★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

「山梨ダルク」インタビュー特別編

2022-03-31 12:01:34 | 紹介

『広報こうふ』4月号こぼれ話   〜本と歩こう


こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

 

今回は、広報こうふ4月号に掲載された「山梨ダルク」のインタビュー特別編です★

取材終了後、広報紙担当の窪田(くぼた)あずみさんにくわしくお話を伺いました。

 

『広報こうふ』4月号

 

―― 新聞記者から山梨ダルクスタッフへの転身。周りの反応はどうでしたか?

「私らしい選択だ、と言われました。中には“もったいない”と言う人もいましたが。新聞記者として取材してきた分野で、一番感銘を受けたのが山梨ダルクの現場だったので、自分の中では迷いはありませんでした。母はびっくりしていましたけど(笑)。そんな私に、周りも共感してくれたようでした」

山梨ダルクスタッフの毛利さん(左)と窪田さん(右)

 

―― 依存症当事者との距離の取り方で、心がけていることはありますか?

「ダルクの回復プログラムは、自分が今まで認識してきたルールとは違っていることも多いので、理念から外れないよう勉強中です。依存症の人は、虐待やいじめなどのつらい過去や境遇の人が多いので、ささいなことで傷つけてしまう可能性があります。自分なりに誠意をもつこと、正直であることを心がけています」

 

―― 広報紙づくりで、工夫されていることはありますか?

「まず、“依存症は病気で、回復する”ことを伝えたいと思っています。でも、理解の押しつけにならないといいなと思って、内容を構成するようにしています。入寮者の皆さんは、自分の体験談などすごくいい原稿を書いてくれます。よりよい記事になるように、その人の状態を考慮して、補足で話を聞いたりしています」

★窪田さんが制作を担当している、山梨ダルク広報紙『甲斐福記』★

 

―― 最近増えている「ゲーム依存症」について、どう考えていますか?

「実際に、ご家族からの相談や学校からの講演依頼も来ています。小中高生の対象者も多いので、早く手を打つ必要があると思います。ただ、子どもの場合は入寮させて治療することが難しいので、今までの大人向けとは違う支援が必要になってきます。現状では、家族会や自助グループ、医療機関など社会資源はとても少なく支援体制づくりが急務ですが、小さい頃からの教育も重要だと思います」

窪田さんは、山梨ダルク(薬物依存症回復施設)グレイス・ロード(ギャンブル依存症回復施設)の両方の広報紙を担当しています。ゲーム依存症について相談したい方は、グレイス・ロードまでお問い合せください。

 

山梨ダルク

https://yamanashi-darc.jp/

 

グレイス・ロード

https://gracelord.jp/

 

~本と歩こう(33)~

出版社の許諾を得て書影を使用しています

『誰がために医者はいる クスリとヒトの現代論』 松本俊彦著 みすず書房(2021年)

 

「悪いのは薬ではなく、使い方なのだ」

長年、精神科医として依存症患者と向き合ってきた著者のエッセイ。

自ら命を絶ってしまった患者。間違っていた自分の知識。メディアと社会の病理。

過酷な臨床の現場で、手探りで患者に寄り添っていく著者の姿勢に共感をおぼえる一冊です。

 

―取材へのご協力、ありがとうございました―


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャレンジしました!!甲府市健康ポイント事業

2022-03-28 09:33:06 | 紹介

いつのまにか健康意識アップ


こんにちは。市民レポーターの“クッツー”こと沓間 聖(くつま せい)です。

 

みなさん健康のために何かやっていますか?

健康にちょっと不安がありませんか?  私もその一人で~ス。

実は、毎朝?ストレッチしているのですけれど…

なんか、もっと自分の健康のバロメーターがほしくて…

 

そんなとき、ふと目にしたのが、今年度からスタートした【甲府市健康ポイント事業】です。

 

甲府市健康ポイント事業は、健康診断をしたり、健康づくりの目標に取り組んだりすると、ポイントが貯まり、なななんと!素敵な景品までもらえます!!

 

私も申し込みをして健康手帳をいただき、昨年の5月からチャレンジしてみました。

 

健康手帳には、健康づくりへのアドバイスや体や心のチェック表が載っていたり、体重や血圧など日々の健康測定の記録が書き込めたりします。

 

例えば<スケジュール表>。予定や実際に取り組んだこと、感想などを毎日書き込めるようになっています。

 

▼スケジュール表

私は、毎日しているストレッチやテレビ体操はじめ、その日に取り組んだことを書きました。体重や血圧も…。毎日書くことで、今日もストレッチをやろうと思ったり、体重や血圧に関心を持ったりすることができました(体重がばれてしまうので、書く前の写真です)。

 

他にも、毎日食べた食品をチェックする表もあります。

肉類・魚介類・海藻類など10品目が取り上げられていて、合格の目安は7品目以上になっています。

 

▼毎日食べたい10品目チェック表

チェックしてみたら、魚介類といも類をあまり食べてないことがわかり、意識して食べるようになりました。

 

健康手帳の中には、甲府市健康支援センター(市役所南庁舎1階)でBMI、体脂肪、筋肉量などを測定し、記入するページもあります。3カ月に1回測定し、改善しているとポイントがつきます。ポイントがつくと思うと、次の3カ月もがんばろうとパワーをもらえました。保健師さんのあたたかいコメントもうれしかったです。

毎日健康手帳を使うことで、自然に自分の体に大切な取り組みをしていることが意識できました。

 

最後に、ポイント数を報告すると、ポイント数に応じて景品がもらえます。

さて、私のポイントは、どれくらい貯まったでしょうか?

 

…なんと、最高ポイントが貯まり、煮貝をいただきました。やったあ!!うれしい~!!

来年度も、健康ポイント事業は続くそうです。今年度は、甲府市健康ポイント事業の健康教室やイベントに一度も参加できなかったので、来年度はチャレンジしたいと思います。

 

<おまけ>

梅の名所、不老園に行ってきました。梅の香りに包まれてのウォーキングは、気分もはずみました。健康手帳には、ウォーキングを記録するページもあります。これから暖かくなり、ウォーキングにぴったりの季節ですね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「甲府タベスケ」で食品ロス削減!

2022-03-08 15:12:38 | 紹介

食品ロスマッチングサービス「甲府タベスケ」をご存じですか?


市民レポーターの村上由実です。

 

令和421日から運用が開始された食品ロス削減マッチングサービス「甲府タベスケ」をご存じでしょうか。

 

タベスケは、食品ロス削減やお得な食品購入を可能にするフードシェアリングサービスのひとつ。

甲府市では、山梨県初の運用自治体として、今年2月から「甲府タベスケ」をスタートさせました。

 

このサービスは、事業者が消費期限・賞味期限が近いものなど、まだ食べられるのに廃棄されてしまうことが予想される食品の情報をWebサイト「タベスケ」に登録し、それを利用者が購入することで食品ロス削減につなげることを主な目的としています。

 

事業者側には、食品ロスを削減しながら収益確保ができるうえ、登録することでお店の知名度アップ効果が期待できるメリットがあり、利用者側には、今まで知らなかった食品を知る機会となるだけではなく、出品される食品が普段よりも少しお得な価格設定となるので、家計にも優しい、というメリットがあります。

 

ということで、早速使ってみることにしました。

 

まずは、タベスケ(https://tabesuke.jp/users/)にアクセスし、「新規登録」を押して、利用者登録を行います。

登録を終えたら、登録したメールアドレスとパスワードを入力しログインすると、現在出品されている商品一覧を見ることができます。

 

「絞り込み」のところで、「甲府市」と入力し、市内の出品状況を確認してみます。

早速私の目にとまったのは、甲府ブランド「甲府之証」にも認定されている「甲州乳酸菌豚クリスタルポーク」。

気になってはいたものの、まだ食したことがなかったので、思わず「やったー!」と声を上げてしまいました(笑)

記載内容をしっかりと読み、受け取り期限とお店の営業時間を確認。

取りに行けそうな日時を設定して購入予約をしました。

画面に表示されるだけではなく、利用者登録時に指定したアドレスに確認メールも届くので、安心。

あとは指定した日時に取りに行くだけです。

そして受け取り当日。

届いたメールに記載されたアドレスにアクセスすると、下のような「受け取りカード」が表示されます。

この画面をお店の人に見せることで確認が取れ、購入することができました。

受け取りが終わると、取引履歴と共に、達成削減量が表示されます。

お得に購入できたうえ、環境問題にも一役買うことができたのだと実感し、なんだか嬉しくなりました。

 

購入したお肉は、生姜焼きや

野菜の豚肉巻きにしていただきました。

やっぱり、質の良いお肉はシンプルにいただくのが1番ですね!

肉質がきめ細かく、脂がさっぱりしているという噂は、嘘ではなかったです(笑)

 

まだ始まったばかりサービスなので、今は出品数も少なめですが、食品ロスの問題は決して他人事ではないため、これから増えていくことが予想されます。

よかったら、皆様も利用してみませんか。

(飲食店など、事業者の方も登録をぜひ♪)

 

登録方法や購入方法がわからない場合は、ユーザー使い方(https://tabesuke.jp/use-user/)にアクセスしていただくと、動画で説明があります。

ぜひチェックしてみてくださいね!

 

食品ロス削減マッチングサービス「甲府タベスケ」について

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/genryo/kofutabesuke.html

タベスケ

https://tabesuke.jp/users/

甲府ブランド認定制度(農林産物部門)について

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nogyoshinko/2016314buranndo.html

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かずさんの街散歩 番外編3

2022-03-04 09:43:09 | 紹介

甲府・峡東クリーンセンターの紹介 (『広報こうふ』3月号こぼれ話)


こんにちは。市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(68才)です。
今回の街散歩は、『広報こうふ』2022年3月号の「とびだせ!市民レポーター!」で紹介した「循環型社会をめざす大規模ごみ処理場 甲府・峡東クリーンセンター」のこぼれ話です。

『広報こうふ』3月号

「甲府・峡東クリーンセンター」は、2017(平成29)年に稼働開始した、甲府、笛吹、山梨、甲州の4市で運営する最新の施設です。
53,145.62㎡の敷地に、エネルギー棟、リサイクル棟、計量棟、管理棟があり、「甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合」が運営・管理しています。

■甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合
(※ごみ処理施設の名称が「甲府・峡東クリーンセンター」です)

**** 施設見学 ****
施設があるのは、笛吹市境川町。南アルプスの山々が見渡せる、景観のよいところです。
それでは見学スタート!

まずは30分ほどのDVDを見て、「施設の概要」と「ごみ処理の流れ」を頭に入れます。
甲府市から搬入される1日のごみは200トン以上で、1人当たりの年間家庭系ごみ(可燃、不燃、資源物)は平均240kg/年(令和2年度)とのこと。甲府市内では約30台のゴミ収集車が、1日3~4往復して回収しているときき驚きました。

DVDを見たら、いよいよ施設の見学です。
見学通路はごみ処理場とは思えないほど匂いが無く、とても衛生的でした。

まずは「リサイクル棟」。
ここでは、ごみ収集車で回収された不燃ごみ、缶、プラスチック、ペットボトルなどをさらに選別し、リサイクル資源として有効活用します。


 各ごみ処理ラインの途中にある「異物除去工程」と「びん類手選別工程」で、数名の方が選別作業をしていました。
びん類は、
・リユース用:生きびん(一升びん、ビールびん、ワインのびん)
・リサイクル用:①透明びん②茶色のびん③その他
に仕分けしているそうです。


 この工程以外、人がごみに触れることはなく、中央操作室からクレーン操作、破砕機、スチール選別機、アルミ選別機、圧縮梱包機などの装置を操作していました。

続いてエネルギー棟です。
ここでは、ごみ収集車で回収された可燃ごみなどを、破砕してから、「流動床式ガス化溶融炉」で高温加熱処理します。

この高温ガスの熱で、蒸気タービンを回して発電しているそう。発電量は最大8,050kWで、約1万世帯分の使用電力に相当するとのことです。
ちなみに「米倉山太陽光発電所」の最大発電電力は10,000kWなので、甲府・峡東クリーンセンターは、メガソーラに匹敵するごみ火力発電所でもあることに驚きました。


燃焼ガスの灰や有害物質は、後工程でフィルタや触媒で除去され、高さ59mの煙突から大気に放出されています。
廃棄物を燃やすときに発生する排熱を回収し、エネルギーや熱として再利用するリサイクル手法を「サーマルリサイクル」というそうです。

**** 環境への配慮 ****
自然豊かな場所にあるため、周辺環境の保全に配慮した操業に努めています。
公害防止のために、排ガス(ばいじん、塩化水素、硫黄酸化物、窒素酸化物、一酸化炭素、ダイオキシン類、水銀)、騒音レベル、振動レベル、臭気指数を定期的に測定し公表しているそうです。

**** 周辺施設 ****
隣接して、公園や観光交流センター「寺尾の湯」があります。
源泉33.6℃のアルカリ性単純硫黄泉で、甲府市民は一般400円。
クリーンセンターで発電された電力を使っているそうです。
取材の帰りに入浴してきました。露天風呂からの甲斐駒ケ岳の眺めは素晴らしかったです。いいお湯でした!


 **** 取材を終えて ****
これまで有価物回収時「びんの仕分け」がよくわからなかったのですが、
①生きびん(一升びん、ビールびん、ワインびん)
②透明びん
③茶色びん
④その他(半透明、緑、青、白等)
に分別すればよいことを確認。循環型社会をめざす3R【リディース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)】の実践について学べました。
また、施設を見学して、私のごみ処理場に対するイメージが大きく変わりました。
“臭気がない”、“回収するごみの量の多さ”、“プラントの様な設備”、“売電できる程の廃熱での発電量の多さ”、“周りの環境がきれい”など。まさに“クリーンセンター”でした。
ぜひ皆さんも、一度見学してみてください!(5名以上で要予約)

(参考)
このような広域ごみ処理施設は、山梨県内では将来2カ所(中央市、西桂町)に建設予定があるとのことです。詳しくは山梨県ホームページをご覧ください。
https://www.pref.yamanashi.jp/kankyo-sb/keikaku/documents/gomisyorikoikika.html
https://www.pref.yamanashi.jp/kankyo-sb/keikaku/documents/documents/gaiyou.pdf


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする