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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

相川地区岩窪の小正月

2022-01-18 11:03:50 | 紹介

獅子舞に どんど焼き


こんにちは。市民レポーターの“クッツー”こと沓間 聖(くつま せい)です。

 

1月9日(日)、相川地区岩窪で小正月行事が行われました。

昨年は、残念ながら中止。

今年は例年より規模は縮小しましたが、おおぜいの人が集まりました

 

会場の北部幼児教育センターのグラウンドには、大きな祠(ほこら)

習字や願い事を書いたものなどを、地域の方々が次々に持ってきて、祠の中はいっぱい

 

繭玉も飾ってありました。

開会のセレモニーの後、獅子舞が奉納されました

あれあれ、獅子からひょっとこが現れました。

子どもたちから歓声があがり、お獅子と一緒に踊っている子どももいました

獅子舞は20分くらい、獅子舞を演じている人は汗びっしょり

笛や太鼓に合わせて獅子が舞い、岩窪の町に笛や太鼓の音が響きました

ベテランの方々に交じって、若い人たち、小学生、中学生もいるそうです。

おじいちゃんにすすめられて始めたり、幼稚園のときから参加していたり…

いよいよ、どんど焼き 

勢いよく、大きな炎があがりました

代表の方からのメッセージ

「例年なら、結婚や出産、新築などおめでたいことがあった家などを訪問して、獅子舞をしますが、コロナ禍のため残念ながらとりやめました。それでも昨年はすべてが中止になってしまったので、規模は縮小しましたが、今年は実施できてよかったです。獅子舞は、上は70代、下は小学生や中学生が一緒にやっています。若い人たちが参加してくれていることが、本当にありがたいです。せっかく続いている伝統行事ですので、途絶えてほしくありません」

期待されている若い人たちから

「地元とかかわることが少ないので、貴重な機会です。この行事がなくなってしまったら、もったいないです」

 

準備や片付け、当日の運営、消防団の方の協力など、地域の方がおおぜいでこの行事を支えていることがわかりました。

獅子舞を食い入るようなまなざしで見つめ、歓声を上げていた子どもたち。この中から、獅子舞を受け継ぐ子どもが出てくるかもしれません。

伝統行事、大切にしたいですね

 

 

<おまけ>

どんど焼きの前に道祖神祭りがありました。上方(かさ)と下方(おしも)の神前で獅子舞が奉納されました。疫病を払い、地域の人々の健康を願いました。

上方(かさ)

下方(おしも)

 

 

 


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新しい年に向けて★ 「からくりカレンダー教室」に行ってきました

2022-01-13 13:27:38 | 紹介

~本と歩こう


こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

 

今回は、12月12日(日)に甲府市役所・市民活動室で行われた、手作りカレンダー教室のご報告です

この講座は「信玄公生誕500年記念季節行事」における国際交流イベントの一環として、留学生の方も参加して開催されました。

 

ところで、「からくりカレンダー」とは?

左右の開き方でそれぞれ違う半年分の日付や絵が出てくる、不思議なしくみのカレンダーのことです。

野沢則子(のぐち のりこ)先生(日本絵手紙協会公認講師の説明を聞いて、みなさんも制作に取り掛かりました。

まず、事前に用意された台紙(色紙)に、色画用紙や日付を貼ります。

次に、和紙に季節のイラストを描いて、空いている部分に貼れば完成。

スタンプなどでも飾りを入れて、みなさん思い思いにカレンダーを制作していました。

今回の教室に参加した、中国からの留学生・趙 玉陽(チョウ ギョクヨウ)さんは、

「季節のイラストを考えることが難しかったですが、楽しかったです」と感想を話してくれました。

日本の文化にふれた記念のカレンダーとして、新しい年のお役に立ちますように★★★

 

「このカレンダーは、写真などで作ってもいいですよ。家族の写真で、世界に一つしかないカレンダーを作ってプレゼントすれば、思い出にもなるのでおすすめです」(野口則子先生)

野口則子先生(中央)スタッフの田中智子さん(左)斉藤元子さん(右)

 

参加者のみなさんも自作のカレンダーを手に、笑顔で教室終了。新しい年もよい年でありますように

 

~本と歩こう(31)~

出版社の許諾を得て書影を使用しています

『字のないはがき』 向田 邦子・原作 角田 光代・文 西 加奈子・絵 小学館(2019年)

 

今回は「絵手紙」をテーマに、一冊の絵本を選びました。

読み書きできない小さな妹が、はがきに描いた「〇」は、疎開中にだんだんと小さくなっていき…。

戦争中の実話をもとにした故・向田邦子の名作。子どもだけでなく大人にも手に取ってほしい絵本です。

 

―取材へのご協力、ありがとうございました―


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かずさんの街散歩vol.24

2022-01-11 09:22:51 | 紹介

相川地区


こんにちは。市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(68才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.23 能泉地区>の記事はコチラ

 

■これまで歩いたコース

1.東地区Aコース、2.千塚地区北側コース、3.大里地区<アイメッセコース>、4.里垣地区西コース、5.住吉地区全周コース、6.玉諸地区、7.北新地区、8.湯田地区、9.春日地区 、10.石田地区、11.中道地区、12.池田地区、13.国母地区、14.朝日地区、15.甲運地区、16.貢川地区、17.伊勢地区、18.相生地区、19.千代田地区、20.羽黒地区、21.大国地区、22.宮本地区、23.能泉地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

番外編2:市立甲府病院 栄養管理士さんのお仕事紹介

 

****コースの紹介****

第24回は、<相川地区>です。

相川地区は、武田神社を中心に、北は要害山、積翠寺、西は恵運院と武田家ゆかりの神社仏閣が多く、南は山梨大学がある文教地区です。相川地区のウォーキングコースは3コース(西地域、東地域、北地域)があり、今回は武田信玄公の墓のある東地域のコースを歩きました。スタート地点の武田神社の目の前には「信玄ミュージアム」もあります(火曜日休館なのでご注意を)。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p.24に掲載

相川地区のウォーキングマップはコチラ

 

① 2021年12月14日(火)、武田信玄公生誕500年の年の最後の月に、武田信玄公ゆかりのエリアを散歩しました。天気にも恵まれ、「武田神社」前からマップと飲み物を持っていざ出発!!

② 武田神社前の道を東に進みます。左手に高い石垣が積まれ、長い石段のある「竜華池」が見えてきます。周りには石垣がたくさんありました。

(竜華池については、最後の「見所紹介」をご覧ください)

しばらく進むと「古(いにしえ)の道」の雰囲気を醸し出す道になります。

③ しばらく歩くと「護国神社」の参道横に出ます。

トイレをお借りしてから参拝しました。護国神社は、明治12(1879)年に招魂社として太田町公園隣に建立され、昭和19(1944)年に「山梨県護国神社」として現在地に移ったそうです。

④ 参道入り口の大きな立派な鳥居を出て左に進むと、左側に「龍華山永慶寺跡」の立看板があります。護国神社が建てられた場所は、江戸時代に側用人として幕政を担った柳沢吉保の菩提寺「龍華山永慶寺」の跡地とのこと。永慶寺は享保9(1724)年に大和郡山へ移設されたそうです。

⑤ 道なりに歩いていくと、左手に小高い土手があります。道を上って行くと、個人宅の門で行止りでした。そこから振り返ると目の前に大きな信玄池が、人目を避けるようにありました。このお宅は、池の景色を一人占めですね!!

⑥ 元の道に戻り歩くと、馬頭観音ならぬ「牛供養塔」がありました。珍しいですね。この辺りでは昔、牛も大切に供養されていたようです。

さらに進み霊園の門を通り過ぎていくと、「庚申塔(こうしんとう)」と「甲子供養塔」があります。庚申(かのえさる)の夜、三尸(さんし)が天に昇って人の罪悪を天帝(帝釈天)に告げるといわれており、告げられるとその人の命が縮まるため徹夜して告げられるのを防ぐ行事があり、現在も春と秋の彼岸に行われているそうです。

(三尸…道教で、人の体内に住んでいるという3匹の虫)

⑦ しばらく歩くと、左側に円光院が見えてきます。参道には桜の木が植えられており、寒桜がいくつか咲いていました。陽がよく当たり、明るく優しい感じの参道です。

⑧ 「臨済宗妙心寺派瑞巌寺円光院」は、甲府五山の一つで、県指定史跡。武田信玄公の正室・三条夫人のお墓があります。

山梨県及び甲府市指定文化財の、獅子に乗る「木造刀八毘沙門天像」と白馬の乗る「勝軍地蔵坐像」がありますが、拝観できませんでした。

(※毎年4月に行われる信玄公祭りにあわせて御開帳されるそうです)

鐘楼にある鐘の「池の間」には武田菱が付いていました。

(鐘の頭部:竜頭/りゅうず、腹部:池の間、すそ:駒の爪、突き棒があたる部分:撞座/つきざと言うそうです)

円光院からの眺めも素晴らしいです。

⑨ 来た道を霊園入口まで戻り、信玄公の墓方向の道に進みます。

⑩ 少し歩くと右側に信玄公の墓があります。

元亀4(1573)年、信州伊那駒場にて53歳で亡くなった信玄公は、その後3年間の秘喪を命じたと言われています。この地で荼毘に付し、天正4(1576)年、塩山の恵林寺で葬礼が行われ埋葬され、安永8(1779)年、甲府代官中井清太夫(塩部神明神社に祭られている人)が武田信玄公の石棺を発掘したそうです。

近くには山梨県指定天然記念物の「ヤツブサウメ(八房梅)」があります。一花にめしべが7~8本あり、実は3個に結実する非常に珍しい梅の木だそうです。

⑪ 元の道に出て、向かい側にある北部幼児教育センターの敷地に入り、グラウンドゴルフのコート側に進むと「河尻塚」があります。

塚の謂れは残酷な話で、武田家を滅ぼした織田信長は、目付として河尻肥前守を甲斐と諏訪の領主としましたが、信長が本能寺の変で死んだ際、河尻肥前守は織田家に反感を抱いていた旧武田家家臣や農民に殺害され、逆さに埋められたそうです。在任期間はわずか3カ月とのこと。「さかさ塚」とも言われているそうです。

⑫ その後、マップにはありませんが「大泉寺」をめざしました。元の道を西に進み、最初の十字路を左折します。

道なりに歩いて行くと大泉寺の本堂脇に出ます。大泉寺については「見所紹介1」でご紹介します。

⑬ 境内を一回りしたら、元来た道を戻り途中のY字路で左方面に進みます。

武田通りに出る途中に「引取地蔵」に立ち寄りお参りをしました。江戸時代後半につくられたお地蔵さんで、厄除けを祈願し、全治したときは米の粉の団子を、成仏したときは泥の団子を供えるそうです。

⑭ 西に進み武田通りに出たら右折し、武田神社に向かいます。

しばらく歩いて武田神社にGOAL!!!お疲れ様でした。

**** 見所紹介1 大泉寺 ****

曹洞宗萬年山大泉寺は、大永元(1521)年に武田信虎公を開基として建立された、500年の歴史がある仏閣です。武田家三代(信虎公、信玄公、勝頼公)を祀る御霊殿と信虎公のお墓があります(お墓は県指定史跡)。

総門は、300年も前に建てられたとても古い門で、柳沢吉保の菩提寺「永慶寺」から移設されたといわれており、甲府空襲でも焼けなかったそうです。

総門をくぐると手入れの行き届いた、美しい閑静な参道が続きます。私はこの参道をとても気に入りました。四季による景色が楽しめると思います。

その先に本堂があり、さらに奥に御霊殿と武田信虎公の墓がありました。

**** 見所紹介2 竜華池 ****

竜華池は、大正元(1912)年の大干害を機に、ため池として着工したそうです。土手の長い階段を上ると池が見え、多くの人が釣りをしていました。土手からの展望は気持ちよかったです。

**** コースの感想 ****

<相川地区>の散歩コースは、室町時代に武田信虎公が石和からつつじが崎に居館を移したことにより発展してきた場所なので、武田家関連の神社仏閣が多数ありました。大泉寺、竜華池まで足を延ばしたので、歩数も大満足。大泉寺の参道や護国神社、円光院、竜華池からの眺めはとてもよかったです。武田信玄公も、この場所から、どんな思いで甲府盆地を眺めていたのでしょうか?

今回は東地区のコースを歩いたので、北地区、西地区も散歩してみたいと思います。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 

 <参考>

■『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

■甲府五山

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/koho/kyoiku/bunka/zai/gosan.html

 

■『甲府31歴史探訪 ♯7相川地区』(甲府市公式YouTube「甲府市ちゃんねる」)

https://www.youtube.com/watch?v=GLOw2RVe3c0

 


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里吉地区で採れたぶどうのみから生まれた「里吉甲州ワイン」

2022-01-06 17:05:19 | 紹介

白ワイン初!「甲府之証」認定(『広報こうふ』1月号こぼれ話)


市民レポーター村上由実です

 

令和3年8月12日、甲府ブランド「甲府之証」の食品部門に、里吉地区にあるシミズ酒販のオリジナル「里吉甲州ワイン」(認定第13号)が加わりました

『広報こうふ』1月号の「とびだせ!市民レポーター!」でも少し紹介しましたが、今回のブログでは紙面でご紹介しきれなかった内容をお伝えしたいと思います

『広報こうふ』1月号

 

甲府市は日本ワイン発祥の地といわれているのをご存知でしょうか。

明治3~4年頃に、現在の武田3丁目あたりで、日本で初めてワインの醸造が行われたという記録が残っているのだそうです。

そんな甲府市で育ったぶどうを使って作られているのが、今回の広報紙でご紹介した「里吉甲州ワイン」です

 

お話を聞かせてくださったのは、シミズ酒販の清水昌行 代表取締役(写真左↓)

今でこそ「山梨ヌーボー」という言葉もだいぶ浸透してきましたが、シミズ酒販オリジナルの「里吉甲州ワイン」は、そんな言葉が生まれるよりもずっと前から作られていました。

 

ワインというとヨーロッパをはじめとした海外のものが多く出回っていますが、その原料となるぶどうの栽培が盛んで、収穫量・出荷量共に全国1位(農林水産省調査)の山梨県は、国内でも有数のワイン産地。県内には約80のワイナリーがあり、「里吉甲州ワイン」は、そのうちの1つ「マルスワイン」で醸造されています

 

使われているぶどうは日本固有品種の「甲州」で、すべて里吉地区で栽培されたものを使っています。

里吉地区は甲府盆地の中でも標高が低いため、甲州市勝沼地区や韮崎市穂坂地区などよりも実りが早く、さらに日照時間も安定しているため、新酒ワインに適したぶどうができるのだそうです

 

以前は20人くらいの生産者様のぶどうを使っていましたが、後継者問題などもあり、現在は5人くらいになってしまったのだとか。

現在栽培は行なっていませんが、このまま減り続けた場合、栽培も視野に入れないといけないとおっしゃっていました。

 

長年のパートナーへの信頼度は高く、醸造はすべて「マルスワイン」にお任せし、発売前に味をチェックするのが毎年の恒例行事。

「今年も和食にも洋食にも合う良いワインができた」

と嬉しそうに話してくれました

「メディア等に出るのは得意ではないし、口コミでじわじわ広がっていくのが理想」

と恥ずかしそうに語ってくださった社長。

ワインというと記念日などに飲む「特別なもの」というイメージが強いですが、

「もっと身近に感じ、日常でも味わってほしい」

とおっしゃっていました。

 

今年は2,160本限定で、発売日の11月18日に店頭で行われた即売会を楽しみにされていたファンも多いとのこと

販売は、シミズ酒販の店頭とインターネットのみ。

残りも少なくなっていますので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね

■Go!Go!市民レポーターが行く

2022年1月号・国産ワイン発祥の地・甲府で生まれた「里吉甲州ワイン」

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/daisuki/reporter/shimin/tobidase/202201.html

 

■甲府の良きモノ「甲府ブランド認定制度」

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shoko/kofunoakashi.html

 

■シミズ酒販

http://www.simizu3.com/

 


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