それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

久々の1泊の温泉

2020年08月22日 | 再開(温泉)

JTBの旅物語の会員であるせいか、1週間ほど前に道民割を利用した旅行の案内が来た。

考えてみれば今年はコロナの感染が怖くて、一度も温泉に行ってないのだった。温泉どころか、街の中心部には1月ころに50作目の寅さんの映画を見に行っただけだ。2月の上旬に開催の雪まつりも、すでにコロナが元気づくような時期だったので、当然、出かけていない。

街への外出もさることながら、外出といえばスーパー、病院、床屋以外は行ってない。

老人クラブも3月以来、休会としているし、今の予定では来年3月まで休会にする予定だ。

町内会も4月以降9月までは一切の行事を取りやめている。役員会が3回ほどあっただけだ。

こんな状態では、知らない間にストレスを抱えているのではと、心配になってくる。

思い切って、リスクはあるが、JTBのお薦めの宿に行ってみようかと、家内と決めた。

行先は定山渓温泉・ぬくもりの宿 ふる川 という和風旅館だ。公式HPは ⇒ポチっと

この旅館は一応、高級ホテルとして名高いのだが、一度も行ったことがなかった。

それが、今回に限って料金が元々低く設定されていて、道が半分を負担して、利用者は残りの半分を負担すればいい。申請手続きなどすべてをJTBがやってくれて、申し込みのFAXをして、電話が来て「お部屋は取れました。必要なのは道民であることの証明書(免許証、保険証など

)だけで結構です」とのこと。

検温器、手の消毒をして、フロントに行くと、なぜか1人3,000円×2人の計6,000円分の商品券を手渡される。夕食のアルコール、お土産屋の買い物などに利用し、余ったら市内の何千という登録店舗での買い物に使えると言う。

何とまた、気前のいいこと。事前には聞いていなかったので、ビックリした。

コロナ対策は満足できるレベルだった。入浴の制限はなかったが、元々利用者が圧倒的に少ないのだろう。

ただ夕食の時間は事前に開始時刻と終了時刻を決めることになっていた。また、朝食は残念ながらビュッフェだったが、レストランに入る前に当然、手消毒をし、右手だけのビニール製手袋を渡され、トングなどは誰が触っても心配ないように工夫されていた。

夕食は、それぞれのテーブルがパーテーションで区切られ、distanceも十分。 1時間半の会席料理で、お造りは豪華だった。お腹いっぱいで、お酒もはかどらないくらいで、一部は勿体なくも残してしまった。

どちらかと言うと、創作料理といった風情で、見たこともない具材や調理方法などが満載で、和食なのに不思議な感覚を覚えた。

ビールのあとの日本酒は小樽の北の誉の冷酒。中の中のクラスだが、クセがなく飲みやすい。

画像が悪いのはご勘弁を。イカ墨ご飯で、イカのゴロを上にかけて、ご飯と混ぜて食べると絶品だった。

部屋にはエアコン、空気清浄機はあるのだが、この炭も消臭用に配置されている。

かけ流しの入浴も夕食も終えて一息ついた8時半ころ、ナイトラウンジで休憩。無料で利用できるお休み処で、ホットワインが美味しかった。

このラウンジから廊下が伸びていて、中国の古美術館がある。造詣がないので、どれほどのものなのか見当もつかないが、豊かな気分を味わえる。

その古美術館のほか、定山渓温泉に関連する小さな図書館や、渡り廊下の壁には有名な写真家の写真、水墨画、等々目の方も楽しませてもらった。

極楽の1泊2日だった。