山登り・里歩きの記

主に関西地方を中心とした山登り、史跡巡りの紹介。要は”おっさんの暇つぶしの記”でんナァ!。

紅葉の談山神社まで9キロ・ウォーキング(その2)

2013年12月30日 | 寺院・旧跡を訪ねて

2013/12/1(日)、10時半、ようやく談山神社の表門にあたる東大門に到着。近鉄・桜井駅から3時間半で、予定より少し早かった。寄り道しなければ3時間弱でこれそうです。ここからが談山神社の表参道。そそり立つ杉立木の間を抜け、苔むした石垣や怪しげな石塔など見ながら坂道を進むと、20分ほどで賑やかな談山神社入口。


赤い鳥居と140段の石段が立ち塞がる、いや歓迎してくれます。さすが「関西の日光」と呼ばれるだけあり(日光は行ったことありませんが・・・)、色鮮やかな紅葉はワクワクドキドキさせてくれます。ただ若干終末期の紅葉でしたが・・・。談山神社は山腹にへばりついた神社、坂道が結構多い。でもお年寄りの方も心配なく、階段を利用しなくてもいいように緩やかな回り道も用意されています。俺は階段登ったゾ!。


階段登りきると、堂塔が展開する境内だが、まず山へ行く。境内西奥の登山口から、これまた階段を登り御破裂山を目指します。15分ほど山登りを体験すると、御破裂山と談山の分かれ道に出会う。左方向へ進み平坦な尾根道を5分ほどで頂上に着く。厳めしそうな墓所が待っているだけで見るべきものはないが、ちよっと左の道を行けば「大和平野展望絵図」が掲げてある。この図の通りに展望できるかどうかは保証できかねるが、ともかく見晴らしはきく。この横にロープを張り立ち入り禁止にした空き地に、ピカピカのお墓が建ち、「藤原家」と刻まれている。こいつは何だ?、などどうでもよく、さっさと次へ。
さっきの分岐点まで戻り、今度は談山へ。1~2分で丸い広場につき、真ん中に「御相談所」と刻まれた石碑が建っている。ここが殺人計画の謀議場所として名高い「談所(だんじょ)が森」「談の峯(たむのみね)」、即ち「大化改新談合の地」とされる。

殺された入鹿の首が、殺人現場のある飛鳥・真神原を飛び回ったという噂もあるが、この多武峰の森まで鎌足を追っかけてきたという伝承も残されているそうです。「御破裂山(ごはれつざん)」という物騒な名前の由来は、この山が時々鳴動し鎌足の神像にひびが入ることからくるそうですが、これも入鹿の呪いなのではないでしょうか。
拝殿からの眺め。素晴らしい紅葉の景色が眼下に広がる。回廊に高欄、軒から吊らされた釣灯籠が趣をいっそう増してくれます。ここ拝殿内は展示室にもなっており、あの有名な『多武峰縁起』の絵巻が広げられて展示されている。入鹿さん可哀そう、っていう気になるかどうか。

写真は権殿(ごんでん、国重文)と十三重塔 (国重文)。境内の中心で「けまりの庭」と呼ばれる場所。談山神社の数ある景観スポットの中でも特別らしく、記念写真屋さんのスタジオ(?)が設けられている。またこの広場では毎年春(昭和の日)と秋(文化の日)に、京都蹴鞠保存会による蹴鞠(けまり)を奉納するイベントが催されるそうです。



心をそそる案内板が、140石段の途中に立っている。
「恋神社
     恋の道(ご縁を心に願いながら歩きましょう)
     むすびの岩座(ご縁を心に願いながら撫でましょう)」

縁が無いとは知りながらも、歩いていた。たどり着いたところは真っ赤なお堂さん。恋神社と呼ばれる東殿です。なにやら情熱的な恋の歌人・鏡女王(かがみのおおきみ)が祀られているそうです。
ここから見下ろす紅葉の広がりも素晴らしい。撫でるの忘れてた・・・>

鎌足さんも入鹿さんも、どうでもいい。恋さんもどうでもいいヤ、ともかくここの紅葉は素晴らしい。

詳しくはホームページで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする