ちょっぴり親孝行・・・古希祝い（4）

実は昨日、こっそり私の実家に、泥棒に行ってきましたー。
な～んて、
本当は、古希祝いの ”しあわせ時計” に載せる写真を選びに行ってきたんです。

「両親の古い写真も載せたい！」　と、3人の意見が合ったのは良かったのですが、
問題は両親に知られずに、どうやって昔の写真を手に入れるか？
古希祝いの話しは、まったく両親にはナイショです。
でも、両親の昔の写真は実家の物置の中なんですよネエ～。
幸い、私が実家の鍵を持っていましたので、
両親の留守を見計らって、コッソリ実家に侵入する事になったのでしたー。

両親が仕事に出かけたのを確認して、家の中に入ったのが午前９時。
１２時には両親が昼御飯を食べに帰ってくるので、
それまでには姿を消さなくてはなりませんー。

家の中の一番奥の物置の中には、
母がお嫁に来る時持ってきた、古いタンスが置いてあります。
両親の若い頃の写真がその中に入っているハズ・・・
と思ったら、その隣に置いてある大きな書棚の中に発見！
私は、書棚を見て唖然としていました。
上から下までギッシリアルバムが詰まってる・・・。
よく考えたら、父の人生７０年分の写真なわけですから、そりゃあ沢山あるわなあ～。
この大量のアルバムの中から、数枚を選ばなければならない・・・

両親の若い頃の写真は結構あります。
ただ、さすがに小さい頃の写真は、時代の関係で殆んどありませんがー。
友達と遊びに行ったり、デートしたり、
２人とも、ちゃんと青春してるじゃん　などと思いながら、
いくつかピックアップしてアルバムから抜いていったのですがー
ここで、困った事がー　
父の写真に思うようなものがない！
１人で写っている物はあるのですが、どれも視線がカメラの方を向いてないんですよ～。
父も若かったから、当時流行っていた俳優さんなんかの真似をして、
どの写真もナナメ横を向いて片足を何かの上に乗せて、遠くの方を眺めてるー
さしずめ、小林旭か石原裕次郎か加山雄三のつもり？　

ついでに父のアルバムは、所々抜けているんですー。
コレには理由があるんですが、
実は母と私達３姉妹は、みんな父の若い頃の写真を持っていたりします。
高校を卒業して家から出る時に、
父の若い頃の写真の中から気に入った物を持ち出していて、現在も持っています。
だから、良さそうな物はみんなが持ち出してしまっているんですねえ～。
若い頃の父は、結構カッコイイんですよ～
いつまでも自分の周りの女達が、自分の写真を大切に持っていてくれてるなんてー
男として、父は幸せ者だな～　
などと思いながら、次々とアルバムを開いていきます。

私達が小さかった頃の写真ー
懐かしくて、しみじみ見入ってしまいます。
「ハッ、イカンイカン、時間がなくなる。」

書棚のアルバムをひととおり見終わって、母の古いタンスの方も開けて見ました。
そこには、古い着物に混じって、私達３姉妹の母子手帳に臍の緒ー
それから、父の日記と手紙の束・・・
父は、毎日日記をつけていました。
一日何があったかを書くだけの簡単な物でしたから、毎日10行くらいづつー
でも、ここにあった日記は私も見た事がない、父が独身のころからのものでした。
興味シンシンで読み始めた私ー
独身の頃、結婚した頃などー
長女の私が生まれた時の日記は、感慨深いものがありました。（カンドー）
スグ横に置いてあった手紙は、母と婚約していた頃の父から母へのラブレターでした。
内容は・・・　キャーナイショですう～！
フト気が付くと、もう11時を過ぎていましたー！
大慌てで引っ張り出したアルバムや日記をムリヤリ詰め込んだ私は、
11時45分。
なんとか両親に見つかることなく、実家から脱出したのでしたー。


☆　帰る間際に、選び出した写真と書棚の大量のアルバムを見上げて、
　（これ、全部もとのアルバムに戻す事が出来るだろうか・・・）
　　と不安に思った私です！　

☆　どのアルバムからどの写真を取り出したか？なんて、覚えてなーい！

　　　　　　　　ー古希祝い編（５）はコチラー