スッキリしないのは、そのせいかも知れない。
それにしても4月の15日に3年ぶりだと言う村上 春樹の新刊。
在庫がない。 3日前に近所の生協にある本屋に、頼んでおいたこの本が
届いたというので、受け取ってきた。
1週間で100万部を超える人気だそうで、TVや新聞などのメディアで大いに話題になっている。
皆が読んでると思うと、落ち着かないと言うか、世の中からすっぽかされるのではないか、と
変な恐れがあって、謂わばミーハー的に「買わされた」という感じもある。
村上 春樹の作品は『ノルウェーの森』『1Q84』以来、3冊目だったかな?
いずれも論調や舞台設定などがよく似ている。
非現実的なストーリーなのだが、不思議な魅力に自然と溶け込んでいく。
確かに淡いミステリーだ。 面白さが続いて、よく読める。
作者は64歳。 同い年なのに、こんなパワーがあるというのは
驚異的で、これからは比較して劣勢にある自分としては、彼が突出しているだけに、
できるだけ避けて通りたい作家になってしまった。
まっ、普通に日常を過ごしたいものだ。
読んだことないし、全然知りませんでした。
私の方は、「避けて通りたい」というより、一冊ぐらいは読んでみたくなりましたよ。
ノーベル文学賞、もらえるんじゃないかと思ってましたけど残念でしたね。
外国の各国で翻訳されている作家ですからね、ノーベル
文学賞の対象になる人なんでしょう。
でもね、どうしたらこんな推理や舞台設定、それにあり得ない
状況を事細かに表現できるのか、不思議でなりません。