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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

オープントップバスで秋の昇仙峡へ

2021-11-22 09:56:52 | 紹介

山梨県初登場のオープントップバスで秋の旅


市民レポーター村上由実です

 

武田信玄公生誕500年を迎えた2021年秋、山梨県に初めてオープントップバスが来ると聞き、早速乗ってきました

行き先は、紅葉真っ盛りの昇仙峡です。

 

これが噂のオープントップバス

可動式の屋根はついているようですが、せっかくですから開けたまま走りたいですよね。

実は前日まで雨の予報だったこの日。

「帰ってくるまではなんとか降らないでほしい

そう願いながら受付を済ませ、バスに乗り込みます。

 

こちらは参加者に配られた昇仙峡の地図と記念乗車券

いよいよ出発です。

途中、常磐ホテルにも寄り、そこからも何人か乗り込んだ後、昇仙峡へ向かいます

 

外気にさらされるということもあり、ダウンジャケットを着用し、ひざ掛け持参で参加しましたが、暖かったこの日はひざ掛けの出番はありませんでした。

 

30分ほど走り、グリーンライン県営無料駐車場に到着しました。

ここで下車して散策しながらロープウェー乗り場まで歩くか、さらに上のロープウェー乗り場までバスで行くかを選択できます。

遊歩道もあって舗装はされているものの、山道なので若干不安もありましたが、せっかくなので登ってみようと思い、下車しました。

 

県営駐車場付近の紅葉はまだ始まったばかりで緑色がだいぶ多かったですが、昇仙橋の手前に来ると、だいぶ色づいている木も

そしてこちらが「覚円峰」。

日本一の渓谷美といわれる昇仙峡の中でも、この「覚円峰」は特別!

大きな岩壁がそびえ立ち、見る人を圧倒します。

欲を言えば、もう少し紅葉していると良かったかな、なんて(笑)

 

さらに進むと「仙娥滝」が見えてきます

日本の滝百選にも選定されており、落差は30メートル。

真下に落ちる水量に圧倒されました

 

そして最終地点「ロープウェイ乗り場」へ

残念ながら私はここにたどり着くだけで時間オーバー。

ロープウェイに乗車する時間はなかったのですが、下の駐車場で下車せずここまでバスで来た参加者の方は、上の方まで行ってきたのだとか。

「上の紅葉もすごくきれいだったですよ」

と、満足げに様子を教えてくれました。

次回来るときには、私も上まで行ってみたいですね

 

また、ツアーのアンケートを提出したら、こんなクリアファイルをいただきました。

旅の思い出にピッタリですね。もったいなくて使えない(笑)

こちらのツアーは12月15日まで開催されており、魅力的なオプショナルツアーもあるようです。

気になった方はぜひチェックしてみてくださいね

 

甲府にオープントップバスがやって来る!秋の周遊バスツアー(甲府市)

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/bus-kanko.html

日本一の渓谷美 清流と水晶の秘境 昇仙峡(昇仙峡観光協会)

https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/

市民レポーターブログ「幻想の光に包まれた仙娥滝へ」(2020年11月24日)

https://blog.goo.ne.jp/kofu-reporter/e/4354ac9fae9d3502de8ee89f8578b285

 

 

 

 


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気分は名探偵?企画展「ミステリーの系譜」に行ってきました★

2021-11-17 10:58:10 | 紹介

~本と歩こう㉙~


こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

 

今回は、山梨県立文学館で開催中の企画展「ミステリーの系譜」の観覧報告です♪

壁面の足跡に探偵気分も揚がります 

(以下、館内は許可を得て撮影しています)

 

展示では、戦前と戦後の二つのコーナーに分かれて、日本のミステリーの系譜(つながり)について解説しています。

思わず見入ったのは、直木賞を受賞した甲府出身の作家木々高太郎(きぎ たかたろう)への寄せ書き。受賞祝いの寄せ書きは色紙ではなく、なんと窓枠大の一枚の板!

江戸川乱歩をはじめ、そうそうたる作家の名前が筆文字で署名されています。

一昔前の作家たちは、やることもスケールが大きいですね。かっこいい!

 

また、探偵・怪奇小説の挿絵画家として一世を風靡した画家・竹中英太郎(たけなか えいたろう)の幻想的な原画も展示されています。

(今回の展示で、甲府市湯村に「湯村の杜・竹中英太郎記念館」があることを初めて知りました)

他にも、「少年探偵団かるた」「少年探偵団バッジ」など、マニア垂涎のグッズも展示されています。

文豪ストレイドッグスのコーナー

 

 

江戸川乱歩(能力・超推理)のスタンディ

 

明智小五郎少年探偵団でおなじみの江戸川乱歩

「八つ墓村のたたりじゃ~」という映画のセリフが懐かしい横溝正史

直筆の原稿や手紙、著作物、愛用品の数々等。推理小説の黄金時代を築いた作家たちを、身近に感じられる展示でした。

1階ショップでは関連本も販売中

 

企画展「ミステリーの系譜」

期間:9月18日(土)~11月21日(日)

観覧料:一般600円・大学生400円、高校生以下無料

 

山梨県立文学館

https://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/

 

湯村の杜・竹中英太郎記念館

https://takenaka-kinenkan.jp/

 

~本と歩こう㉙~

『人間椅子 江戸川乱歩 背徳幻想傑作集』 長山靖夫・編 小鳥遊(たかなし)書房 (2021年)

出版社の許諾を得て書影使用しています

 

今回は、草稿が展示されていた江戸川乱歩『人間椅子』より、現代版の本を選びました。

図書館で、ポプラ社版「少年探偵団」シリーズを夢中になって読んでいた、昭和の小学生の頃。

乱歩の作品に潜む、危険な香りのする大人の世界を感知していたのかもしれません。

帯の惹句「毒華繚乱」そのままに、いまなお色あせない乱歩ワールドを堪能できる一冊です。

 

―取材へのご協力、ありがとうございました―


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かずさんの街散歩vol.22

2021-11-12 09:42:40 | 紹介

宮本地区


こんにちは。市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(68才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.21 大国地区>の記事はコチラ

 

■これまで歩いたコース

1.東地区Aコース、2.千塚地区北側コース、3.大里地区<アイメッセコース>、4.里垣地区西コース、5.住吉地区全周コース、6.玉諸地区、7.北新地区、8.湯田地区、9.春日地区 、10.石田地区、11.中道地区、12.池田地区、13.国母地区、14.朝日地区、15.甲運地区、16.貢川地区、17.伊勢地区、18.相生地区、19.千代田地区、20.羽黒地区、21.大国地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

番外編2:市立甲府病院 栄養管理士さんのお仕事紹介

 

****コースの紹介****

第22回は、<宮本地区>です。

宮本地区は、甲府市北部の山間部に位置し、長野県との県境となっている金峰(きんぷ)山から国師ヶ岳に至る山稜の南麓地にあります。集落は荒川上流の谷筋とその周辺にあり、甲府市の水源でもある奥御岳市有林のある地域とのこと。

“宮本”の由来は、金峰山の里宮である「金桜神社」が鎮座するからだそうです。

今回散歩する夫婦木神社からマウントピア黒平(くろべら)までの市営林道御岳線沿いの高町は、古い立派な家屋が数軒点在していますが、令和元年の世帯数は1世帯で、多くが空き家の様です。しかし、昭和初期にこの地区で発見された高町遺跡は、縄文時代中期(約4,000年前)から後期にかけて居住した跡で、大昔から人が住んでいた地域なんですね。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p.29に掲載

宮本地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

①2021年10月15日、「市営林道御岳線」の途中からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

②スタート地点の向かいにある畑で農作業している方がいたので、お話を伺いました。

小田切環さん(75歳)。現在は甲府駅周辺の地区に住み、農作業のためにここまで通っているそうです。これからマウントピア黒平まで歩くと話したところ、即座に「やめとけし!」と言われてしまいました。ここからマウントピア黒平まで約8kmあるとのことです。往復で16km歩くことを考えたらちょっと迷いましたが、覚悟を決めました。

この時期、この付近では、熊、鹿、猪が出没することもあるので、安全のために「ホイッスル」を首から下げて歩きます。

③20分位歩くと、左側山中に「近戸神社」があります。

急勾配の階段を上ると、神社の祠が祀られていました。周りには何もありませんでしたが、祠は氏子さんに守られていました。階段は足場が悪く、下りるときは特に注意が必要です。

④元の道に戻り進んで行くと、右手に高町の数軒ある集落が見えてきましたが、よく見るとひと気が無く、全部空き家の様です。立派な造りの家なのですが…。

⑤歩いていくと、水源かん養保安林の看板がありました。県の水源を守る保安林とのことです。

さらに歩くと右手に小高い山が見えてきました。

⑥しばらくすると、こんな素晴らしい景色が見えてきました。美しい山並みですね。これを過ぎるとマップにある「発電所水路点検抗」のある場所に着きました。

⑦この先から、人の気配が無くなりました。あるのは静寂と、ときどき聞こえる鳥のさえずりだけ。携帯電話も圏外となり、通る車も無く少し心細くなりました。

⑧しばらく進むと国指定天然記念物の「燕岩(つばくろいわ)岩脈」があります。この岩脈については、「見所紹介①」で紹介します。

⑨燕岩岩脈から上り坂を20分ほど歩くと、折返し地点の「マウントピア黒平」に到着です。

徒歩距離は約8km、12,200歩、約2時間掛かりました。

施設を管理している、藤原一郎さん(73歳)にお話を伺いました。

「マウントピア黒平」は、コテージ10棟を備えた甲府市の宿泊施設。自然豊かな環境で、キャンプやバーベキューが楽しめます。

藤原さんは、平成3(1991)年の開業当初から、30年間ずっと管理人をされているそうです。「多くの方のご利用をお待ちしています」とおっしゃっていました。

■マウントピア黒平

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nanboku/kyoiku/sports/shisetsu/mountopia.html

 

⑩マウントピア黒平で少し休憩して、トイレをお借りし、急ぎ帰りの途に就きました。

帰りは来た道をひたすら歩きます。出だしは下り坂なので快調!

道沿いに沢が流れていました。来るときは歩くのに必死で見る余裕がありませんでした。

⑪途中で3回水分補給の休憩をして歩き続け、スタート地点にGOALです!!!

往復で約16km、22,400歩、約4時間完歩。お疲れさまでした。

帰宅する前に、「夫婦木神社」に参拝してトイレをお借りました。夫婦木神社については「見所紹介②」で紹介します。

 

**** 見所紹介① 燕岩岩脈 ****

国指定天然記念物です。市北部にある黒富士の約100万年前の火山活動で起きた火砕流が堆積し、約50万年前の黒富士活動末期に火砕流の割れ目にマグマが貫入してできた角閃石英安山岩。柱状節理、板状節理がみられるとても珍しい岩脈で、名前の由来は、昔イワツバメがたくさん棲んでいたからだそうです。

 

■「燕岩岩脈」

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/bunkazai/018.html

 

**** 見所紹介② 夫婦木神社 ****

金桜神社参道の手前にある、縁結び、子授け等和合繁栄の神社です。

御神体(夫婦木)は、樹齢1,000年、幹周り10m、高さ10m程の栃の木。空洞の穴から漏れる光をめざし、幹の内部を下方に向かい伸びた大きな枝を男性とし、空洞の入り口の穴を女性として祀っています。

**** コースの感想 ****

<宮本地区>は、長い林間を歩くコースでした。途中に眺めのよい場所が数か所あり、自然豊かなコースです。上り坂、下り坂があるので、健脚の方におすすめ。幸いにもクマに遭遇せず、無事にゴールできてホッとしました。

片道4kmのつもりでしたが、駐車する場所(スタート地点)を間違え、片道8km・往復16km歩きました。

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

 


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