郵便局からの営業マン？・・・

先日、我が家に郵便局員がやって来ました。
簡易保険の営業でした。
10月から郵便局が民営化しますよね。
で、それまでに簡易保険に加入しておくと、国の補償が満期まで付きますので、
今のウチに加入しておきませんか？と言うことでした。

簡易保険に関してはあまり興味の無い私でしたが、聞きたい事は沢山ありました。
まず、先日手続きした定額預金はどうなるのか？
とりあえず、満期？の10年までは、国の補償が付くそうです。
また、定期預金も満期までは国の補償が付きますが、満期以降は付かなくなります。
（詳しくはこちらをどうぞ→　郵便局のＨＰより）

あんまり、「国の補償が付くから今のうちですよー」と言うので、思わず、
私　「えー、国の補償も当てになんないでしょう。年金の事もあるし～。」と、
ちょっとイジワル言ってしまいました。
郵便局員さん、「まあ、それはね～・・・」と、苦笑でした。

いろいろ話していく内に、郵便局員さんちょっと気が緩んだのか、
「保険もいいですが、今、一番いいのは”投資信託”ですよー。
　担当者に頼まれて、昨年毎月1万づつ投資していったんですが、
　先日見たら、1年で7000円も利息が付いてましたよー。ハッハッハッー」
私すかさず、突っ込みましたー

私　「投資信託っていうと、株ですよね？」
郵　「え？いや、投資信託は投資信託ですが？」
私　「いえそうじゃなくて、投資信託は株投資だけなのか聞いてるんですけどー」
郵　「？？？」
私　「投資信託は、郵便局がどこかの証券会社を通して株などに投資して、
　　　その利益を投資した人に分散させてるんですよね？だから、元本保証じゃないんですよね？
　　　では、どういった物に投資しているのか聞いているんですけど？
　　　国内株ですか？海外株？それとも為替？まさか国債とかですか？」
郵　「ああ、多分国内株だと思います。えーっとナントカ証券を通してるんじゃないかなあ？
　　　僕は保険担当なので、詳しい事は信託担当の人に聞かないとわかりませんが・・・。」
郵便局のおじさん、もう、汗を拭き拭き答えましたー。

たぶん、みんなそうなんでしょうねー。
”投資”で”元本保証なし”と説明してもらっていても、
自分が払ったお金がどこでどう使われて、
ナゼ通常よりいい利息が返ってくるのかーという事は全く知らないー。
別にこの郵便局員のおじさんを責めるわけではないけれど、
大事な自分のお金がどう動いているのか？くらいは知ってないと、
これからの民営化にはついていけないぞー
ある日突然、日本に大地震が起きて、あるいはミサイル落ちてきて、国内株が大暴落して
元金、ガーンと減っちゃってもモンク言えない事、わかってるのかなあ？
その為には海外株とかにも分散投資してる方がいいんだけど、たぶん知らないだろうな～。

最後にもうひとつ尋ねました。
私　「民営化後の新しい定期預金とかはＨＰにも載っていませんでしたけど、
　　　どんなのが出来るんですか？」
郵　「いや、そういったのはまだ何も聞いてませんがー・・・。」

ちょっとー、民営化まであと３ヶ月もないのに、なぜ次の手が決まっていない？
最後だから、たくさん加入者が欲しいのなら、
「民営化後はこうなりますから、今のウチに加入された方がおトクですよ。」
という営業や、
「投資信託にご興味がおありなら、今度担当者を来させます。」
なんていう、ついで売り込みの営業もアリだと思うんだけどー
やっぱりお役所仕事だな～
それとも、次がどうなるかわからないから、今のウチに加入ーと言う、営業方法なのかしら？


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