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★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

♪音楽の冬花壇♪

2012-12-28 11:15:00 | イベント

 ちいさな木曜コンサートへ行ってきました!!  


市民レポーターの“北のおさっさ娘”です
クリスマス寒波とか、この冬一番の冷え込みとか、ノロウイルスの流行とか…
冬だな、寒くなってきたなと思う言葉が飛び交っていますね。

私の家族も風邪やら胃腸炎やらのウイルスを誰かがもらってきてしまったらしく
先週、一家で寝込んでいました。
具合が悪いとすべてがしんどく感じるので体調管理、大事ですね!!
これからまだまだ寒い季節が続きますが、体調には気を付けたいところ 

それにしても朝、布団から出るのが嫌な季節になってきました!!
今年も残すところあとわずか。ホントに毎日あっという間ですね!!
私の仕事納めは28日。年明けは4日からお仕事なので、年末年始の休日を楽しみに
忙しい年末を乗り切りたいです。

年の瀬は「師走」という言葉の通りホントにバタバタと忙しいので、
ここのところちょっと心が乾いていたように思います。

これではダメだ!!

そこで仕事帰りに寄り道して帰ることにしました。
私は車社会の山梨の中、電車とバスで通勤しています。
いつも電車とバスの乗り継ぎのいい時間がなくて、
時間調整に甲府駅周辺をウロウロして帰っています。

大体いつもはお買い物をして余計なものを買ってしまうというパターンですが…
今回は甲府駅の北口で行われていた
音楽の冬花壇というイベントに行ってみようと決意

 

私が行ったのは『ちいさな木曜コンサート』で、子どものための朗読と演奏
5ひきのねずみ おんがくかいのよるです

               

              

「こどものための」ってあるから親子連ればかりかなーと・・・
恐る恐る甲府駅の北口のエスカレーターを降りて藤村記念館へ。

  

音楽の冬花壇自体は3日間あったようですが、私はまず初日に参加。
もし時間が合えばお休みの日に足を延ばしてもいいなと予定を確認
土曜日は時間によっていろいろなコンサートがあるよう。

会場に入るともちろん子供も多かったけど、意外と大人もいるようです(笑)
席もほぼ満席
50人くらいいたのでしょうか
座れるところを探してドキドキしながら開演を待ちました。

そして演奏者の方々が入ってきました。

はじめの挨拶が始まったときに・・・
「みなさんにお手伝いしていただきたいことがあります。
 お話の中に演奏会の場面が出てくるのですが、
 そこでみなさんに一緒に演奏していただきたいのです。
 演奏の仕方は一度だけ練習してみたいと思います。」    とのこと。

参加型なんて何だか楽しそう
リズムに合わせて私も手を叩きました

そして演奏会と朗読が始まりました。
ここちよい朗読の声、どんどん話しに引き込まれます。

 

そしてストーリーに合わせて何曲も演奏が
ソプラノの歌声も

そして物語はクライマックス、演奏会の場面へ。
さっきの練習の成果を見せるべく一緒に手拍子

ストーリーが終わると皆さんは一度奥へ。
終わってしまったなぁと思っていたら、
アンコールでクリスマスソングを演奏してくれました
そういえばクリスマスだーっと
忙しく毎日に追われていた心が明るくなりました

 

         

         

 

そして演奏会終了。
帰りは出口でお客様を見送ってくれる演奏者の方々
時計を見ると演奏会の時間は30分くらい。
もっと長くてもいいな、もう1つくらいお話をやってくれてもいいな…
なんて思いながら会場をあとにしました。

 

でもこのくらいだから「ちいさなコンサート」なんだな、
欲張っちゃいけないと思い直し。
無料なので気軽に足を運べて心が満たされるなんて素敵
いろいろなコンサートのチラシももらったので
今後、予定が合えば行ってみようと思いました。
新しい図書館やコラニー文化ホールでもやっているみたいですよ

 

私はすごく楽しかったので、また土曜日のコンサートにも行こうと思ったけど、
クリスマス寒波、雪で断念(笑)
無理せず、少しずつ演奏会に足を運んでみようと思います

 

        

        

≫≫≫甲府駅北口で開催されるイベントはこちらからチェック! 


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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“こ”の巻』その壱

2012-12-26 13:35:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。 

まずは、季節の…木です。
寒空の下、国母工業団地にある国母公園には木々が凛と立っていました。

この日はまるでモノクロの世界。
人間たちの生活の都合に左右されることなく、
のびのび育った名も知らぬ木々が
媚びることなく私を歓迎してくれました。


~クリスマスツリーに似てるけど私はすっぴんよ~ 

すっぴん、と言うより、素っ裸です。
服とよぶべき葉っぱが落ち切った後の骨格だけですので。
きゃ~です。
見ているこちらも少々恥ずかしゅうございます。
でも、木だから。

素っ裸、と言うより、レントゲン写真かもしれません。
そこまでいくと全然恥ずかしくないから不思議です。
きっと人間も。
裸よりも、もっと内側を見られているのに。
やっぱり、きゃ~

クリスマスツリーにぴったりのスタイルですが、
イルミネーションなどの装飾は無し。
そのままで十分スタイリッシュなのっぽさんなのでした。 
この季節だけの木々の顔色は、憂いがあって一味違います。


~北風にぽきぽきと折られてしまいそうな細腕ですが頑張ってます!~

こちらは、たくさんの腕をひろげてました。
心の命ずるままに、まあるく、おおきく。
バランスよく、美しく。
細やかで、それでいて、包み込むような安心感。
おとぎ話の背景を思わせる懐かしさをまとっておりました。


~まるで影絵のシルエットでしょ?~

冬には冬の空の色。
モノトーンの中でこそ見ることのできる木々の顔、顔、顔。
「青い空と緑の葉っぱのことなど遠い昔の夢のようだぜ。ワイルドだろう?」
そう言わんばかりの果てしない強さがそこにはありました。 

 

そのとき、公園に侵入…者

~問題です。私は鳥。さぁ、私はいったい、どーこだ?~

正解は左側の木のてっぺんよ。
気が向いたら“ぴぃ~”とか“びぃ~”とか“ぎぃ~”とか鳴くの。
自分でもちょっと耳障りなときもあるわ。

遠くから、この背高の三本がスッと背筋を伸ばしてるのが見えたの。
あまりにも魅力的だったから留まってみることにしたのよ。
最初は右の木の真ん中あたりにいたんだけど、
こっちの方が見晴らしが良さそうだから飛び移ったってわけ。

でも、まさか、写真を撮られてるなんて知らなかったわよ。
カッコよく映ってる
皆さんも飛び乗ってみたら
この高さ、人生観が変わるかもよ。

 


~いやぁ、わしもたまには立ち上がって遠くを見てみたいとも思うんだがね~

昔はきっと遠くも見えたことでしょう。
枝をからめて仲間たちの噂話に花を咲かせたこともあったでしょう。
でも、今は、こんな感じ。
とても切り株らしい切り株です。

絵本作家の佐野洋子さんの本
「おぼえていろよ 大きな木」にも切り株が登場します。

…大きな木が切り株になってしまうには、なにかしら事情があるのでしょう。
この切り株にどんな事情があったのか、インタビューしてみたい気もします。
でも、きっと、切り株は黙ったままでしょう。
しゃべることで誰かを傷つけてはいけない、とか、そんな理由で。
切り株からは頑固な優しさが読み取れました。

 その木にはその木なりに、
   その人にはその人なりに、
   しっくりくる空間があります。             

そこでこそ一番いい自分を発揮できるのです。
それは、がむしゃらに動くべき場所かもしれません。
また、ゆったりと身体を横たえる場所かもしれません。
どこであれ、心と空気が無理なく溶け合えばそれでいいのです。

 無理をせず、
   焦らず、
   そんな場所を探しましょう。

しっくりくるということ。
それが、子どもにとっても、親自身にとっても、
最良のやすらぎになるはずですから。

 

今回、 “こ”で始まる…木は、
命名
『国母公園を影絵美術館にしてしまうオトナ顔の木たち』
 

ではでは、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、今回は“こ”の巻、始まるよ。

********************************
   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“こ”の巻~
******************************** 

こかんせつがちょっといたい=股関節がちょっと痛い。

脚の付け根部分が痛むこと。
出産の度に股関節が少しずつずれていくことがあるためなのか、
股関節が痛むという女性は少なくないらしい。
痛み方は、長時間歩行してもなんともないときもあれば、
2~3歩でカクンカクンと脚の付け根の奥が鳴り、痛みで歩幅が狭くなってゆくこともある。
年をとるほど冬場には痛みが増すので、予防策として股関節ストレッチを推奨したい。


----------------------------------------------------------
(1)肩幅くらいに足を開いて立つ。

(2)胸の前に軽く両腕をくみ、おしりを突き出すように、思い切ったおじぎをする。

(3)腕はそのままにして前傾の体勢を戻すとともに、
    今度は下っ腹を、どんなもんだァ、という風に家族に気兼ねせずに前に押し出す。

(4)思い切ったおじぎと、どんなもんだァ、という軽い反りを繰り返す。
----------------------------------------------------------

このおじぎと反りの動作を組み合わせたものを、朝晩20~30セットずつする。
たとえ10セットでも毎日やっておこう
こういった予防策によって、子供の幼稚園の運動会で、母親リレーへの参加を求められた時
「股関節が痛くて走れないんですぅ」と正直に打ち明けたとたん、
周囲の親父たちからの「股関節が痛いなんて、いったい何したのぉ
という思いも寄らない質疑応答の目に合わなくて済む

ただし、これはあくまで“ちょっと”の場合。
痛みがちょっとじゃない場合は、早めに専門医に相談するべし(下図参照)

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
≪イベント≫
2013年1月12日(土)
お正月を遊ぼう~子供に伝える伝統の遊び~

≪ 教 室 ≫
2013年1月19日(土)
新春お琴体験教室

まちなか健やかサロン健康教室日程
パパママクラス
子育て支援施設 


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みっちゃんの道草 ~旬の野菜を食べてみるJAん~

2012-12-21 13:05:00 | 地域スポット
鍋の中 踊る白菜 冬の味  

 

★本日の一枚☆


-花のツリー☆クリスマス絵梨花-


たべるJAんやまなし

:: 旬の県産野菜を探しにいこう:::

おはようございます。
今年もあっという間に師走となり、残りあと少し。
まちはクリスマスムード一色の中、年賀状作成に明け暮れている
主婦レポーターのみっちゃんです。


せめて気分だけでもクリスマスを味わいたーい
と思っていたら、こんな広告が入ってきました。

-全農朝市!旬の県産野菜・くだもの販売。
山梨県特産のブランドフラワー★クリスマス絵梨花。
つきたての「おもち」を無料配布-

これだぁぁッ
というわけで、早速、「たべるJAんやまなし」に行って参りました

 


                   

営業時間:9時30分~18時
定休日:火曜日(祝日の場合営業)
連絡先:055-225-1001

南甲府駅から徒歩約10分、駐車場有

                   

「たべるJAんやまなし」は今年9月にオープンしたばかりの
新しい直売所です。

今回はクリスマスシーズンということで、直売所のスタッフさんから
「クリスマス絵梨花」を紹介していただきました!



▲クリスマス絵梨花


これ、造花じゃないんですよ!
スタッフさん曰く、「クリスマス絵梨花」は枝先に雪のような
白い花を咲かせる本物のスズランなんだそうです。
山梨特有のブランドで、珍しい鉢植え。
その白い雪をまとったクリスマスツリーのような姿に
道行くお客さんもうっとりしていました。
エリカの花言葉は「幸せな愛を」
ロマンチックなクリスマスプレゼントにぴったりのアイテムですね。

この日は「もちつき大会」のイベントが開催される予定だったのですが、
ノロウィルスが猛威をふるっているとのことで、急遽中止に!

かわりに「おしるこ」が配布されたのですが、私の隣に座った
お客さんは、「つきたてのお餅を楽しみに、早起きしたのに
と、悔しがっていました。残念無念。



▲おしるこの無料配布

他にも、直売所の外には大きなクリスマスツリーが
飾られていたり、野菜の詰め放題など、季節を感じるものが
たくさんありました



▲イベントの様子

店内へ入ると、山梨各地から集められた野菜がずらり。
大きなフロアには、あんぽ柿をはじめ、あけの金時や大塚にんじん、
甲州牛に梨北米など、地域の特産物がたくさん置かれています。
試食コーナーや、この時期ならではのお花もたくさんあって、
とっても、華やかでした



▲店内の様子



▲試食コーナーも充実してます!

ちなみに、私のイチオシは「地玉子子たまちゃん」
小ぶりだけど、濃厚で美味しいんです!
もちろん、今回も買って帰りました。



▲地玉子子たまちゃん

「手書きのPOP」も工夫されていて、良いですね。
その野菜や果物の特徴が丁寧に書かれているのですが、
中にはレシピもあるので、思わず見入ってしまいます。
イラストつきなので、読みやすくって可愛い



▲手書きのPOP

直売所の利点は、傷物や規格外の商品を流通させることに
あると思います。

見た目は悪くても、味は同じ。

新たにできた「たべるJAんやまなし」が、新たな地域活動の
拠点となることを願って止みません。


かぼちゃのパウンドケーキ

:: みっちゃんの簡単クッキング☆:::

さて帰宅後は、直売所で購入した新鮮野菜を使って
誰でも簡単にできる「かぼちゃのパウンドケーキ」作りにチャレンジ

みっちゃん流かぼちゃのパウンドケーキの作り方



▲ 材料 (パウンド型2個分)

・かぼちゃ        1/2個
・ホットケーキミックス 200g
・無塩バター        100g
・砂糖          大さじ4
・卵              1個
・ラム酒          適量














7.お好みでドライフルーツやハーブをのせ、
生クリームを添えて完成です☆



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寒い冬も遊具で遊ぼう

2012-12-11 11:10:00 | 公園

 郊外にある複合遊具のある公園


おでかけ大好き“公園女子”なでしこママです。
いよいよ、寒くなりましたね。
でも、おうちにいるギャングたちは、「おそとに連れてって~」ってあばれて、
ママたちは、こたつにあたってもいられない。

 

そんな元気っ子が夢中になれる「しらい公園」を今日は紹介します

この公園には、最近の公園に、あまり設置されなくなってしまった複合遊具があります。
ローラーすべり台・ロープで坂登り・ゆらゆら吊橋・トンネルすべり台・ネットクライミングなど
ひとつにいろんな遊具が合体。おもしろさ倍増。(ベビー~3・4歳向け)

 

すべり台のてっぺんの高さが、大人の胸くらいなので、下にいてベビーを支えられます
(子供をサポートするために、親がいっしょにすべり台の階段を登らなくてすみます)

  

しかも、ここは、穴場なので、遊具をとりっこすることもありません
思う存分遊べます

 

スプリング遊具 めずらしいカメ型も

大型あずま屋
 

さらに、小規模公園には珍しく駐車場完備。(16台)
 

ここで、たっぷり遊んだら、夜はぐっすり
夜は、のんびりママの時間を楽しんでね

 

◆◆◆場 所◆◆◆
旧中道、上曽根白井地区

甲府方面から中道橋を渡って左折。
境川自転車競技場の標識を斜め右に入り
 

坂を下った横断歩道を右折


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みっちゃんの道草 ~太宰治も通った甲府の名湯 ~

2012-12-10 10:00:00 | 地域スポット

 ゆったりと、癒される古きよき温泉  



★本日の一枚☆


-太宰が愛した喜久乃湯温泉-


喜久乃湯温泉&旅館明治

:: 文豪も浸かった甲府の温泉:::

おはようございます。
季節は秋真っ盛り!甲府市内の紅葉が見ごろを迎え、
ルンルン気分の主婦レポーターのみっちゃんです。

さて、前回は「源泉湯 燈屋」を取材させていただきましたが、
今回は太宰治が通っていたことで有名な「喜久乃湯温泉」と
「旅館明治」にお邪魔してきました


                   

入浴料金:400円
定休日:毎週水曜
営業時間:午前10時~午後9時30分
泉質:カルシウム、ナトリウム-硫酸塩泉
連絡先:055-252-6123

甲府駅から徒歩約12分、駐車場有

                   

太宰治が『新樹の言葉』の中で、「シルクハットを倒(さか)さにし、
その帽子の底に、小さな小さな旗を立てると、甲府になる」と
表現したのは有名な話ですが。
そんな太宰と私には、ある共通点があります。
それは、新婚時代を甲府で過ごしたということ。
そして奥さんの名が、"みちこ″であったということ。



▲「湯村温泉 旅館明治」
太宰治資料室より

山梨県甲府市湯村3-10-14
TEL:055-252-0388

昭和14年、太宰は井伏鱒二の仲人で美知子と結婚しました
美知子の回想によると、太宰は毎日午後3時頃まで執筆した後、
「近くの銭湯『喜久乃湯』へふろを浴びに行く。夕方から飲み始め、
夜9時ごろまでに6、7合は飲む。ごきげんで『お俊伝兵衛』を語ったり、
歌舞伎の声色を使ったりしながら飲みたいだけ飲んで寝てしまう。
そんな毎日だった」そうです。

太宰が愛し、足繁く通った「喜久乃湯」は創業以降、
80年以上、地元の人に親しまれてきました。
現在では3代目の美人な番台さんが、懐かしの湯処を守り続けています。
下駄箱に木製のロッカー、籐製脱衣かごに手書きの看板。
そう喜久乃湯は、昔、お祖父ちゃんと手を繋いで通った
あの懐かしの銭湯そのものなのです。


 
▲昔ながらの温泉

あの頃にタイムスリップしたような感にひたりながら
湯船に浸っていると、開店からまだ30分も経っていないのに、
みるみる人が2桁代に!
喜久乃湯は昔も今も、根強い人気を誇っています。



▲喜久乃湯のお風呂

泡風呂で身体を温めた後は、ジエットバスでマッサージ!
気分は最高です。
陽光が柔らかに差し込むお洒落なサウナも付いているのが
女性には嬉しいですね
のんびり寛いでいると、ふとサウナの横に加熱していない
源泉があることに気が付きました。

源泉の温度は28度。
水とほとんど変わりません。
一体皆さん、どんな風にこの冷たい源泉に浸かるのだろうと思い、
暫く様子を窺っていますと、常連客と思われる人生の先輩が
颯爽とサウナから出てきました。
そのままザブン、と源泉の中へ沈むセンパイ。
全く動じません。さすがセンパイです。

しかし寒がりの私にはとても真似ができそうにありません。
いったいこの温泉にはどんな効能があるのかしらん、と
隣にあった温かい湯船に浸かり、昔同じ温泉に浸かっていたであろう
太宰に想いを馳せてみます。
思い出すのは『美少女』のくだり。

「甲府市のすぐ近くに、湯村といふ温泉があって、そこのお湯が
皮膚病に時効を有する由を聞いたので、家内をして毎日、湯村へ
通わせることにした。……(中略)……家内の話に依れば、
その湯村の大衆浴場は、たいへんのんびりしていて、浴客も農村の
じいさんばあさんたちで、皮膚病に特効があるといっても、
皮膚病らしい人は、ひとりも無く、家内のからだが一等きたないくらいで、
浴室もタイル張りで清潔であるし、お湯のぬるいのが欠点であるけれども、
みんな三十分も一時間も、しゃがんでお湯にひたったまま、
よもやまの世間話を交わして、とにかく別天地であるから、
あなたも一度おいでなさい」

何と現在に通じる小説でしょう。
冬場は連日の水仕事で手荒れのヒドイ私。
甲府の源泉を「ぬるい」と評した太宰の言葉に納得しながら、
その小説を信じ、藁にもすがる思いで源泉の中に手を入れてみました。
すると数日後、あんなにガサガサだった指が少し治っていたのです。
これはもう、通わずにはいられませんね。

ちなみに、太宰が書いた「美少女」に出てくるこの浴場は「明治温泉」
湯村の「旅館明治」は「喜久乃湯」とセットで訪れたい場所のひとつです

太宰は執筆のため、旅館明治に逗留していたそうで、その間に
執筆した小説は「正義と微笑」「右大臣実朝」の2編。
旅館の方は、はじめ太宰が小説家ということに気付かず、
かなり後になってわかったそうです。



▲太宰治資料室

旅館明治には「太宰治資料室」も併設されており、貴重な資料を
たくさん見ることができます
私が全てここで紹介してしまってはモッタイナイので、興味のある方は
是非自分の目で、太宰コレクションを確かめて下さい。

太宰治マニアの方は、午前中「喜久乃湯温泉」に浸かり、その後
史跡巡りをしながら、若かりし日の太宰と同じように「旅館明治」に宿泊し、
そこで彼が好きだった豆腐料理に舌鼓を打つのも良いかもしれません


本日のオマケ動画


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