
◆~本と歩こう㉚~◆
こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。
今回は、11月21日(日)に行われた、甲府市総合市民会館のイベントでの体験報告です★
世界三大ピアノと言われる、ベヒシュタイン(ドイツ)、ベーゼンドルファー(オーストリア)、そしてスタインウェイ・アンド・サンズ(通称スタインウェイ、アメリカ)。
なかでも、スタインウェイは力強さと華やかさをもつ世界最高峰の名器として、あのショパンコンクールをはじめ、世界各国の有名ホールや演奏家たちに愛用されているピアノです。
★芸術ホールのスタインウェイ(D-274)★
平成2(1990)年の甲府市総合市民会館開設時から所蔵しているという、芸術ホールのスタインウェイ。
そのスタインウェイを50分間2,000円で借りることができるという企画イベントが、今年6月から始まりました。
1日限定5組までで事前申し込みが必要ですが、2回目の11月に運良く参加することができました♪
★さあ、弾いてみましょう★
憧れのピアノの前で、もう胸はドキドキ。勇気を出して弾いてみると、透明感のある音にびっくり!
どこまでも広がっていく澄んだ音色に、自分自身も音になって消えてしまうような感覚がしました。
現実の自分の演奏はさておき。弾く人の気持ちに寄り添ってくれるような、懐の深いピアノだと思いました。さすが、世界の名器スタインウェイです★★★
「スカボローフェア」、「炎(鬼滅の刃)」、「暁の鎮魂歌(進撃の巨人)」、「Lemon」等を弾いていたら、あっという間に50分が終了。もっと練習して、いつかまた参加したいです😊
コロナ禍における緊急事態宣言で、市民会館でのすべてのイベントが中止になってしまったとき。
「市民の方に喜んでもらえることは何か」という主旨で発案されたのが、この企画だったそうです。
次回開催は、12月24日(金)※受付終了。来年は2~3月にホールの改修工事が入ってしまうため、その次は4月頃の開催予定とのこと。
すぐに定員が埋まってしまう人気企画のため、申し込み希望の方はこまめにHPチェックを。
みなさんもぜひ、スタインウェイの音色を体感してみてください
甲府市総合市民会館
http://www.aluty.com/
~本と歩こう㉚~
※出版社の著作権に準じて書影を使用しています
『左手のコンチェルト 新たな音楽のはじまり』 舘野 泉著 佼成出版社(2008年)
2002年に脳梗塞で倒れ、右半身不随の身体になったピアニスト・舘野 泉(たての いずみ)。
2004年からは左手だけのピアニストとして演奏活動を再開。現在も世界中で活躍しています。
本書は舘野氏からの聞き語りを書き下ろしたもの。絶望と葛藤をのりこえ、自然体で「音楽とともに生きる」姿が心に響く一冊です。叙情的な北欧音楽の舘野氏のピアノもぜひどうぞ。
―取材へのご協力、ありがとうございました―