ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

私の出産って・・・(1人目 その4 )

2006年07月08日 09時55分51秒 | にぎやかな出産・・・
退院して1ヶ月もたたないうちに、
突然病院から電話がかかってきました。
「〇月〇日に子供を連れて、必ず病院に来てください。」

なにごと?と思い、指定された日に行ってみると、
そこには沢山の親子が来ていました。
なんと、病院では、結核騒ぎが起きていたんです!

病院の説明はこうでした。

ひと月ほど産科に入院していた患者さんが、実は結核菌を持っていた事がわかり、
その子供にも感染していた事が発覚。
子供は、ずっと新生児室で預かっていたので、
その期間に生まれたほかの子供達にも感染している可能性がある。
だから、全員集めて、感染していないか検査します。

えーー!!子供の数、ゆうに100人以上はいたと思います。

それから、生後1週間~1ヶ月以下の子供達のレントゲンを撮り、手の甲から採血をし・・・。
泣き声の大合唱・・・
私は近くにいた他のお母さん方と、目を潤ませながら話していました。

病院側から名前が出る事はありませんでしたが、みんな気付いていました。
「あの人だよね。」 「うん、他にそんな人いないもん。」みんな、目配せでわかるほどでした。
結核菌の持ち主。
そう、私も同室になった、意地悪でムチャクチャ態度の悪い母親。

「入院してる時も散々嫌な思いさせられたのに、退院してまでもって、どういう奴よ!
「ほんとに、嫌な女!。あの人自分が結核菌持ってるの知ってて、医者に言わなかったらしいよ!
「いい迷惑!うちの子保育器で一緒だった。結核菌うつってたらどうしてくれよう!殴ってやる!

嘘か誠か、本来なら、自分の子が生まれたばかりで、幸せ一杯のお母さん方ばかりのはずが、
ひどい罵詈雑言。
でも、状況が状況なので、鬼にもなりますよね?

沢山の検査の後、病院側から全員薬を渡されました。
「念のため、これから2ヶ月間その薬を子供に飲ませてください。」
1人の親さんが、
「こんな生まれたばかりの子供達に2ヶ月も薬を飲ませ続けて副作用はないのですか?」
と質問しました。
「ない、とは言い切れません。ですから飲ませる飲ませないは親さんの判断です。
 ただ、薬を飲ませず、結核が発症した場合はこちらとしては責任取れません。」

ひえ~、マジですか~・・・。


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6 コメント

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まじかよ~ (夢想花)
2006-07-08 20:53:22
こんばんは☆



ありゃりゃ こりゃまた大変な展開ですね。



『意地悪女め! 夢想花がお前を描いてやるキット街を歩けないぞ! 夢想花その時の気分で描き方を変えるからね、おこった夢が描いたら「オーメン」「エクソシスト」より怖いぞ!悪魔がきたりて笛を吹くだ!』



kokiyuさん バッシッと怒っときましたからね。なんかあったら言ってください。

また、怒りに来ま~す。
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おおきに (kokiyu)
2006-07-08 21:24:07
夢想花さん、ありがとう。



私は、地元の病院だったからよかったけど、

この時集まったお母さん方の中には、

里帰り出産の方も沢山みえて、

その方達は、なかなかご主人の下に帰れなかったり、片道3時間もかけて病院に通ったり、

中には、「そんな病院で産むからだ!」と、姑に苛められたり、なんて方もみえて・・・。

本当に、迷惑どころの話しじゃなかった。



ウチの子が3歳くらいになった時、偶然、結核女を街で見かけた。

(このヤロー)と、怒りが湧きあげてきたけど、そのまますれ違った。

病院でたった2日同じ部屋にいただけなのに、すぐに、その人だと分かった。

3年も経ってるのに、その人の顔がわかるなんて、私、そーとー腹立ててたんだなーと、実感した時でした。

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大人の対応 (夢想花)
2006-07-09 10:46:52
おはよう



頭にくるのわかるよ。



許せる事じゃないもんね。



すれ違った時の、大人の対応に



それでこそkokyuさんだよ。



夢想花も優しい心をもたないといけないね。

がんばろう。
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大変 (まりん)
2006-07-09 18:15:41
kokiyuさんこんにちは



本当に患者さんの立場は大変ですね・・・。





しかしながら、

あたしの立場は・・・。

このま逆でして



どこまでの方々に検診して頂くかなど

患者さんの感染のリスク判定・・・など



今回は新生児・妊婦さんなどと

患者さん側はハイリスクです。

あとは、その結核だった方の排菌量や咳など・・・。



うーん。



ほんとうにね。

こちらもビックリなんですよ

入院患者さんからでた暁には・・・・

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ありがとうございます (kokiyu)
2006-07-09 18:56:02
まりんさん、

来て頂いて、ありがとうございます。

今でこそ、当時の病院関係者は、さぞ大変だっただろうなー。と、思う事が出来ますが、

その時は、自分達の事しか頭にありませんでした。

今思うと、病院側から、もっと結核という病気についての説明があったら良かったのにーと、思います。

結核という物に、私達はイメージしか持っていませんでした。

「咳が出る」「人に感染する」「隔離される」

「不治の病」など、位しか思いつきません。

あの時に、どんな症状が出るのか、どんな治療をするのか、医学もすすんで不治の病ではない事、等をもっとキチンと説明してくれていたら、腹立たしくとも、もう少し落ち着いていられたかもしれないーと、思います。



最近は、結核騒動も増えて、情報もかなり出回るようになりましたが、それでも、大半の人は結核の詳しい知識は殆んど持ち合わせていないのが現実だと思います。



病院関係者の方は分かっていて当たり前の事でも、対象者は全く知識を持っていないー。

結核騒動が起きたら、対象者にキチンと説明する事が、一番対象者を安心させる方法ではないでしょうか?



偉そうな事を言って申し訳ありません。



でも、頑張っているまりんさんに、少しでも参考になればいいなあーと思います。
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医者でも (まりん)
2006-07-11 23:59:01
ありがとうございます。



参考になりました。



だけど、患者さんたちだけではないんですよ。

医学の知識がある、医療従事者さえパニックを・・・



ええって

びっくりすることもありますよ



そんなときほど、

とほほって感じですが・・・。



がんばっています
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