それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

目がしょぼい

2006年06月21日 | 読書

先日、息子が映画『明日の記憶』を観に行っってきたと言う。「いやぁー、感動物だわ。最後、涙出たさ。」とも言った。へぇ~、あの子がねぇ。

それならお父さんも行こうと思ったが、この種のものは元の本をまず読んでからと思い、昨日、買って来たが、読み始めたら止まらない。夜中の1時になって読了。一気読みだった。

なぜか?
主人公は50歳。自分より7~8歳、年下の勘定になる。実は50歳頃、私は山の仲間達にアルツ・シンと呼ばれていたことがある。

十勝岳でのことだった。その時、私は何かを喋ろうとしてメンバーの一人に声をかけたが、口に出す前に話すべきことを忘れてしまったのだ。

直前記憶障害+短期記憶障害=アルツハイマー。昔のことはよく覚えている。最近のはすぐ忘れる。北海道ではこうした人を『鶏頭』(とりあたま)と、卑下して呼ぶ。鶏は3歩、歩くと物を忘れるのだそうだ。鶏頭シンとも呼ばれた。

もちろん私の場合、今でも別に深刻な症状があるわけではないのだが、山の連中は口が悪いので、ちょっとでもミスると直ちにニックネームをつけられてしまう。←←この段落、何となく自分でも言い訳がましく思える。

そんな訳で親近感を覚えていた。我が身のことのように読んだのだろうか?同化したのではないか。書評にあるとおり、最後は美しかった。こんな一日中、読んでいたので目がしょぼい。

お口直しにミヤマスミレ。 デタ━━━゜(∀)゜━━━!!