koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

1/16 おもちゃ修理6件

2021-01-17 | おもちゃ
すくすくプラザプレイルームから修理依頼があったので、取りに行きました。簡単な修理ばかりでしたw。

1件目、木の車です。

上に尻もちでもついたでしょうか、車軸がぽっきり折れてます。木の棒買ってきて刺しなおそうかと思いましたが、頭の部分が差し込みじゃなくて一体物削り出しだったようなので、骨接ぎで直すことにしました。

両方に穴をあけて、M2×25mmの頭を落とした物を芯にして、木工用ボンドを塗って突っ込みました。再発は心配ですが、そこそこの強度になったと思います。

2件目、チャギントン。

音は鳴るけど、ヘッドライトが点灯しない、との事。

LEDへの配線がポロっと取れてました。製作時のハンダ付け不良と思われます。再ハンダ付けしてあっという間に終了w。

3件目、プラレールの「おしゃべりトーマスあちこちキョロキョロ」との事です。

「目がキョロキョロはするけど、音が鳴らない」との事。初めて見るおもちゃです。

試しにスイッチ入れてみると…ちゃんと音が鳴りました。起動時のセリフが鳴った後は、車輪を回すとセリフをしゃべる様です。しゃべりながら目が左右に動きます。(ちょっと気持ち悪いかもw。)
ゴムの付いた車輪が付いてるのですが、モータは入ってません。

念のためと後学のため、分解してみました。

小さなスイッチを出っ張りのある軸で蹴って、回転を検知してます。髪の毛が少し絡まってましたが、特に異常なし。
基板等はこんな感じでした。

目はソレノイドで動かす構造です。リモコンのチョロQと同じような作りですね。
大きなインダクタンスが乗ってます。回路は追ってませんが、単3電池1本=1.5Vでマイコン駆動は厳しいと思われるので、昇圧回路が入ってるかもしれませんね。
配線にも特に異常は見られず、スピーカチェッカで音も鳴りました。

で、組み直してスイッチ入れてみると…音が鳴らない…。
再度分解してよく見てみると、スピーカ線の基板側(片方)、ハンダに亀裂が入って浮いてました。

ハンダ足して再ハンダ付けで、ちゃんと鳴るようになりました。

4件目、ボイスレコード+足が動く「まねっこネコ」です。

ボイスレコードは動作してるようだが、歩かない、との事。

中身は足を突っ込んであるだけなので、足引っこ抜いて分解。

モータ線の断線でした。繋いだらすぐ動きました。楽勝ですw。
(しかし、ケーシングのネジ4カ所が、1カ所しか止まってないし、駆動部も固定されてませんでした…。駆動部の固定は、下側は取り付けが折損してなくなっててネジもない、上側は折損はしてないけどネジ止めされてない、という状態でした。怪しい…)

5件目、リモコン操作の犬です。

「おしっこ」のボタンが効くだけで、前後歩き・ふりむき・音楽等のボタンが効かない、との事。リモコン線の断線だろうと分解してみたのですが…、結論は電池消耗で、無駄に分解してしまいました…。

電池BOXを止めてる結束バンドを外して足を引っこ抜いて、下半身部分のケーシングを分解。基板はこんな感じ。

これで、断線チェックとリモコンのSW押してSW動作確認をしたのですが、どうもよく分からない…。しばしつついてみた後「もしやこれは電池…?」と、電池を測ってみたら、単3×3本の内、1本がすっからかんでした。その1本を取り替えたらちゃんと動きました。
今まで散々痛い目に会ってるのに、またやってしまいましたw。
ワイヤ式のリモコンで「SWが1カ所しか効かない」の状況から、勝手に断線と決めつけて作業開始してしまいましたが、やっぱり電池の確認は最初の最初にやらないといけませんね。

6件目、アンパンマンことばずかんDX。

音が鳴らないとの事。分解します。

三角ネジのタイプでした。スピーカは悪くない。つついてると時々音が鳴る。

分かりにくかったですが、手前のスピーカ線が、基板側の付け根で断線してました。(途中でホットボンドで固定されてたので分かりにくかった。)
先端のキャップを取るのが少々めんどうなので、すき間から再ハンダ付けして終了。

途中で無駄な分解をしてしまいましたが、6件で3時間はかからなかったかな。まあたまにはこんな楽勝な修理もいいでしょうw。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1/9 宇部定期開院 | トップ | 1/24 リユースおもちゃ... »

コメントを投稿