★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

♪ほうとう味くらべ真剣勝負♪

2012-10-29 11:20:00 | イベント

 ほうとうが食べたい季節になってきました!!


市民レポーターの“北のおさっさ娘”です
朝夕急に涼しくなってきましたね。
日本には四季があるはずなのに、ここのところ二季なんではないかってくらい、
急に季節が変化していますね。 

そろそろ季節もに突入!!
私は秋生まれだからか、秋が一年の中で一番好きです
日中と夜の気温差が激しいので、風邪など体調管理は難しい時期だけど、
秋の夜長という言葉があるように、虫の声を聞きながらお家でゆっくりしてると何となく落ちつきます。 
夏は暑くてついつい行動範囲が狭くなるけど、
秋は読書の秋、芸術の秋、食欲の秋…と私の秋の活動はどんどん広がります

でも好きなことだけやっているとついつい自分に甘くなってしまうので、
いろいろな秋の中でも今年は運動の秋に力を入れようと思っています。
そうしないと食欲の秋が勝ってしまって体重計に上れなくなるかも…。
年末には健康診断も控えているので運動頑張らないと!!

さてさてそんな私にぴったりのイベントを発見!!
昇仙峡で500円でほうとうの食べ比べができるとのこと
これはと思い、母親を連れていざ昇仙峡へ。

駐車場もあるとのことでしたが、せっかく季節もいいし、
ほうとうを食べるので運動しなくてはと思い、市営駐車場に車を停めて歩くことにしました
タクシーの運転手さんに「タクシーもバスもあるよ」と言われましたが、誘惑に負けずに歩くことを決意

 

実は地元民ながら昇仙峡を歩くのはほぼ初めて
近すぎてついつい車で行ってしまうし、
歩くのはまたの機会でいいやと思ってしまうのもいけないのかもしれません。

母親と2人で気ままに歩いて昇仙峡の滝を目指しました。
歩きながら久しぶりに母親とゆっくり話をしました
自然の中だと少し素直になれるのかも。。。

だけど上り坂…。
だんだん苦しくなって会話も減ってきました。
時計と睨めっこしてまだかなと思いながら歩いていたけど…

ふと顔を上げて景色を見てみたらすごくキレイ
マイナスイオン効果で心も身体もリフレッシュ

このときは9月末。まだ紅葉シーズンではないので人も少なく快適でした
日差しも強いかと思ったけど、木がガードしてくれて空気が涼しく感じるくらいでした。
寒くなったら億劫だけどたまには歩きに来てもいいなぁと思えるくらいでした

さてリラックスしてるうちに滝の近くの階段が見えてきたのでもう少しでゴール
気持ちはほうとう目指して必死です


滝を上から覗けるワイン屋さんがあるので少し寄り道
上から見るとまた滝の印象も違いますね

 

そうこうして歩いていると…
ついに

無事に入り口を発見
お腹も空いてきたので入り口へ急ぎます

がやがやしています。
きっとたくさんの人でにぎわってるんだろうなと思いつつ歩いていると…
ついにチケット売り場を発見

受付でチケット購入
さぁほうとうを食べますよ

お昼時だからみなさんすごい行列でしたが…
どのほうとうもおいしく「もうお腹いっぱい」と思いつつ
すべてのほうとうを食べ歩いてしまいました

                   

今回が第三回目とのとこでしたが、
もっと早く知っていれば来たのになぁと過去二回に来なかった事を後悔…
みんなほうとう大好き、山梨県民ですね

そして食べた後は投票です
どれも美味しかったけど味くらべだから選ばなくてはならなくて…
それでも私の中で今日一番のほうとうに票を投じてきました。
どのほうとうも同じくらいの票数でありますように

これが今日食べたほうとうです

ついつい小さな入れ物だからってたくさん食べてしまって…
でもたくさん食べてしまうくらいホントにおいしかったですよ

私の中で今までほうとうは家庭の料理で、
母親やおばあちゃん以外の人が作ったものを食べる機会ってそうなくて…
社会人になり、県外の友達が山梨に遊びに来るようになって
「山梨の名物だから食べに行こう」ってお店で食べるようになったくらい

だから、こうしてほうとうに熱い情熱をかける人たちのほうとうを食べさせてもらって、
ほうとうに対する見方が変わったような気がします

私も今年は母親に教わってほうとう作りに挑戦してみようかな
そんなことを思いながら帰ってきました。

帰りは市営駐車場まで下りだったので行きより少し楽でした
…でも行きはバスとか交通機関を利用して帰りは歩くのが体力的にはいいのかも。

いっぱい食べたけど運動したから大丈夫
そう信じて…もし体重が危険なことになったら
また昇仙峡にウォーキングがてら紅葉でも見に行こうと思います

 


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国立公園・御岳昇仙峡の自然環境と遺産

2012-10-24 13:15:00 | 地域スポット

 水晶が昇仙峡の景観を作った?


こんにちは、市民レポーターの内藤です。
「秩父・多摩・甲斐国立公園」に指定されている甲府市御岳昇仙峡地域。

この昇仙峡は・・・
「日本観光地百撰・渓谷の部 第位」
「平成百景 全国第位」
に選定された自然景観と史跡に恵まれた甲州・甲府市の誇るべき地域です。

 

山梨は日本全国位の宝飾産業県で、宝飾品のメッカでもあります。
かつて、甲府の北部や昇仙峡では水晶を採ることができました。

***********************************
この水晶の結晶する過程が、実は昇仙峡地域の素晴らしい景観に
大きな影響を与えていることをご存じですか?
***********************************

県北端の金峰山から甲府市北端の千代田湖・湯村地域にかけて、
白岩(花崗岩)・白砂(白岩が風化した砂利層で鉱物・石英)の目立つ景観地が見られます。
これらの石英成分が地球深部で結晶したものが水晶です

御岳昇仙峡を構成しているのも花崗岩です。
花崗岩とは、地下深部の石英成分に富むマグマが上昇し徐冷しながら結晶したものです。
この花崗岩体マグマが冷却して固化する際に隙間ができます。
この隙間に結晶化の遅い石英成分が結晶し、水晶が晶出します

結晶の際には、節理と言う『ひび割れ』が形成されます。
節理には、縦方向に割れる柱状節理と横方向に割れる板状(放状)節理があります。
この節理が風化侵食されて特別な景観を形成します

このような節理などの自然現象が、
昇仙峡・荒川沿道の大砲岩・豆腐岩・らくだ石・登竜岩・覚円峰・・・
といった素晴らしい景観の生成に大きな影響を与えたのです

 

甲府市北部の黒平・乙女鉱山地域は、かつて学問的に有名な「日本式双晶水晶」が産出し、
アメリカ・ロサンゼルス自然史博物館にも「山梨県産双晶水晶」が展示されています

また、荒川ダム建設の際に多数採掘された貴石
「イエロー ジャスパ-(黄色碧玉)」も話題となり大きく報道されました。

現在では、水晶自体は採れなくなりましたが、受け継がれる技術には一層の磨きがかかり、
甲府の宝飾技術は国内だけでなく、国際的にも高く評価されています

 


日本的景勝地・御岳昇仙峡の素晴らしい景観も、
はるか昔には遠くから眺めることしかできませんでした

そこで、天保6年から天保14年(1843)にかけての8年間にわたり
長田円右衛門が猪狩村の村民を指導し、御岳新道を開発しました
この甲府盆地中心街から景勝地の御岳昇仙峡への観光道路開発に努力した
歴史遺産は石碑とともに観光道路中腹に残されています。

  

そして、今では国立公園に指定されたため、道路が整備され、
黒平あたりまでは簡単に行けるようになりました

 

甲府の駅前から30分から1時間ほどで訪れられる昇仙峡。

ちょうど紅葉の時期を迎えるこれからの時季、
昇仙峡を初めとする甲府市の誇る名勝地へ足を運んでみてください

 

その際に、今回ブログでお伝えした昇仙峡の景観や観光道路の成り立ちを
思い出していただけたら幸いです

 


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みっちゃんの道草 ~水晶の不思議☆再発見 ~

2012-10-23 10:20:00 | 地域スポット

 時代を超えて、愛される水晶  



★本日の一枚☆

 
-世界的にも稀な日本式双晶!!-

ドルジェ 山梨水晶館

:: 神秘の水晶に魅せられて:::

おはようございます。
遂に我らがヴァンフォーレ甲府が、ホームでJ1昇格を決めましたね
優勝&無敗記録更新に胸が躍る主婦レポーターのみっちゃんです。


さて、季節はいよいよ秋本番
甲府も観光をするには、とっても良い時期になってきました

今回は、そんな甲府観光の穴場スポットをご紹介。
甲府といえば水晶、宝石の研磨で有名なまちですが、
せっかくなので、珍しい水晶に触れてみては如何でしょうか

というわけで早速、貴重な水晶がたくさん展示されている
ドルジェ山梨水晶館へ行ってきました



▲「ドルジェ 山梨水晶館」
〒400-0075 山梨県甲府市山宮町3135 2F

                   

見学無料で一般公開していますが、不定休の為
事前に電話かメールで予約確認が必要です。

連絡先:055-254-6069 E-mail:info_1@dolje.com

中央高速道路甲府昭和インターより約20分
JR中央線甲府駅よりタクシーで約20分
駐車場10台

                   

水晶館の館主、桑原さんのコレクションは半端じゃありません。
玄関口のオブジェからすごいんです



▲花崗岩体の内に形成された晶洞

いわゆるガス溜りの空間が、穴の中を覗くと観察できます。
内部はとっても神秘的。
桑原さんによると、水晶の種はガスによって成長していくんだそうです

水晶館の中は、とってもお洒落
有名な絵画もたくさんあって、別世界にきたような気分になります。
甲府で水晶が有名になったのは、明治頃から。
水晶ってカメラの手ぶれ防止機能など、私たちの身近なところで
利用されているんですよ。
戦場では頑丈な水晶の眼鏡が重宝されているとか。
水晶館に眠るたくさんのお宝も見せていただきました



▲中には有名なものも



▲貴重書までいただきました!多謝!!

『山梨大学水晶図録』によると、甲府花崗岩体中から産出する水晶が
世界的に有名で、高い希少価値を持っているそうです。
中でも、甲府盆地の北側の甲府市と山梨市の境に位置する乙女鉱山から
産出した水晶(日本式双晶)は、元々2枚のハート型をしているんですって。



▲日本式双晶

なぜこんな形をしているのか、今なお未解明な部分が多い日本式双晶。
他にも不思議な水晶を見せていただきました。



▲ファントム水晶

水晶はガスによって生成されていくんですが、その時の温度の加減で
山を思わせるような△の結晶ができるそうです。
自然の放射線で茶色に色付くこともある水晶。
まだまだ謎も多いのですが、ここで桑原さんから興味深いお話を
聞かせていただきました。

桑原さん:「水晶には針のような軸に渦のもとがあるんです。
軸を外さずカットされた水晶は、綺麗な螺旋を描いているんですよ。
偏光器を使って細部まで見ると、水晶には『右巻き』『左巻き』
あることがわかります。これは上下逆さにしても、同じです。
『右巻き』の水晶には光を増やす力があります。人工水晶も右巻きです。
逆に、『左巻き』の水晶は光を減らしてしまう力があります。
昔、6個の水晶を布で磨いていた時に、1個だけ温かい水晶があることに
気付いたんですよ。何度やっても、1個だけ温度が違うんです。
どうも水晶には、触れた人の本質を見抜く力があるようなんですよ」

せっかくなので、試してみます?
と、意味深な笑いを浮かべる桑原さん。
そんな馬鹿なと思いながら、半信半疑でチャレンジしてみることに。



▲6個の水晶玉を触ってごらん

6個の水晶玉の中から、温かいと感じたものを1個だけ選びます。
触れてみると、5個の玉は石特有の冷たさを感じるのに
1個だけ、人の体温と同じくらいの水晶があったんです


実験は全部で3回行ったのですが、1回目はハッキリ、2回目はぼんやり、
3回目はおぼろに「温かい」と感じることができました。

1回、2回、と私が水晶を選ぶ度に、偏光器で内部を確認する桑原さん。
3回目に水晶を選び終えた後、偏光器から顔を上げた桑原さんから
驚きの言葉が飛び出ました。

桑原さん:「あなたの選んだ水晶は、3回とも同じ左巻きの水晶でした」

私:「……まじっすか!?」(シューイチ@KAT-TUNの中丸風に)

私も偏光器で選んだ水晶を覗いてみます。
間違いなく、左巻きの水晶でした。

桑原さん:「左巻きの水晶は、良い運気も悪い運気も吸収します。
あなたには、実はナイーブな一面があります。
あんなことを言わなければ良かったと後悔し、家に帰ってから
反省することも多いでしょう。右巻きの水晶はその逆で、どんどん
パワーを出してくれますから、右巻きを着けるようにして下さい」

ちょっとショックでしたが、当たっていました。
桑原さんによると日本人の約70%が
無意識に、この「左巻き」の水晶を選んでしまうとか
もちろんすべての水晶が「右巻き」と「左巻き」に分類されるのではなく、
歪んだ螺旋を描く水晶もあれば、螺旋がない水晶も存在するそうです。

水晶の不思議なパワーについては、まだ未解明な部分も
多いらしく、水晶を研究している学生には是非その謎に迫って
いただきたいところ
「ドルジェ 山梨水晶館」では、水晶をはじめ結婚指輪や
職人さんが研磨した宝石を購入することもできますが、
一方で学者顔負け@桑原先生の水晶に関する解説も
拝聴することができます。



▲桑原さん&コレクション

知れば知るほど、奥が深い水晶。
水晶もただ、身に着ければいいというわけではないんですね。
私もいつか「右巻き」の水晶をつかみとりたいものです。


太田貴石工芸 

:: 甲府が誇る伝統工芸士の技:::

甲州水晶貴石細工で有名な職人さん。
甲府にもいるのかしら、と思っていたら、なんと桑原さんが
ステキな方を紹介して下さいました。
その名も、太田初夫さん。
太田さんの独占インタビューは、10月25日発行の広報誌にて



▲「太田貴石工芸」
〒400-0031 山梨県甲府市丸の内3-19-12
TEL:055-222-3288




▲太田 初夫さん
伝統工芸士、一級宝石研磨士、ジュエリーマスター

太田さんは、現代貴石工芸の名匠と言われる宅間正一さんの
最後のお弟子さん。
古代から明治期の水晶製品の修復、復刻なども手がけ、
これまでにも数々の賞を受賞されています。
精密彫りを得意とする太田さんの作品は、まさに圧巻



▲太田さんの作品等

甲州水晶貴石細工ができるまでの過程は、ざっくり書くと
1.石取り→2.原石切断→3.原石絵付け→4.切り込み→5.カキ込み→
6.荒摺加工→7.中摺加工→8.仕上摺り加工→9.磨き加工
という流れになるんですが、実際に作業をしている風景を見ると
よりイメージがしやすくなると思います。



▲細工台での彫刻研磨

タライの中には金剛砂が入っています。
太田さんは手慣れた様子で、円形のコマをヤスリ化させて
水晶を研磨していくんですけれど。
研磨剤で、私の目には水晶が全く見えません……ッ!!!
やはり熟練業。
平然と作業をこなす太田さんは、さすがです

その他、太田さんの工房では、門外不出のレアアイテムを
見ることができます。
残念ながら今回はマル秘ということで紹介できませんが、
もし興味を持たれた方は、こっそり太田さんに聞いてみて下さい。
運が良ければ、皆さんも「お宝」に巡り会えるかもしれません。

そうそう!ここでもまた、貴重書を拝見させていただきました!!



▲『石はなりたがっている』

『石はなりたがっている』の中で、こんなエピソードがありました。

他の先輩たちが驚くほど、宅間さんと親しかった太田さん。
宅間先生との思い出で太田さんが印象に残っているのは、

「旅行先でマージャンに負けたこと」
「医者から止められていたたばこを、工場ですっていたのを見つけ
驚かせたこと」
「先生に頼まれた買い物の数々」だそうですが。

「私の結婚の際に病をおして出席して下さったことは
忘れられない思い出です」

というくだりで、二人の絆の深さにじぃぃんときちゃいました。
これを師弟愛と言わずして、何と言いましょう。

本を読むと、生前の宅間さんの温かいお人柄が伝わってきます。
句を詠むことが好きだった宅間さんは井伏鱒二さんとも親交があり、
太田さんも井伏鱒二さんにお会いしたことがあるのだそう。羨ましい

「石」というと冷たい印象を持ちがちですが、
その奥には限りない清純さと明るさが秘められています。
自然と精神性を巧みに交流させ、「石」そのものに近付こうとした
宅間正一。
その高い志は太田さんの中に、今も脈々と息衝いているのです。

地球は石の塊 月も星も 私達も石に帰る
まばたきの間に 石の美しさは無限
其の肌を犯すことも 小さきこと 許せ
石より生を受けたので 石に生きようとして
いろいろあって 石に帰っていく私        正一



本日のオマケ動画


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大人の隠れ家公園

2012-10-16 10:20:00 | 公園

 読書の秋、文庫本を片手にでかけませんか?


おでかけ大好き“公園コンシェルジュ”のなでしこママです。

やっと涼しくなってきましたね。
公園って、子供が遊ぶところって思っていませんか?
大人がしっとり過ごせる静寂が売りの公園があるんですよ~。

それは、湯村第二公園

近隣の人もほとんど知らない秘密の公園です。

わかりずらいところにあるので、よーく説明しますね。 

山の手通り、甲府信用金庫湯村支店を山側に入っていきます。
このカーブの左、茶色の柵の手前を左に入ります。
(ここからは、車は入れません。)

 

道の先に甲府市の看板がみえます。

 

石畳の階段をのぼって。

 

ほとんど、人がこないので個室感覚で過ごせます

後ろは石が組んであって、正面から下の道路が見えます。
遊具はまったくありません。
(下が見下ろせますし、隣家も近いので密室感はないので安心)

 

お気に入りのコーヒーをポットに入れて、静かな公園でのんびり
ときおり、風が、木々を揺らして、葉の音も秋を感じさせます。

 

読書に飽きたら、お散歩はいかが
先ほどの道を進むと、湯村ヒルズという分譲地が、上まで続いています。
そこから見る富士山や盆地の風景もステキです

 


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甲府市でつくられるワイン

2012-10-12 13:11:09 | イベント

 「ワインフェスティバルinやまなし2012」で甲府市のワインを学ぼう!


市民レポーターの浅野です。

今回は、甲府市で醸造されているワインはどんな味?を学ぶために、
「ワインフェスティバルinやまなし2012」に行ってきましたので、
その報告をしましょう。

***********************
山梨大学のワイン工程の見学、
食文化の達人を招いてのパネルディスカッションがあって、
出展ワイナリー8社のワインが飲み放題で、
ビュッフェスタイルの軽食もついている
***********************

という楽しみいっぱいの企画でした★☆
最近のワインへの嗜好の高まりのせいか、100名を超えるワイン愛好家が集まり、
大盛況のフェスティバルとなりました!!

 

1.山梨大学ワインの工程見学

今回の会場は山梨大学ワイン研究センターです。
ここにはれっきとした商用ブランド「山梨大学ワイン」があるので、
このセンターの見学からスタートです。


山梨大学ワインの製造工程の一部。 
  説明を受けている人の中に、アれ 一番目立っているのは
  宮島市長も熱心に聞き入っていました。

一般の企業ワイナリーと違う点は、製造工程、検査工程がとても小さな規模なのに、
研究開発工程が立派で、世界でも珍しい酵母菌の貯蔵があり、
普段は先生方や生徒さん達が学んだり研究したりする部屋になっている点です

山梨大学ワインは大学らしさ、
つまり「独創性」とか「創造性」が感じられる珍しいワインが特徴ですから、
研究開発に重点を置いていることに力強さが感じられました

*******************************************

 

 分析や検査をする部屋です。

 ここでワインの安全性や品質をチェックしています。

 

 


 


  実験室の一部で、ここで実験の準備を整えます。

  実験結果の最後の判定は、テイスティング?

 

 

 

 

  ≪実験コーナー≫
  他にも実験室がありますが、
  どこもだいたいこんな感じです。 

 

 

 

*******************************************

 

2.パネルディスカッションの会場

次は、学生会館に移動して、パネルディスカッションです
場所が山梨大学ですから、パネラーやコーディネーターの薀蓄(うんちく)に耳を傾けるのもオツなものです。

パンとオリーブオイル、ワインの組み合わせがどんなに歴史的な流れをもったものなのか、
食文化の達人たちの話にしばし時間を忘れます。
この組み合わせに塩をまぶすと良く合うんだそうです
塩はミネラル成分ですから・・・・・(ハイ!)。

 

100人の皆さんの頭の中が、だんだんと次の「テイステングパーティー」にと飛んでいきかけたころ、
食文化の素晴らしさを頭に入れて、いよいよ次の会場に向かいます

 

3.テイステングパーティー

今回のフェスタでは8社のワイナリーが自信作を出品しています。

その中で甲府市のワイナリーは何と5社もあります
サドヤ、信玄ワイン、山梨大学ワインの3社は、甲府駅から気軽に歩ける範囲ですし、
シャトー酒折はJR酒折駅から、また甲府ワインポートは石和駅から歩いていける距離にあります。

ですから甲府市はいつでも気軽に試飲できるワイナリーが5社もある、ワイン天国 なのです

今回のフェスタには、勝沼地区の著名なワイナリー、勝沼醸造、白百合醸造、中央葡萄酒からの出品もあって、
100名の心は期待に満ち溢れます

 

「信玄ワイン」のコーナー

信玄ワインは、甲府市中央5丁目にあって、城東通りを少し入ったところです。
  駅から歩いて15分程度です。

「甲斐ブラン白」と「マスカットベリーA赤」の2品種です。
小粒なワイナリーですが、葡萄一粒一粒の味をしっかりと閉じ込めたワイン造りをやっています
という説明通りの素晴らしい香りが口の中に広がりました

 

「サドヤ」のコーナー

サドヤは甲府駅から5分以内という市街中心部にありますが、
  サドヤ構内に入ると、ワイナリーに相応しい森閑とした環境に一変します。

シャトーブリアン「ミュール白」と「ミュール赤」の2作品です。
食卓にワインのある豊かな暮らしを目指しています、
というサドヤのテーマに相応しい香り豊かなワインです

ミュールは仏語で果実が熟したという意味で、
複数年のワインをブレンドして多彩な料理とあわせやすいワインということです。

 

「シャトー酒折」のコーナー

JR酒折駅から里山の急坂を上ります。
  15分位の時間をかけてゆっくり登ると、シャトー酒折に行き当たります。
  シャトーというだけあって、優雅なヨーロッパ調のお城を模したワイナリーです。

甲州種の「甲州ドライ2011白」と、マスカットベリーA種の「クレーレ2011ロゼ」の2品種です。
フルーティーな香りが広がる白、大人のパンチ力があるロゼ、
いずれもワイン文化を彷彿とさせる、深みのあるワインです

 

「甲府ワインポート」のコーナー

甲府ワインポートは、JR石和温泉駅から20分もあれば到着します。
  若き醸造家にエールを送ります。

2000年に設立されたドメーヌ久のワイン。
自らが語るように「おそらく日本で一番小さいワイナリー」のようですが、
使用するブドウは自社畑や管理畑で産出し、
ピノ・ノワールや青いデラウェア、ネオマスカットにこだわっています。
白は日本で一番早い新酒で、青リンゴのような酸味、赤はブラックベリーのようなワインです

 

「山梨大学ワイン」のコーナー

大学に隣接した敷地にあるワイン科学研究センターは、ぶどうの栽培から、
  ワイン醸造までの一貫した技術を総合的に研究する我が国唯一の研究所です。

「山梨甲州・海洋酵母仕込み」、「ヤマソービニヨン」、「山梨甲州シュール・リー」の3品種が出品されました。
「海洋酵母仕込み」のワイン、海から採取した海洋酵母(大学の登録商標)を用いて、
山梨大学が開発したワイン醸造法をもとに作られているそうです。
フルーティーさがすっきりとして、どこまでも軽やかに感じるワイン、
繊細な日本料理と良く合う貴重なワインです

 

「こんな素敵なワイナリーが甲府市内にあることに乾杯!!」
の声と共に、100名全員がワインが醸し出す酒楽の世界に入っていきました

 


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