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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

十二単着付けショーに行ってきました♪

2023-12-26 16:00:33 | 紹介

本と歩こう(53


 

こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

今回は11月4日(土)に、山梨県芸術の森公園内・素心庵にて行われた『十二単(ひとえ)着付けショー』のご報告です

山梨県立文学館特設展『それぞれの源氏物語』(10/2812/17関連イベントとして、ハクビ京都きもの学院(立川校)による実演で行われました。

はじめに、ハクビ京都きもの学院と文学館からの挨拶があり、その次に、十二単着付けショーが始まりました。

着付けてもらう人を「御方様(おかたさま)」、着付けをする人を「衣紋者(えもんじゃ)」と呼びます。

衣紋者は「前(まえ)の衣紋者」と「後(うしろ)の衣紋者」の二人一組で、着付けを行います。

御方様は下着として小袖と長袴(未婚を表す濃色「こきいろ」紫)を着用。

 

十二単と言っても12枚着物を着るわけではなく、「五衣(いつつぎぬ)」・唐衣(からぎぬ)・裳(も)」などの着物や、檜扇などの小物も含めての装束だそうです。

「十二単」とは、身分の高い人にお仕えする、女房たちのハレの衣装(装束)のことを指します。

一番最初に単(ひとえ)を着ます。一番下の衣装が一番大きいつくりになっています。

紐を「もろかみ」(蝶々結び)にして着付けます。

二本の小紐のみで、交互に抜きながら着付けをして、最後にはどちらも抜くそうです。

今回は五衣ということで、単の上に黄色二枚(一の衣、二の衣)、紅梅二枚(三の衣、四の衣)と重ねていきます。

ちなみに、「御方様に息をかけては失礼」にあたるため、前の衣紋者が立ち上がることは許されません。

五枚の色の重なりのグラデーションのことを「にほひ」と言います。

今回の襲(かさね)は「黄菊がさね」という色の組み合わせです。

表着(うわぎ)を着ます。上の御衣(うえのおんぞ)とも言います。

色鮮やかで紋様もあります。

一番上に着る丈の短い「唐衣(からぎぬ)」には、「髪置(かみおき)」という三角の布が衿の後ろの部分に付いています。

洋服に例えるなら、パーカーのフードのような感じですね。

腰の後ろから、「裳(も)」を付けます。小腰(こごし)という裳の紐を前で結び、表着を着付けていた紐を抜きます。

高貴な身分の姫君は他人にお顔を見せてはいけないので、檜扇と帖(たとう)紙を持って、顔を隠して完成です。

十二単の総重量は1516kgほど。ここまでわずか340分ほどで着付けがされました!

この日の男性の装束は、普段着用の烏帽子直衣(えぼしのうし)姿です。

指貫(さしぬき)の袴に、桜かさね(下衣が赤、上衣が白)の直衣を着用されています。

永遠の美男子「光源氏」も、きっとこのような麗しいお姿だったことでしょう。

着付けショーの後は撮影会。私もお二人の間に入らせていただきました

千年の時を超えて、王朝の雅(みやび)に触れることができた、貴重なひとときでした

 

本と歩こう(53

『きもので読む源氏物語』

近藤富枝著

河出書房新社

2010.5.20初版

1800円(税別)

著者(出版社)の許諾を得て書影を使用しています

 

「服装とは言葉以上に心を語る」(本文より)

平安時代の貴人にとって、立場や教養を表すだけでなく、イベント衣装やインテリアでもあった「きもの」。

『源氏物語』の作者・紫式部はさらに、その人の心情や運命までも「きもの」で描写していると、著者は指摘しています。

自然の恵みや四季の移ろいを感じながら、「きもの」をととのえ、身にまとった古(いにしえ)の人々。

雅な時代に思いを馳せて、詠んでいただきたい一冊です。

 

取材へのご協力、ありがとうございました―


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クリスマスツリーで冬気分!

2023-12-20 14:13:31 | 紹介

甲府の魅力はっけん!子どもとおでかけ


 

こんにちは   市民レポーター武居みおです

7歳と5歳の2児のママ目線で、子供と一緒に、家族と一緒に出かけたいなと思う甲府市のスポットを紹介していきたいと思います

 

今回は子連れのおでかけのついでに発見した、クリスマスツリーを特集したいと思います。甲府市で気軽に見ることができるクリスマスツリーは、夜のおでかけが難しくても、ホリデーシーズンを楽しむのにぴったりでした。202312月中旬の様子をレポートします

 

最初に訪れたのは、甲府市青沼にある、甲府市総合市民会館に設置されたクリスマスツリーです。昨年に続き今年も飾られていたので、観に行ってみました。

2階まで届くくらいの大きなツリーなので存在感があります

一緒に写真を撮るのも迫力があってよかったです。昼間でも電飾が点いていてきれいでした

続いて、甲府市丸の内にあるココリ内の岡島百貨店のクリスマスツリーを見て来ました

一階の入口とエスカレーター前に1つずつ設置してあり、クリスマス気分を高めてくれます

岡島の前のアーケードにも背の高いかわいいクリスマスツリーが設置してありました

おしろらんどのすぐ近くなので、子連れで立ち寄るのにもちょうどいいかと思います

今回訪れた場所はどこも屋内だったので、天候関係なく冬気分を味わえるかと思います

寒さも厳しくなっていきますが、お出かけのついでにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか

 

 

 


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ファンタジア甲府2023

2023-12-12 16:10:00 | 紹介

甲府駅南口 イルミネーション


 

こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間 聖です。

毎年、甲府駅南口をを彩るイルミネーション。『ファンタジア甲府』今年も始まりました

ハートの形をあしらったモニュメント。このまわりでおおぜいの方が写真を撮っていました。宝石の町・甲府をイメージしているとききました。

こちらは「ゆめ・きら・リング」今年新たに登場したモニュメントです

街路樹も、きらきら光っていました

ファンタジア甲府2023は、午後5時~10時まで、2024214日まで楽しむことができます。フォトコンテストも実施しています

 

【フォトコンテストの詳細はこちら】

https://kofucci.or.jp/upload/event/6/000000086/pdf_02.pdf

 

おまけ

信玄公もファンタジア甲府2023を楽しんでいるかな

 

 


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