★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

かずさんの街散歩vol.3

2020-05-27 10:00:26 | 紹介

大里地区(アイメッセコース)


 

こんにちは。今年度の市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

「甲府市ウォーキングマップ」 

vol.1<東地区Aコース>の記事はコチラ

vol.2<千塚地区北側コース>の記事はコチラ

 

****コースの紹介****

第3回は、<大里地区(アイメッセコース)>です。

『甲府市ウォーキングマップ』p18に掲載

大里地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

今回散歩したのは2020年4月4日「アイメッセ山梨」からスタートです。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

アイメッセの門を出て右に進み、韮崎南アルプス中央線(環状道路)の信号を左折します。

左側の歩道を歩きます。右側には、のどかな田んぼが広がっています。

将来リニア中央新幹線の駅ができると、ここの景色も一変するのでしょうか?

楽しみな気持ちと、今ののどかさを守りたい気持ちが交錯します…。

鎌田川の橋まで行き、手前で左折します。

鎌田川に出たら川に沿って左に進みます。

この橋の名は「鳴子橋」

ひたすら歩いてください。

しばらくするとT字路にぶつかるので、そこを左折します。

ここもひたすら歩きます。

右側には、「甲府市浄化センター」があります。

三差路に出るので、右側の道を進みます。

右側に、広い原っぱが見えてきます。

ここは、大津ターゲットバードゴルフのコースでした。

道なりに歩き、荒川の土手に進みます。

土手に上がると、荒川の水位監視カメラのようなものが設置されていました。

【余談】

国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所のホームページでは、

河川や国道のライブカメラ画像が見られるそうです!

(残念ながら、荒川にはライブカメラはありませんでした)

https://www.ktr.mlit.go.jp/koufu/kawa_camera/index.htm

 

土手に出たら、左に進みます。

荒川の土手からの景色は最高なので、まわりを見ながら歩いてください。

途中、荒川と濁川が、笛吹川と合流する地点あります。

環状道路の手前で土手を下りる道に入ります。

ガードレールが途切れた所で畑道に入ります。

畑道を通り、つきあたりを右折し、環状道路に出ます。

環状道路に出たら左に進み、藤の花が綺麗な「慈恩寺(じおんじ)」をめざします。

二川保育園に隣接する「法幢山慈恩寺」は、1400年頃から続く、曹洞宗の龍華院(上曽根町)の末寺。

庭が綺麗でした。

慈恩寺の藤は、1987年に山梨県指定の天然記念物に指定されています。

樹齢は200年以上で、棚の高さは約2メートル、棚の面積は260平方メートルに及ぶそうです。

幹が複雑な形状しています。

2020年5月1日に、改めて藤の花を見に行きました。

境内に甘い香りが漂っていましたが、盛は過ぎていました。ちょっと遅かったようです。

慈恩寺の裏側「廣瀬神社」がありました。

ここは、1600年代から続く神社だそうです。

環状道路に戻りゴールのアイメッセをめざします。

 

ゴール

ひたすら歩きましたが、約5,000歩でした。ちょっと歩き足りなかった感アリです。

****コースのお楽しみ紹介****

“ターゲットバードゴルフ”おもしろそうです。

ターゲットバードゴルフは、バドミントンのシャトルのようなボールをゴルフのクラブで打ち、傘を逆さにした形のゴールに入れる、日本発祥のスポーツ

ゴルフと同じく18ホールで、それぞれにパー数が決められて、少ない打数で回った人が勝ち

ゴルフのアプローチの感覚で楽しむスポーツのようです。20~50ヤードのアプローチショットの練習に良いかもしれません。

※興味のある方は、下記をご覧ください。

一般社団法人ターゲットバードゴルフ普及会

https://www.tbg.or.jp/

 

 

**** 寄り道 ****

荒川土手沿いの民家側の道を歩くと、道祖神が2カ所で祀られていました。

昔からの道祖神を大切にしている街でした。

****コースの感想****

<大里地区アイメッセコース>は、車がほとんど通らないので、周りの景色を眺めながら安心して歩けますトイレはスタートのアイメッセ山梨とゴール間近の慈恩寺にしかなく、トイレを気にしながら早足での“街散歩”でした。

距離若干少なめで、“お楽しみ”の和洋菓子のお店も見つからずちょっと残念でしたが、荒川の土手の散歩とてもすがすがしく、気持ち良かったです。慈恩寺の藤の花も見事でした。

ぜひ足を運んでみてください。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

<参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://www.kofu500.com/event/ev2019/chiiki-rekishi-sa.html

 

 


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イクメンのための料理教室「パパとつくる簡単料理」

2020-05-22 09:57:58 | 紹介

ほうれん草とぷりぷりエビのチヂミ


市民レポーター村上由実です

 

令和元年2月1日(土)甲府市遊亀公民館調理実習室にて、

「令和元年度イクメン養成講座“パパとつくる簡単料理”」

開催されました

“イクメンのため”うたってはいるもののファミリー参加も大歓迎だったこの企画

一緒に調理に参加したお母さんや、付き添いとしてきたご家族など、さまざまな参加者がいらっしゃいました

 

 

この日のメニュー「ほうれん草とぷりぷりエビのチヂミ」

材料はコチラです↓

まずはデモンストレーションからスタートです

調理のようす真剣に見つめる子どもたち

大人向け料理教室とは違い包丁の持ち方や食材の扱い方など、子どもたちにもわかりやすく説明されていました

続いて、いよいよ実習

みんなしっかり手を洗ってから始めます。

実際に調理を行うと、普段からお料理をしているお父さんご兄妹弟奥様から言われてしぶしぶ参加したと思われ父娘など、良くわかります(笑)

パパさんよそ見しないで―(笑)

しっかり者のキッズは、直接先生から指導を受けて1人で焼いています。

あれ? パパさんは

不慣れな作業に試行錯誤しながら、焼きすぎて少し焦げてしまった組いくつか

それでも最後はみんな笑顔“いただきます”ができました

その後カステラフルーツが入ったカップ配られイギリスの定番デザート「トライフルをつくりました。

 

あ! お兄ちゃんつまみ食いしてる…(笑)

デザートの登場サプライズだったため、歓喜の声をあげていたキッズもいました

当時はインフルエンザが流行っていましが、1組も欠けることなく開催できたそうです

この日参加したご家族は、今頃きっと、チヂミやトライフルをつくっておうち時間を楽しんでくれているのではないかと思います

現在新型コロナウイルスの影響で、このようなイベントが開催できない状況続いております。

1日も早くイベントが再開することを願ってやみません

 

令和元年度イクメン養成講座(パパとつくる簡単料理)

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/danjo/danjyo/ikumen2.html

 

 

 


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かずさんの街散歩vol.2

2020-05-18 10:39:04 | 紹介

千塚地区北側コース


こんにちは。今年度の市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

 

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコース歩き中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

「甲府市ウォーキングマップ」 ←5月にリニューアルされました

vol.1<東地区Aコース>の記事はコチラ

 

 

 

****コースの紹介****

第2回は、<千塚地区(北側コース)>です。

『甲府市ウォーキングマップ』p25掲載

千塚地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

① 今回はマップとは異なり「千塚公園」からスタートにしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

 千塚公園の看板から前方の道を直進し、程なく左折、公園横の通りを渡ります

 つきあたりY字路を右折

 正面に「千塚八幡神社」の森が見えてきました!

この道は車通りが少なく、のんびり歩けます。

⑤ 千塚八幡神社を左に見てT字路を左折します。

⑥ 千塚八幡神社の正面に出ました。立派な石鳥居と山門があります。ちょっとお参り

この神社は765年に建立され、甲斐源氏、武田家三代の守護神として、徳川家も手厚く加護を加えた歴史ある神社だそうです。

中に入ると十二支燈篭が整然と並んでいました。

境内のちびっこ広場では、近くの保育園の子ども達が鬼ごっこをしており、地元で親しまれている神社のようです。

お参りをしたら、参道の立派な石鳥居をくぐり山の手通りに向かいます。

街散歩のコースは左折しますが、ここでちょっと寄り道!!

右手にある、創業70年の老舗「村田米菓」

現在では、県内唯一の手焼き煎餅屋さんだそうです。

お店の中を覗いてみました。煎餅どれもおいしそうです!

お店を出たら、山の手通りを東の方向へ向かっていきます。

湯村郵便局を通り過ぎ 北部市民センター信号を左折「北部市民センター」に向かいます。

北部市民センターでトイレをお借りしました。快く使わせてくださいました。

一息ついたら、北部市民センターの東側の門から出発です。

つきあたりを左折し、200m程歩くと小さな十字路に出ます。

この十字路を左折し、しばらく直進

住宅街なので車通りもほとんどなく、のんびり散歩ができます。

しばらく行くと右手に「湯志麻稲荷神社」が見えてきます。

この神社の狛犬は、向って左側は毬(玉)を、右側は子を携えています。

中国に赴任していたとき、地元の人から

「中国の狛犬(獅子?)は、玉を携えているのが父で“国家繁栄”を、子を携えているのが母で“子孫繁栄”を意味している」と聞きました。

久々に、中国で見たのと同じ狛犬に出会いました。

湯志麻稲荷神社を通り過ぎ、しばらく歩いたこの十字路(湯村3丁目9)で右折

坂道を登って行くと、右手に「竹中英太郎記念館」があります。

残念ながら、散歩した日は休館でした。

竹中英太郎氏は、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作等の小説の挿絵画家だそうです。

▲横溝正史『鬼火』の挿絵

出典:「湯村の杜 竹中英太郎記念館」公式ホームページ

(竹中英太郎年譜>鬼火)

 

 

さらに進むと道案内板が。ここを左折し「湯村山遊歩道」に行きます。

山道を進み「湯谷神社」をめざします。

10分くらい歩くと湯谷神社が見えてきます。

(足場が悪いので転ばないようにご注意ください!!)

湯谷神社到着

秋葉権現(火伏の神)と、湯村温泉郷の守り神である湯谷大権現を合わせて祀っている江戸時代からの神社だそうです。

ここから階段を下りて湯村温泉通りを横切ります。

道なりに歩いていきます。

「止まれ」を右折し、その後直進します。

この道も車通りが少なく、ゆっくり歩けます。

しばらく歩くと左側に「加牟那塚古墳(かんなづかこふん)」が見えてきます。

せっかくなので、古墳に登ってみましょう

古墳頂上からの見晴らしは最高! 

ゴールの千塚公園もすぐ目の前です。

コースに戻り、通りを渡ればゴールの千塚公園

まだまだ元気な方には、一周530mの遊歩道があります。

ゴール今回は5,400歩でした。

この日は公園のベンチに座り、村田米菓さんで買ったお煎餅と持参したお茶で休憩をしてから帰路に着きました。

 

****コースのお楽しみ紹介****

千塚八幡神社の近くにある手焼き煎餅の店「村田米菓」

創業70年で、現在は2代目の奥様が店を営んでいました。元気印の気さくな奥様です。

最近2代目が亡くなって煎餅の「焼」ができなくなり、止む無く草加の煎餅屋さんに依頼しているとのこと。“いずれは後継者に煎餅を焼いてほしい”と話されていました。

煎餅はどれもおいしそうです。

味を付けていない「素焼煎餅」「富士の石」という珍しいお菓子もありました。

皆さんも、街散歩のついでに味わってみてはいかがでしょうか。

村田米菓さん、ごちそうさまでした!!!

 

 

****見所その1「千塚八幡神社」はすごい神社!!****

千塚八幡神社は、神護景雲3(769)年(奈良時代)に創建されたそうです。平安時代には甲斐源氏の守護神に。武田信虎公を始め三代にわたり武田家の守護神としても守られ、その後、徳川家もこの神社を大切にしたそうです。

拝殿の前には、十二支燈篭が並んでいます。拝殿に向かって左側先頭が「子」、右側先頭が「牛」、その隣が「虎」「卯」「辰」「巳」「午」、左側後ろ側から「未」「申」「酉」「戌」「亥」と並んでいます。

この神社の狛犬は、左は子どもと毬を携え、口を閉じ、右側は子どもを携え、口を開けていました。

ちなみに「甲斐武田氏発祥の地」は茨城県ひたちなか市だそうです。

私は武田姓なので、一昨年行って来ました。

****見所その2「加牟那塚古墳」は東日本第2位の円墳!!****

およそ1,500年前にできたといわれている加牟那塚古墳

「加牟那塚」は、アイヌ語で“神がいる所”という意味だそうです。

直径45m、円周132m、高さ7mの2段式円墳で横穴式古墳。この横穴は長さ16.66mあり、これが笛吹市御坂町にある姥塚古墳に次いで、東日本第2位とのことです。

 

 

****コースの感想****

<千塚地区北側コース>は、由緒ある神社、古墳、湯村山遊歩道、手づくりお煎餅屋さんなど見所がたくさん駐車場や途中のトイレの心配もなく、歩いた道も変化があり退屈しません。距離は若干少なめでしたが、歩き足りないときは千塚公園の遊歩道で補足できます。

今回のコースを歩いてみて、“甲府は歴史のある街だ”とつくづく実感しました。

皆さんも、ぜひ足を運んでみてください。

 

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

加牟那塚古墳

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/bunkazai/029.html

 

湯村の杜 竹中英太郎記念館

https://takenaka-kinenkan.jp/index.html

 

<参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://www.kofu500.com/event/ev2019/chiiki-rekishi-sa.html

 

 


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ろう市民レポーター、日本手話でこうふの魅力を紹介!10

2020-05-15 10:22:59 | 紹介
『広報こうふ』4月号取材こぼれ話② ~金櫻神社の“金櫻”とは!?~

 

※ブログの内容の日本語は、動画の日本手話を意訳したものです

ろう者=日本手話という日本語とは異なる言語を話す言語的少数者

 

こんにちは、甲府市民レポーター玉置です。

広報こうふ4月号【とびだせ!市民レポーター!】で紹介したテーマ

【御岳そば~金櫻神社とのつながり~】

“金櫻”が気になったので、今回少しだけ紹介したいと思います


『広報こうふ』4月号

前回のブログ(『広報こうふ』4月号 取材こぼれ話)はコチラ

 

「金櫻神社」は、甲府市の北エリア、昇仙峡を少し先に行った場所にあります。

 

約2,000年前、第十代崇神(すじん)天皇が、当時蔓延していた病疫を追い払うこと(悪疫退散と万民息災を祈願)を目的に、甲府で一番高い山の金峰山を本宮とし創建したのが、金櫻神社のはじまりです。

信仰の地となり、全国から集まる多くの人々で賑わうようになりました。

 

神社の名前の由来でもある、気になる“金櫻”とは……

 

このです

“鬱金(うこん)桜”という種類で、金櫻神社の御神木にもなっており、

“金の成る木の金櫻”として崇められています。

4月下旬から5月上旬に、黄金味を帯びた桜の花を見ることができます。

すっかり桜は散り、樹々たちは一斉に新緑に包まれていますが
山の上は、まだ桜があちこちに見られます。

今は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため外出することが難しいですが山や自然は逃げません

落ち着いたら、来年や再来年に金櫻を見に行きましょう

帰りには、あの御岳そばも待ってますよ

 

それでは、まお会いしましょう

金櫻神社
https://kanazakura-shrin.webnode.jp/
〒400-1218
山梨県甲府市御岳町2347


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甲府の「気になる木♪」荒川橋東詰のエノキ

2020-05-13 14:02:27 | 紹介

~本と歩こう⑪~


こんにちは。市民レポーター三井玲子 (みつい れいこ)です。

風薫る5月新緑季節ですね。

 

今回は、甲府市内(甲府市飯田5丁目)で見かけた気になる木「荒川橋東詰のエノキ」をご紹介します。

 

山梨県民文化ホール(現YCC県民文化ホール)近くの荒川沿いの道路に、大きな木があるのをご存知でしょうか?

こちらの木は、高さ14m、幹の回り4.8m、推定樹齢300年のエノキの木です。

(山梨日日新聞社編・発行『山梨の巨樹・名木100選』より)

 

2本あるうちの、幹が太いほうの1本がご神木として祀(まつ)られています。

ご神木の周りはとても静かで、荒川からの心地よい風が木の葉をやさしく揺らしていました。

ご神木のエノキと妙豊寺(奥)

 

 

土手下にある 日蓮宗・妙豊寺(みょうほうじ)が、このご神木を管理されています。

今回は、妙豊寺のご住職時澤豊見(ときざわ ほうけん)さんにお話を伺いました。

 

―ご神木として祀るようになったのは、いつ頃からですか?

昭和8年に、この寺が建立された当時からです。

かつてこの道路は、このような大きなエノキが何本もある並木道だったそうです。

護岸工事や道路の拡張工事で、この2本だけが運良く伐採を免れたという話です。

そういったいきさつで、私の先々代の住職の頃から、ご神木としてお祀りしています。

 

―お寺としては、どんな祭祀行事をされていますか?

日頃の落ち葉の掃除と、あと年に1回、年が改まる前(年末)に、しめ縄を張り替え

ています。

 

―傾斜地の上で、幹が太くて、しめ縄を張り替えるのも大変そうですね。

はい。そこは本職のかたに依頼しています(笑)。

造園業のかたが3人がかりで、手を伸ばして張り替え作業をなさっています。

 

おとな3人がかりの幹の太さ

 

実は、こちらの妙豊寺は「寒修行(寒中水行)」の場として、知る人ぞ知る人気のお寺だとか。

例年、11月の終わりから2月3日まで、朝と夜の寒修行を無料で行うことができるそうです。

ふんどしや白衣を借りることもできます。身を清め、心身鍛錬に勤めたいかた、いかがでしょうか?

年により開催時期が異なるため、興味のあるかたは冬になる頃、お問い合わせください。

妙豊寺:055-222-6005

 

ご神木を見たいときは、短時間であれば、お寺の駐車場を使用してもよいそうです。

 

―取材へのご協力、ありがとうございました-

 

 

目の前の荒川沿いには、テニスコートやサイクリングロードがあります。

人々はそれぞれ過密を避けて、テニスやウォーキング、サイクリングなどを楽しんでいました。

距離を保って楽しむ午後のひととき

この日は快晴。富士山も見られました

 

~本と歩こう⑪~  今回は 萩原朔太郎の詩集をご紹介します。

(※書影は出版社の許諾を得ています)

 

『萩原朔太郎詩集』 河上徹太郎編 新潮文庫刊 1950年発行

 

旅上

 

ふらんすへ行きたしと思へども

ふらんすはあまりにも遠し

せめては新しき背広をきて

きままなる旅にいでてみん

汽車が山道をゆくとき

みづいろの窓によりかかりて

われひとりうれしきことをおもはむ

五月の朝のしののめ

うら若草のもえいづる心まかせに。   

 

「純情小曲集」(1925年)愛憐詩編より

 

高校生の頃、国語の教科書で出会って以来、5月になると口ずさみたくなるこの詩。

今から100年近くも前の詩とは思えないほど、共感できますね。

いつか旅に出る日を夢見て、しばし空想の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 


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