蒲田耕二の発言

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#僧衣でできるもん

2019-01-08 | 社会
僧衣を着て運転してはイカンと福井の僧侶が県警に反則切符を切られて、多くの坊さんが逆ギレ。僧衣姿で縄跳びやらボールのリフティングやらドラム演奏やらバック転やら、さまざまな隠し芸をネットに投稿しまくる事態になった。

まあ、坊さんが跳んだりはねたりの事態そのものはなんだか微笑ましくて頬が緩んでしまうが、ここはやっぱり県警の判断の方が正しいと思うよ。オレは一切の公権力に生理的に反発してしまうタチだけど。

大昔、ディズニーの安全運転キャンペーンで、平素は路面を這っているアリを踏んづけないよう気遣うほど心優しいブルートが、車に乗り込んでハンドルを握った途端、悪鬼の形相のオオカミに変身し、歩行者や他の車を蹴散らして無謀運転に突入するという短編アニメがあった。

生身のヒトにはありえない移動スピードを可能にする車は、一種の麻薬だ。スピードの快感に酔い痴れた人間は、理性を失ってしまう。そのことは、高速でのあおり運転が後を絶たないことからも明らかだろう。

車は麻薬にもなれば兇器にもなる。その使用に最大限の制限を掛けるのは当然だ。僧衣を着てても縄跳びできる、なんてのは論点のすり替えに過ぎない。

大体、運転に支障を来していなかったから反則金を払わないって、本来モラルの手本であるべき宗教人のやることかね。それなら「運転に支障を来していないから」酒気帯び運転もいい、という理屈になるではないか。

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