それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

アレルギーについて

2017年06月06日 | 再開(健康)

私は小学2年生から4年生にかけてのころ、いわゆる小児喘息だった。

秋の台風が鹿児島にでも上陸すると、新潟に住んでいたにも関わらず、即効、喘息症状が出て、学校に行けなくなった。
台風の時季が過ぎ去ると、不思議と治った。
当時のお医者さんは「夏場に激しい運動をしないように」と言っていた。
激しい運動とは私の場合、海水浴だった。
海パン姿で200mも歩けは、市内でも有数な海水浴場があった。

5年生、6年生と海水浴をやめて、小学校のグランドでただ一人、スタンド(コンクリートの壁)に向かって野球のボールを投げ続けて過ごしていた。8月の新潟は蒸し暑く、一人ボール投げをするだけなんて、自分でも情けなかった。グランドには誰もいないし。

小児喘息の原因はアレルギー性のものだということだけで、アレル源は何か分からなかった。

それでもお医者さんの助言どおり、海で泳ぐのを自重していたせいか、5年生の秋には、台風が来ても喘息の症状は現れなかった。多分、先生の言ったことを守ったことと、体力が増して来たことが治癒の原因だったと思っている。

以後、自分は花粉症に悩まされることもなく、どんなものを食べてもアレルギーによる何らの症状も発症したことがなかった。

ところが、去年の春突然、なんとなく呼吸にわずかに「ヒューヒュー」と自分しか分からないくらいの音がするのに気が付いた。子どもの頃の辛さを思い出した。

やばい!!これは喘息だと思い、すぐに呼吸器科に診てもらったら気管支喘息の診断。
やはり体力の低下による、つまり老化が原因だとおっしゃる。

今の喘息の治療は予防に重点を置いている。診断の日からオルベスクという吸入とタリオンというアレルギーを抑える飲み薬を処方されて、毎日欠かさず、旅行に行っても忘れない。

お陰さまで、子どものころのような辛くて、呼吸の苦しい発作は1度も出ていない。
変だなと思ったときは、右の200という吸入を、普段は左の100という吸入を使う。

亡くなった両親がアレルギーだとは聞いたことがない。遺伝というわけでもなさそうだ。
いつになったら吸入は止められるのか聞いたが「血圧の薬のようなもの」だそう。
簡単に止められそうにない。

なんともショボくれた話になってしまった。