ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

山登りに行ってきました!・・・って

2016年05月12日 11時10分09秒 | お仕事・・・
先日の日曜日、私の職場のイベントがあって、障害のある子供達と山登りをしてきました。
標高328Mの山頂にあるお城まで皆で登ってお弁当を食べて降りてくる。と言うイベント。
この山頂まで登るコースは10コースくらいあります。
障害のある子供達と一緒に登るワケだから、当然初心者向きの一番楽なコースが選ばれる。
でも、一番楽なコースという事は、緩やかな分だけ距離も増えるという事で・・・
328Mの高さの山頂までの距離はおよそ1500Mくらい・・・

私が担当した子は、小5の男の子でした。
初めて担当する子だったから、最初はちょっと緊張したけど、スグに手を繋げるくらいに仲良くなれて嬉しかった。
さて、山の下にある公園からスタートで、いよいよ山登りが始まったのだけど、チョッピリ不安だった私。
この山は、ウチの子供達がまだ小さかった頃に私も登った事がある。
あの時は、コースの中でも最短の一番キツイコースを泥だらけになりながら登ったっけ・・・
でも、あれから20年以上・・・
もう今年で50歳。体もアチコチガタがきている。無事に登れるんだろうか・・・
まあでも、一番楽なコースだし、大丈夫でしょ♪とお気楽に考えてのチャレンジだったのだけど・・・

もう、途中で死にそうになりました・・・(@@)
当たり前だけど、子供と一緒に登って行かないと行けないワケで、自分のペースでは登れない。
小5の男の子は、きわめて元気いっぱい!
ヒョイヒョイと山道を登って行って、時々崖みたいなところを覗きこんだりもする。
私は必至でそのペースに着いていきながら、危険が無いように気を配る。

年齢と普段の運動不足の賜物で、息はぜいぜいするし、足は痛いし・・・
半分くらいの距離まで着た時点で、私は既にヘトヘト・・・
途中、アチコチにベンチが用意されてるので、その都度休憩を取る。
元気な彼は、チョッピリ不満気でも、ちゃんという事を聞いてくれる。
しかし、残り500M辺りまで着た頃には、私は限界に近かった・・・
心臓のバクバクがハンパない・・・
最初は、発作?! と焦ったが、休憩すると心臓のバクバクが治まるので、発作ではない事は分かった。
単に、体力の限界?
ベンチで少し休んで、また登る。を繰り返す。
でも、登りだすとスグに私の心臓がバクバクして、次のベンチまでハンパなくシンドイ・・・
私は自分の限界を感じて、近くにいた別のスタッフに声を掛けた。

私 「ヒイヒイ、ゼイゼイ、お願い!もし私が彼に着いて行けなくなったら、彼をお願い・・・
ス 「分かったから。頑張って!」

このスタッフは私の心臓の病気の事を知らない。
だから私の事、”物凄く体力のない人だなあ~”って思われただろうなあ~

もう次のベンチまでももたなくて、石段の途中で彼に声を掛ける。
私 「Aクン、ゴメン!ちょっと休ませて・・・」
彼は、仕方ないなあ~と言う顔をしながらも、一緒に石段に座ってくれる。
ヒイヒイ言いながら登る私を、時々手を繋いで引っ張ってくれる。
自閉症と聞いているけれど、とても優しい子だった。

彼に助けられながら、何とか山頂まで登る事が出来た私。
お弁当タイム。私は食べられなかった・・・
もうシンドクテ、とても食欲何て無かった・・・

彼は、お城の天守閣まで登った。
ぐるりと広がる360度のパノラマ風景。彼は嬉しそうにアチコチ見て回る。
そして、天守閣にあった望遠鏡を見たがった。
100円を入れて望遠鏡を覗いたら・・・
彼の眼には空しか見えない?
望遠鏡の高さが変えられないタイプの上、踏み台も無かったため、彼は望遠鏡を下から見る形になってしまっていた・・・
仕方ないから、小5の男の子を「よいしょ!」っと抱っこして見せてあげた。

さて、問題は帰り道だった。
今回のコースは、山道の他に石段もスゴク多い。
登りはまだ良かったが、下りは、その石段が私にとって曲者だった・・・
私の複視の目では、ハッキリした色の違いがない階段は、平らに見えてしまうから・・・
ピョンピョンと飛び降りるように道を下って行く彼のスピードに全く着いて行けない・・・
「待って!」と言うと、チョットだけ止まってくれるのだけど、スグに前へ進んで行ってしまう。
仕方なく、彼の下りは他のスタッフにお願いした。
彼のペースで私が着いていけば、スグに転倒する事が目に見えていたから・・・
結局、彼に遅れながらも何とか公園まで到着しました。

ものすごーーーーくしんどかったケド、楽しいイベントでした。

でも・・・
今後は私は参加できないなあ~と思いました。
体力や心臓の問題もあるけど、一番心配なのは、下りが出来ないという事。
自分一人なら、登りも下りも何とか出来るとは思う。
でも、これはあくまで支援なのだ。
自分の事で精一杯で、子供の面倒が見れなくては、意味がない。
むしろ、子供を危険な目に合わせてしまう可能性があるー

来年は、このイベントの時はお留守番組だなあ~


☆ まみこ、心配かけてゴメンね。それからありがとう。

☆ 翌日から、腕・腰・足・背中など、体中の至る所が筋肉痛に・・・・・