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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

かずさんの街散歩vol.23

2021-12-14 10:45:12 | 紹介

能泉地区


こんにちは。市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(68才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をするを目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.22 宮本地区>の記事はコチラ

 

■これまで歩いたコース

1.東地区Aコース、2.千塚地区北側コース、3.大里地区<アイメッセコース>、4.里垣地区西コース、5.住吉地区全周コース、6.玉諸地区、7.北新地区、8.湯田地区、9.春日地区 、10.石田地区、11.中道地区、12.池田地区、13.国母地区、14.朝日地区、15.甲運地区、16.貢川地区、17.伊勢地区、18.相生地区、19.千代田地区、20.羽黒地、21.大国地区、22.宮本地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

番外編2:市立甲府病院 栄養管理士さんのお仕事紹介

 

****コースの紹介****

第23回は、<能泉地区>です。

能泉地区は、国の特別名勝に指定されている、甲府市最大の観光名所「御嶽昇仙峡」や甲府市民の水瓶である「荒川ダム(能泉湖)」のある地区です。

地区名のいわれは、明治8(1875)年に、竹日向村、高成村、川窪村、搭岩村が合併して能泉村となった際、各村にはそれぞれ湧水があり、能(確かな)泉湧水があることから、“能泉”と名付けられたそう。甲府市で最も少ない世帯数の地区です(令和元年度/29世帯)。

昇仙峡を含む一帯が、令和2(2020)年6月19日に「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡~水晶の鼓動が導いた信仰と技、そして先進技術へ~」として、日本遺産に認定されました。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p.28に掲載

能泉地区のウォーキングマップはコチラ

 

① 2021年11月12日、天気に恵まれ紅葉も見頃になり、街散歩に出かけました。

車を県営駐車場(無料)に駐車して、スタート地点の「能泉連絡所」まで歩いていきます。紅葉シーズンなので、平日10時過ぎに着いて空きは一台だけでした。ラッキー!!

駐車場を出て、昇仙峡渓谷方面に歩いていきます。紅葉に囲まれた大きな岩穴を抜け、お土産屋の横を通り過ぎて、スタート地点の「甲府市役所能泉連絡所」に到着。

この岩穴は、約200万年前の「水ヶ森火山」の岩脈で、固い安山岩は取り残され、周囲の花崗岩は侵食されて無くなりできたそうです(山梨新報2021年11月26日版より)。

② スタート地点の「甲府市役所能泉連絡所」です。遠くに見える「覚円峰」を背景に、マップと飲み物を持っていざ出発!!

この連絡所は、文化年間(1444年~49年)甲斐国で曹洞宗の僧が建てた自昌(性)院の本堂だそうです。人懐っこい猫が出迎えてくれました。

③ 「覚円峰」はどこからでも見え、存在感抜群!いろいろな角度から撮った写真をご紹介します。

昇仙峡に「夢の松島」がありました。

覚円峰など昇仙峡の成り立ちは、約1,000万年前に古期岩体深部にマグマが貫入し結晶した水晶を含む「御岳昇仙峡花崗岩体」で、その後隆起、侵食され長い年月をかけできたそうです(山梨新報2021年11月26日版より)。

④ 仙娥滝までの道のり、渓谷美と紅葉がみごとでした。

⑤ 遊歩道途中にある「石門」は巨大な花崗岩で囲まれており、先端がわずかに離れている珍しいものです。

⑥ 昇仙橋を渡り、遊歩道に突き出た岩の下(石門ではありません)をくぐり抜け少し歩くと、地殻の断層によってできた高さ30mの「仙娥滝」に着きます。この日は虹が見えました!

多くのカメラマンが写真を撮っていました。

仙娥滝は白い花崗岩なので「白滝」ともいわれ、少し離れた「板敷渓谷」にある大滝は、黒い粘板岩の滝で「黒滝」といわれているそうです。

⑦ 階段を上って行くと、仙娥滝の上部の川の流れが見られます。

お店で休憩して、公共トイレを利用してから静観橋に向かいました。

⑧ 仙娥滝上から静観橋を渡って右折し、昇仙峡グリーンラインを歩いてスタート地点をめざします。

トンネルがいくつかあり、その中を歩いて通るのも楽しかったです。

車通りはあまり多くありませんでしたが、途中歩道が無い場所が数か所あるので、遊歩道で戻ることをおすすめします。

⑨ 県営駐車場が見えてきたら手前の交差点を右折し、泉連絡所へGOAL!!お疲れ様でした。

 

**** 見所紹介 昇仙峡の水はおいしい!! ****

昇仙峡の水は、おいしい水として甲府市民の水源となっています。遊歩道の途中に説明の看板がありました。

**** コースのお楽しみ紹介 ****

最近話題の「食べる水晶玉」を食べてきました。ゼリー、きな粉、黒蜜でできています。

この先に公衆トイレがあり、利用者が善意で100円募金する、いいやり方でした。

 

**** コースの感想 ****

<能泉地区>は、昇仙峡の観光道路、遊歩道を歩くコースで、紅葉の季節はとても景色がきれいでした。有名な観光地なので、歩数、駐車場、トイレ、休憩所、お楽しみどれも満点!県営駐車場からオムニバス(乗合マイクロバス)が出ているので、仙娥滝上までバスで行き、遊歩道を下って来るのもおすすめです。

紅葉の季節だけでなく、今度は春、夏、冬の昇仙峡を歩き、四季による変化を楽しんでみようと思います。

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

■『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

■御岳昇仙峡(甲府市観光情報)

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/welcome/shizen/syosenkyou.html

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/shosenkyoinfo.html

 

■日本遺産認定!(甲府市観光情報)

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/nihon-isan.html


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