先日、私の職場で、運動会が開催されました。
運動会と言っても、施設内でやる小さなモノですがー
70代~90代の認知症高齢者が参加の運動会って・・・
正直、”大変だな・・・”と言う気持ちが大半だった私。
だって、一応、運動会前から、各競技を練習もしてみたけれど、そりゃあ大変でしたから・・・
練習途中に突然機嫌が悪くなって、大声で怒りだす人。
玉入れの玉を、自分の懐に抱え込んで手放してくれない人。
隣に座っている人がキチンと自分にバトンを渡さない!と泣きだす人。
大玉送りで、玉を受け取る事も次の人に渡す事も拒否する人。
などなど、なだめたり、慰めたり、大忙しの練習~
しかも、殆んどの人が
翌日には、前日にやった練習内容がキレイサッパリ記憶から消えている。という・・・
そして当日。期待はしていなかった運動会。
ところが、コレが、スーーーッゴク楽しかった!
入居者さんと担当職員が、赤団・白団の2つに分かれて競いました。
練習の成果は全く見えなかったけれど、皆さんなかなか頑張ってくれました。
やっぱり、場の雰囲気というか、空気にみんな流されるのでしょうね~。
前日まで「ワシは運動会なんて絶対出ん!」
と言っていたお爺さん、当日は椅子から立ち上がって頑張ってみえました。
玉送りの玉を全く受け取ってくれなかったお婆さんも、ぎこちないながらも、そっと手を差し出してくれました。
そして、一番盛り上がったのは、やっぱり最後の『リレー』でした。
場の雰囲気は最高潮で、みんな大きな声で応援の声援があがっています。
入居者さん達がそれぞれ車椅子や歩きや小走りで走り、バトンを渡して行きます。
最後は、それぞれの担当職員が車椅子に乗ってバトンを受け取って走ります。
私は、なんとアンカーでした。
実はこの時、私の担当する赤団の方が優勢だったんです。
そしたら、白団の走者職員が、「妨害だあ~」と言って、
私が乗っている車椅子を後ろから掴んで進めないようにしたんです。
それはまあ、大騒ぎでした!
「イケイケ~!引っ張れ~!」と煽る白団、「逃げきれえ~!」と応援する赤団。
私も必死で車椅子を動かそうと頑張るのだけど、後ろから引っ張られてなかなか前に進めない!
すると、シビレを切らした赤団のお爺さんがヨロヨロと歩きながら私の所まで出てきて、
私の乗っている車椅子を前から掴んで引っ張り始めました。
慌ててそのお爺さんの元に別の職員が飛んできて倒れないように支える。
それを見て、白団からもお婆さんが出てきて、白団の走者の車椅子を引っ張る。
慌てて白団の職員も飛んで来て、そのおばあさんを支える。
これらの行動を見て、また1人お爺さんが出てきてつかまる。それをフォローする為に職員が飛んでくる!
なんだか最後には、童話に出てくる 「大きなカブ」か「金のガチョウ」のように、ずらあ~っと繋がってしまいました!
大盛り上がりの末、最終的には、赤・白同点!という結果となりました。
「両者、引き分け~」と言う進行係の言葉に、みんなブーイング。
そこで、最後にそれぞれの代表者がひとり前に出て、ジャンケンで優勝を決める事に・・・
結果、白団が勝ち、優勝は白団に決まりました。
私の担当の赤団は負けてしまいましたが、みんな晴ればれした顔をされて、
午後からは皆さん、グスリとお昼寝されていました。
(もっとも、目を覚まされた時にはもう、運動会の記憶はキレイに消えていましたが・・・)
私も久しぶりに、腹の底から笑わせていただきました。
”大変だし、メンドクサイなあ~”なんて思っていたけれど、
また機会があったら、参加したいなあ~ と思いました。
運動会と言っても、施設内でやる小さなモノですがー
70代~90代の認知症高齢者が参加の運動会って・・・
正直、”大変だな・・・”と言う気持ちが大半だった私。
だって、一応、運動会前から、各競技を練習もしてみたけれど、そりゃあ大変でしたから・・・
練習途中に突然機嫌が悪くなって、大声で怒りだす人。
玉入れの玉を、自分の懐に抱え込んで手放してくれない人。
隣に座っている人がキチンと自分にバトンを渡さない!と泣きだす人。
大玉送りで、玉を受け取る事も次の人に渡す事も拒否する人。
などなど、なだめたり、慰めたり、大忙しの練習~
しかも、殆んどの人が
翌日には、前日にやった練習内容がキレイサッパリ記憶から消えている。という・・・
そして当日。期待はしていなかった運動会。
ところが、コレが、スーーーッゴク楽しかった!
入居者さんと担当職員が、赤団・白団の2つに分かれて競いました。
練習の成果は全く見えなかったけれど、皆さんなかなか頑張ってくれました。
やっぱり、場の雰囲気というか、空気にみんな流されるのでしょうね~。
前日まで「ワシは運動会なんて絶対出ん!」
と言っていたお爺さん、当日は椅子から立ち上がって頑張ってみえました。
玉送りの玉を全く受け取ってくれなかったお婆さんも、ぎこちないながらも、そっと手を差し出してくれました。
そして、一番盛り上がったのは、やっぱり最後の『リレー』でした。
場の雰囲気は最高潮で、みんな大きな声で応援の声援があがっています。
入居者さん達がそれぞれ車椅子や歩きや小走りで走り、バトンを渡して行きます。
最後は、それぞれの担当職員が車椅子に乗ってバトンを受け取って走ります。
私は、なんとアンカーでした。
実はこの時、私の担当する赤団の方が優勢だったんです。
そしたら、白団の走者職員が、「妨害だあ~」と言って、
私が乗っている車椅子を後ろから掴んで進めないようにしたんです。
それはまあ、大騒ぎでした!
「イケイケ~!引っ張れ~!」と煽る白団、「逃げきれえ~!」と応援する赤団。
私も必死で車椅子を動かそうと頑張るのだけど、後ろから引っ張られてなかなか前に進めない!
すると、シビレを切らした赤団のお爺さんがヨロヨロと歩きながら私の所まで出てきて、
私の乗っている車椅子を前から掴んで引っ張り始めました。
慌ててそのお爺さんの元に別の職員が飛んできて倒れないように支える。
それを見て、白団からもお婆さんが出てきて、白団の走者の車椅子を引っ張る。
慌てて白団の職員も飛んで来て、そのおばあさんを支える。
これらの行動を見て、また1人お爺さんが出てきてつかまる。それをフォローする為に職員が飛んでくる!
なんだか最後には、童話に出てくる 「大きなカブ」か「金のガチョウ」のように、ずらあ~っと繋がってしまいました!
大盛り上がりの末、最終的には、赤・白同点!という結果となりました。
「両者、引き分け~」と言う進行係の言葉に、みんなブーイング。
そこで、最後にそれぞれの代表者がひとり前に出て、ジャンケンで優勝を決める事に・・・
結果、白団が勝ち、優勝は白団に決まりました。
私の担当の赤団は負けてしまいましたが、みんな晴ればれした顔をされて、
午後からは皆さん、グスリとお昼寝されていました。
(もっとも、目を覚まされた時にはもう、運動会の記憶はキレイに消えていましたが・・・)
私も久しぶりに、腹の底から笑わせていただきました。
”大変だし、メンドクサイなあ~”なんて思っていたけれど、
また機会があったら、参加したいなあ~ と思いました。
でも時々、頑張りすぎてトラブル起こすんですけどねえ~
お母様お元気そうで何よりです。
嫌がられていたデイサービスも楽しんで行っていらっしゃるようで良かったです。
はい、頑張ります。
でも、お年寄りの為じゃなくて、自分と子供の為かな?
私の母も今ディサービスに週2回通ってます。
私とはぶっちょう面ですがディに行くとみんなに「あなたのパワーをもらいたい」と握手されるとうれしそうに話します。
老人はどこかにパワーを秘めているのですね
お体に気をつけて頑張ってくださいね
お年寄りの為に・・・