前回紹介した修復の続き。
はつり作業中見えてた
鉄筋がぽとり。
・・・。
どうやらコンクリート内に
端材の鉄筋が残っていただけでした。
橋桁本体の鉄筋のサビじゃなくて良かった。
はつり完了はこんな感じ。
鉄筋が無いということで防錆剤は無し。
プライマーというボンドを塗って、
モルタルの充填。
やっぱり仕事がやりにくそうな高さ・・・。
充填する深さは3㎝。
一回で仕上げもできなくはない深さですが、
万が一ということや、硬化するまでに
モルタル自体の重みで空洞ができないようにと
今回は2回仕上げを採用。
1層目の仕上がり。
ガタガタなのはわざと。
わざと凹凸を設けることで接着面積も
増えますし、接着が良くなります。
キレイに仕上げちゃうと
次の層が付着しにくいのは
分かって頂けるかと。
で、またボンドを塗って
モルタルを充填し、
仕上げて完了。
大きな橋で1カ所づつの補修は
すごく小さいですが、
これをやらないと劣化が広がり、
最悪橋の架け替えという事態に。
自分は新しい構造物を造る工事を
担当することが多いですが、
今回のような補修工事も大切。
これをやるかやらないかで
橋の寿命も大きく変わり、
補修工事の品質も良くなければ
やっぱり橋の寿命に直結します。
皆さんの生活に欠かすことはできない道路。
長く使用できるよう責任感持って
最後まで工事進めます。
土木部 1330
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