
◆〜甲府市内のサクラ並木訪ねてみました!〜◆
初めまして今年度市民レポーターに委嘱された植松裕二です。
1年間、甲府市のおススメ情報を発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。
さて、第1回の今月は、甲府市内の桜の名所を紹介します。
名所といっても甲府市内のサクラ並木を紹介したいと思っています。
題して【甲府市内のサクラ並木訪ねてみました!】
全県的に有名な所から地域住民にはよく知られているサクラ並木を紹介したいと思います。
甲府と言えば甲斐の府中の事ですが、武田信玄の父・信虎が石和の館(石和と言っても現在の甲府市川田町)から現在の武田神社のある躑躅ヶ崎に館を移し、信玄の四男・勝頼が韮崎に新府城を築くまで武田家の拠点となったのが躑躅ヶ崎の館です。
最初に紹介するのは武田神社からJR甲府駅までを一直線に結ぶ武田通りのサクラ並木です。
[武田通のサクラ並木]
毎年4月12日の武田信玄公の命日には、この武田通りを武田二十四将行列が練り歩き大勢の観光客で賑わいます。このサクラ並木の撮影を通して改めてこの高台に信虎が館を構えた理由が見えてきます。
次に紹介するのは、山梨県民なら誰もが知る小瀬スポーツ公園のサクラ並木です。小瀬スポーツ公園は、昭和62年、1986年に開催された「かいじ国体」の開催に向けて整備された公園ですが、ここには、二つのサクラ並木があります。
一つは、メイン通りを華やかに飾る御覧のサクラ並木。
[小瀬スポーツ公園のサクラ並木]
そしてもう一つが小瀬スポーツ公園の中を南北に流れる蛭沢川沿いのサクラ並木です。
[蛭沢川沿いのサクラ並木]
小瀬スポーツ公園には、毎年桜を楽しみに訪れるのですが、今年も老若男女が大勢訪れ 桜を愛でていました。
さて、次に紹介するのは、毎年行ってみたいと思いながら訪ねることが出来なかった貢川沿いのサクラ並木です。
貢川は、県の芸術の森公園の北側にあり東西に流れている河川で、甲斐市の敷島から荒川へと合流します。
[貢川沿いのサクラ並木]
このサクラ並木、自転車で桜を愛でる人、ジョギングを楽しむ人、親子三代で訪れる人と実に様々です。また貢川では、カルガモが思い思いに水温む春を楽しんでいるようでした。
そしてこのサクラ並木の特徴は、近くに芸術の森公園があるためかいくつものオブジェが出迎えてくれ、桜との共演もおすすめの一つとなっています。
[オブジェ]
さて、よく知られているサクラ並木を紹介してきましたが、次は甲府市中心部から甲府市東部を流れ笛吹川へ合流する濁川沿いのサクラ並木を紹介します。
最初は、県立甲府東高校の南を流れる濁川沿いのサクラ並木です。
このサクラ並木、毎年新たな気持ちで新学期を迎える高校生たちを、まさに元気づけるように咲き誇ります。撮影した日は、まだ春休みのため学生達の姿は見られませんでしたが、おじいちゃんと一緒に幼い女の子が散歩するほのぼのとする景色を見ることができました。
[東高校近くのサクラ並木]
濁川の左岸にあるこのサクラ並木を少し下っていくと里吉公民館の前にあり、濁川の左岸にサクラ並木が現れます。撮影した日は、お母さんと女の子がサクラ並木の下で楽しいひと時を過ごしていました。
[里吉公民館のサクラ並木]
そして最後に紹介するのは、この濁川沿いの道をさらに下っていくと甲府市増坪町の濁川右岸にサクラ並木が現れます。撮影した日は桜吹雪が舞い始めていましたが、このサクラ並木も地元の人たちがよく訪れています。
対岸から見ると菜の花も見ることができ、甲府市内の春を感じさせてくれる憩いの場所となっています。
[増坪町のサクラ並木]
今回は、6か所のサクラ並木を紹介しましたが、如何でしたでしょうか。この記事が出る頃には、桜の季節は過ぎてしまっていると思いますが、今年は忙しくて見過ごしてしまったという人は、このブログの写真で改めて春を感じて頂けたら幸いです。そしてこのブログを参考に来年の春には、是非これらのサクラ並木を訪れていただきたいと思います。
取材後記
甲府地方気象台が、今年甲府の桜の開花を発表したのは、3月26日でした。この日は初夏を思わせるような暖かい日で一気に桜がほころんだのですが、翌日からは一転冬に戻ったような寒い日が数日続き、甲府の桜の満開日はそれから9日後の4月4日でした。