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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

「蓄音機の夕べ」に行ってきました★

2021-10-26 09:48:49 | 紹介

~本と歩こう(28)~


こんにちは。市民レポーター杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

 

存在を知っていても、生の音を聴く機会がなかなか無いのが、蓄音機ではないでしょうか?

今回は10月15日(金)夜に信玄ミュージアム内で開催された、「旧堀田古城園で愉しむ 蓄音機の夕べ」のご報告です

「蓄音機の夕べ」は昨秋から開催され、今秋で2回目。

今年度は、1950年代のアメリカン・ポップスを中心にしたプログラムで行われました。

▲会場入り口では映画音楽の名曲「第三の男」がBGMでお出迎え♪

▲レコード5~6枚の演奏につき1回の割合で針を交換

 

旧堀田古城園は、昭和8(1933)年に開業したという料亭旅館。平成26(2014)年、建物と共に手巻き蓄音機も甲府市に寄付されました。往時の趣向を凝らした風情ある広間は、秋の夜長と蓄音機の雰囲気にぴったり♪♪

蓄音機の音を聴くのは初めてでしたが、まるでライブ演奏のような臨場感があって驚きました!!

上弦の月夜と庭園からの澄んだ空気。深みのある音色に、心も体も満たされるようでした。😊

演奏後、昨年度まで同館の職員だったという、蓄音機奏者の坂本雅哉さんがご挨拶。

「蓄音機の魅力を若い人たちにも知ってもらいたい」という思いで、このイベントを始めたそうです。

今後も定期的に開催して、年代を問わず、蓄音機のよさを伝えてほしいと思います♪♪

右(手前)は、旧堀田古城園所蔵の蓄音機。ポータブル蓄音機で、スーツケースのように収納・携帯可能。

坂本さんのお話によると、「蓄音機は定期的に音を出すのがメンテナンスのコツ」だとか。

ときどき演奏させて、手巻きねじをゆるめておくことも重要だそうです。

蓄音機は音量の調整ができないので、音を出すときは拡声器部分に布団をあてて、家族から苦情が出ないように工夫している、と教えてもらいました。😊

 

みなさんも機会があったらぜひ、蓄音機の音色にふれてみてください♪♪

 

~本と歩こう㉘~

『音楽の肖像』 堀内誠一・谷川俊太郎著 小学館(2020年)

出版社の許諾を得て表紙画像を使用しています

 

今回は「音楽の秋」をテーマに本を選びました。

1987年に亡くなった絵本作家の堀内誠一と、現代を代表する詩人の谷川俊太郎による貴重な一冊。

作曲家の人柄や、その時代の空気を表現した肖像画と、それぞれの肖像画に捧げられた詩。

ページを開くたびに、作曲家たちの音楽や話し声が聞こえてくるようで、何度でも読み返したくなる本です。

時を超えて響きあう、二人の芸術家による魂の共演をお愉しみください

 

―取材へのご協力、ありがとうございました―


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信玄公生誕の地・甲府展「THE SHINGEN 500 PARK」

2021-10-21 16:40:51 | 紹介

武田信玄公のこと、知っていますか?


 

市民レポーター村上由実です

 

甲府駅北口ペデストリアンデッキ特設会場で開催中の

「信玄公生誕の地・甲府展 THE SHINGEN 500 PARK」へ行ってきました

2021年11月3日の武田信玄公生誕500年を記念した企画展です。

 

※2021年4月のブログで、市民レポーターの野呂さんも紹介しています。併せてご覧ください↓

「信玄公を知る初めの一歩 信玄公生誕の地・甲府展~THE SHINGEN 500 PARK~」(2021年4月23日)

感染症予防の対策としてマスク着用が義務付けられ、検温とアルコール消毒を行ない中に入ります。

 

最初は「風」ZONE

「武田信玄公略歴紹介ゾーン」として、信玄公の略年表や略歴、主な戦いのようす、そして武田信玄公がなぜ山梨県民の英雄として語られているのか、などが紹介されています

特に興味深かったのは、武田二十四将紹介の部分。

昨年「信玄ミュージアム」で行われた「武田二十四将総選挙」の結果も発表されていました

歴史にあまり詳しくない私としては、少し意外な結果だったようにも思いますが、歴史好きな方々には納得の結果だったのでしょうか(笑)。

武田軍がその名を轟かすことができたのは、優秀な家臣たちがいたからこそ!

結果が気になる人はぜひ現地に足を運んでみてくださいね。

 

続いて「林」ZONE

「信玄公甲府市内ゆかりの地・紹介ゾーン」として、武田神社をはじめとしたゆかりの地や、元湯・隠し湯、路線バスを使った周遊モデルコースなどが紹介されています。

中でも気になったのが、山梨県外のゆかりの地。

山梨県内は行ったことがある場所も多かったのですが、県外の地は未開拓。

もう少し世の中が落ち着いたら、ぜひ訪れてみたいと思いました。

 

次は「火」ZONE

「シアター・名言ゾーン」として、こうふ開府500年記念360°VR「Experience SHINGEN~為せば成る~」の上映や、甲府市武田氏館跡歴史館「信玄ミュージアム」が紹介されています。

 

甲府の街のプロモーション動画もあり、こちらは知っている場所が映っているので、楽しんで観ることができます

その他、スマホで撮影できるARフォトフレームのコーナーなどもあります。

訪れた記念に撮影してみるのも良いかもしれません。

 

そして最後は「山」ZONE

「信玄公と日本遺産<甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡>」として、日本遺産に登録された御嶽昇仙峡の魅力がたっぷり紹介されています。

渓谷の美しさばかりが注目されがちな昇仙峡ですが、他にも金桜神社の御神宝や御岳道祖神、黒平の能三番など、魅力的なものはたくさん

そのすべてが要因となって日本遺産に認定されたのだということがよくわかりました。

 

毎年4月に行われている信玄公まつりも、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため昨年は中止。

今年は信玄公生誕500年ということもあり、大々的に実施されるのを楽しみにしていましたが、来春に延期となりました。

集まってお祝いするのはまだ少し先になりますが、その日までに信玄公のことを予習しておくのにピッタリの常設展です。

2022年1月末まで開催されていますので、訪れてみてはいかがでしょう

 

信玄公生誕の地・甲府展 THE SHINGEN 500 PARK

https://kofu-tourism.com/feature/exhibition/index

 

 

 

 


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近代に活躍した山梨ゆかりの50人!「山梨近代人物館」

2021-10-14 11:13:04 | 紹介

山梨県庁舎別館で、昭和初期にタイムスリップ


こんにちは。市民レポーターの“クッツー”こと沓間 聖(くつま せい)です。

 

山梨県庁舎別館にある山梨近代人物館>に行ってきました。

ここでは、明治時代から戦前までに活躍した山梨県ゆかりの50人を紹介しています。

展示室に一歩入ると、壁一面に50人のフォトフレーム!!どんな人がいるのかな?

今年の10月から来年3月までは、【わたしたちのまちの先駆者たち~南アルプス・峡南地域~】のテーマで、50人の中から9人がピックアップされ、詳しく紹介されています。

9人の写真や功績、残した言葉などを一人ひとりパネルで紹介。

書物などの関連資料も展示してあります。

 

この中で“甲府に関係している方はいないのかな”と探してみると…

 

いました!!初代甲府市長の若尾逸平氏。

出身は、南アルプス市だそうです。

あとひとり。小宮山清三氏。

出身は南アルプス市ですが、中巨摩郡池田村(現在の甲府市)の村長を務めました。甲府市下飯田には、小宮山清三頌徳碑が立っているそうです。

テーマは、半年ごとに変わります。

今回は地域に目を向けていますが、産業や芸術などの分野でテーマを決めることもあるとのこと。50人が網羅できるように、いろいろな視点から考えるそうです。

 

係の方に、とてもていねいに展示の説明をしていただき、

山梨の近代化に、さまざまな分野で活躍する大勢の方が関わっていることがわかりました。

 

 

さて、この<山梨近代人物館>ある山梨県庁舎別館は、県指定有形文化財です。

中は、レトロな雰囲気!!

こちらは旧知事室。

奥にはだんろ。じゅうたんは、山梨県のシンボルマークとぶどうの模様。

創建時の内装を復元したそうで、照明やカーテンのドレープなど、まさに昭和初期。

 

テレビドラマや映画の撮影にも使われています。

山梨近代人物館の中に入っただけで、過去にワープした気分になりますよ。

 

山梨近代人物館の方からのメッセージ

「今回の企画展【わたしたちのまちの先駆者たち~南アルプス・峡南地域~】をテーマに決めたのは、“中央線開通以前に山梨の近代化を支えたのは、富士川を中心とした南北の軸であったのではないか”という考えから。そこを切り口に9人の方を取り上げました。ちょうど、中部横断道全線開通の時期とも重なったので、この企画展が南北のつながりに目を向ける機会となり、9人について知ってもらうきっかけになればと思います。

また、若い世代の方にもぜひお越しいただきたいです。県庁舎別館のまわりには、山梨ジュエリーミュージアムや防災新館、舞鶴城公園などがあります。山梨近代人物館とセットでお楽しみください」

 

<おまけ>

山梨近代人物館に車で行く場合、防災新館の地下の駐車場が利用できます。

なお、地下一階駐車場フロアには、甲府城石垣展示室があります。

見学、おすすめです。


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かずさんの街散歩vol.21

2021-10-11 11:16:51 | 紹介

大国地区


こんにちは。市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(68才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.20 羽黒地区>の記事はコチラ

 

vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区<アイメッセコース> vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 vol.10:石田地区 vol.11:中道地区 vol.12:池田地区 vol.13:国母地区 vol.14:朝日地区 vol.15:甲運地区 vol.16:貢川地区 vol.17:伊勢地区 vol.18:相生地区 vol.19:千代田地区 vol.20:羽黒地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

番外編2:市立甲府病院 栄養管理士さんのお仕事紹介

 

****コースの紹介****

第21回は、<大国地区>です。

大国地区は、平成元(1989)年度に、大里地区と国母地区の児童数増加により学校を新設したことで誕生した地区。大里の「大」と国母の「国」を取って「大国」と命名されたそうです。

ちなみに…

・大国小学校→国母小、大里小、山城小から分離統合し、平成元(1989)年2月に創立。

・上条中学校→名前は、地名の古上条から。「上」は“優れている”“高い”など。「条」には“えだ”“わかえだ”“のびる”などの意味があるそうです。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p.19に掲載

大国地区のウォーキングマップはコチラ

 

①2021年9月19日(日)、「大国小学校正門」からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

正門を出て校庭を反時計回りに歩いていきます。

校庭ではスポ少野球の試合をやっていました。

②校庭に沿って歩き、荒川土手に出る道に進みます。

国母地区から続く四分川に架かる橋(しぶかわほどうきょう)、荒川に架かる橋(おおくにほどうきょう)を渡ります。

③大国歩道橋を渡り切ったら左折し、土手(左岸)を歩きます。

約100メートル歩いたら、サイクリングロードに下りていきます

④サイクリングロードを北に向かいます。彼岸花が咲いていました。

ススキのようなセイバンモロコシなど、知らない雑草もたくさんありました。最後の「見所紹介」で河川敷に生えている雑草を紹介します。

国道20号の彩火橋まで歩きます。

⑤マップでは彩火橋で折り返しになっていますが、対岸の土手(右岸)も歩いてみたくなったので、国道20号に出て彩火橋を渡り右岸の土手に向かうことにしました。

⑥国道20号に出て彩火橋を渡り切ったら、荒川土手方面に下りていきます。

⑦住宅の脇を通り抜け、荒川土手に登ります。

土手沿いのお宅の庭に、立派なミバショウ(タイワンバナナ)の木が育っていました。甲府でバナナの木を見たのは初めてです。実るのでしょうか? 

土手から草をかき分けて、河川敷の道に進みます。

⑧河川敷の道に出たら、大国小方面に進みます。大国小手前で土手に上がる階段を上り、四分川歩道橋を渡り右折し、大国小の周りを歩いていきます。ここにも珍しい植物や雑草がありました。

⑨学校を反時計回りで歩き、スタートした大国小正門をめざします(マップのゴールの門は通り過ぎます)。

大国悠遊館を通り過ぎ、次の角を曲がればゴール!おつかれさまでした。

**** 見所紹介① 荒川河川敷の草花 ****

荒川河川敷に茂る草花や、途中に咲く珍しい植物を写真に撮り、名前を調べてみました。いろんな植物がありますね。ほとんどが外来種のようです。

(植物名は個人で判断した名前です。ご承知おきください)

**** 見所紹介② 散歩コースで見つけた植物 ****

ビロードモウズイカは国道20号の歩道脇で見つけました。漢字で「天鵞絨毛蕊花」と書くそうです。ユズリハ、ハナミズキは大国小校庭で、他は民家の庭で見つけた植物です。

**** コースの感想 ****

<大国地区>は、荒川の土手と河川敷を歩くコースでした。彩火橋を渡り対岸を引き返して来たので、距離も気分も良かったです。

サイクリングロードは雑草が覆い茂っており、河原からだと周りが見えず空しか見えませんでしたが、土手や橋からの眺めは最高!いろいろな植物にも触れることができました。

大国地区にも600~700年前に創建された勝善寺、雪窓院、三宝荒神社など古い神社仏閣があります。訪問し、「大国地区part2」 で紹介したいと思います。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77


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