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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

幻想の光に包まれた仙娥滝へ

2020-11-24 14:50:33 | 紹介

マイナスイオンのシャワーを独り占め!


市民レポーター村上由実です

2020年6月19日に日本遺産に認定された「昇仙峡」

甲府市民なら一度は行ったことがある観光スポットだと思います。

 

私も、子どもの頃遠足で訪れたり、来県した友人を案内したり、これまで何度も行ったことのある場所ですが、そのすべては昼間の訪問。

 

しかし、今回仙娥滝がライトアップされていると聞き、初めて日没後に行ってきました。

久々の訪問だったので、少し迷いそうになりながら、近くの駐車場まで向かいました。

車を降りてすぐにこの看板を見つけ、方向が間違っていなかったと思い、少しほっとした気分になりました。

でも、「仙娥滝」ではなく「仙ケ滝」

えーと…ま、細かいことは気にしなくて良いですね(笑)

入り口の看板を見つけ、早速潜入です。

 

今の時期は紅葉がとても綺麗で、昼間は多くの観光客でごった返していますので、夜も結構人がいるのかな、と思いきや・・・

ガラーン(^-^;

他に誰もいません。

あまりに静かなので少し不安になりましたが、その先に滝があるのは間違いないので、滑らないように気を付けながら階段を下りていきます。

するとそこには幻想的な光景が

マイナスイオンのシャワーです

しかも独り占めですなんて贅沢なんでしょう

数日暖かい日が続いていたせいか、美しい紅葉とのコラボには少し早かったのかもしれませんが、こんな幻想的な風景を独り占めできる機会なんて、なかなかないですよね

短時間ではありましたが、とても贅沢な時間を過ごすことができました。

 

こんなに素敵な穴場スポット、ホントはあんまり人には教えたくないですが、今回特別にお知らせしました(*^_^*)

 

また、滝の上には「仙人茶屋」があり、水晶の聖地でもある昇仙峡限定の「食べる水晶玉」をいただくことができるようです。

残念ながら夜は営業していないので、また明るい時間に来てみたいな、と思いました。

地域共通クーポンも使えますので、お持ちのかたはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか

学生レポーターブログでは昼間のようすをご紹介していますので、よろしければそちらもご覧くださいね

 

初めての昇仙峡(学生レポーターブログ)

https://blog.goo.ne.jp/reporter-university/e/b86e5eeb559646ff557b84274b063540

昇仙峡仙娥滝がライトアップされます

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/shosenkyo/shosenkyo_illumination2020.html

御嶽昇仙峡(甲府市観光情報)

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/shosenkyoinfo.html

昇仙峡観光協会

https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/

 

 


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かずさんの街散歩vol.10

2020-11-06 11:18:50 | 紹介

石田地区


 

こんにちは。今年度の市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に、

市のホームページに掲載されている甲府市ウォーキングマップを見ながら31地区のコースを歩き中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

前回<vol.9 春日地区>の記事はコチラ

vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区アイメッセコース> vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

 

****コースの紹介****

第10回は、<石田地区>です。

『甲府市ウォーキングマップ』p11に掲載

石田地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

2020年4月30日、「南西第一公園」からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

石田地区(当時の上石田村)は、明治4(1871)年11月17日の明治天皇即位の大嘗祭(だいじょうさい)が行われた際、献上するお米をつくる「悠紀齋田(ゆきさいでん)」に選ばれました。南西第一公園には、その記念の碑「明治天皇悠紀御齋田蹟」(高さ5.5m)と、「瞻望帝徳(せんぼうていとく)」と書かれた石碑があります。

どちらも大正11(1922)年に建立されました。

「瞻望帝徳」とは、「明治天皇の洪大な帝徳を仰ぎ見奉れ」との趣旨だそうです。「瞻望」は中国語で「ザンワン」と読み「遠くを見る、将来を見る」などの意味とのこと。難しい漢字ですね。

なお「悠紀齋田」については、最後の「見所紹介」で詳しくご紹介します。

散歩は、悠紀田通り(ゆきでんどおり)に出て東方向に進み、最初の信号を左折し石田小学校に向かいます(恥ずかしながら、これまで私は通り名の読み方を間違えていました…)。

「石田小学校前」の信号を右折し、道路に沿って歩きます。

昭和44(1969)年、昭和通り手前あたりの区画整理で、約4,500年前の縄文時代中期の遺跡が発見されました。3年間の発掘調査で、竪穴式住居跡、墓、土器、石器等が多数発掘されたそうです(現在、遺跡は埋められています)。

太古の昔から、この地で人々が生活を営んできたのですね。

一般的に、“古代人は水害を避け小高い丘に住む”と言われていますが、この辺りは荒川水系による洪水の被害が及ばなかったのでしょうか? 『甲府市ハザードマップ』を見ると、昭和通りより手前側は、「0.5-3m未満」のエリアでした。

 

昭和通りを渡り直進します。

しばらく歩くと右手の道路沿いに「高畑延命開運地蔵尊(たかばたけえんめいかいうんじぞうそん)」が祀られています。私も長生きしたいので“延命祈願”をしました。

千秋橋方面に歩いていきます。歩いた時期(4月30日)は、歩道のつつじとハナミズキが満開で綺麗でした。

国母通りに出る手前で、左側の道にそれます。

その後、荒川の土手手前のT字路を左折します。

土手に沿って進むと、左側に武田信虎公(信玄公の父。甲斐武田15代当主※武田信義を始祖とした場合)の時代の大永2(1522)年に創設したといわれている「光月山永照寺(こうげつさんえいしょうじ)」があります。開基は蓮光坊日深上人(れんこうぼうにっしんしょうにん)です。

その先には「元宮住吉神社」があります。

「元宮住吉神社」がある高畑という場所が、貢川と荒川が合流する地形で、洪水による水害が絶えなかったため、聖武天皇の御代(724~749年)に治水の四神を祀り、水難除け、五穀豊穣と村の繁栄を祈願した住吉神社です。

後に、住吉一丁目にある住吉神社に分祀したので、「元宮」がついています。

住吉神社は武田家歴代の守護神として崇敬されたので、紋は武田菱が使われています。

神社入り口には、樹齢1000年ともいわれている「御神木の大ケヤキ」があります。落雷で幹の中心部が空洞になっていますが、未だに樹勢が衰えず「八起きの御神木」として大切にされています。

御神木の大ケヤキから「光照山高源寺(こうしょうざんこうげんじ)」に向かいます。狭い道を数分歩くと、右手に山門が登場します。

「光照山高源寺」は、文安年間(1444~1449年)に建立された日蓮宗の寺院です。境内に入ると、左手に、武田信虎公が駿河への途中この寺に宿泊したとされる歌碑があります。「信虎の 君がひと夜に とまりつる かたみに残る 御佛の像」と刻まれているそうです。古い歌碑のため文字は風雨で消えかけていますが、“信虎”と“御佛の像”がかろうじて読めました。

来た道を荒川土手方面に戻ります。この道は旧身延道の一部で、甲府と身延方面をつなぐ交通の要路として荒川を渡る「高畑の渡し」があったそうです。

荒川の土手に出ます。この付近に「高畑の渡し」があったと思われます。

対岸には「水神社石碑」があるそうです。場所はわかりませんでした。

飯豊橋(いいとよばし)に向かいます。飯豊とは「梟(ふくろう)」を意味し、この梟にあやかり飯豊橋と名付けたそうです。荒川の洪水で幾度となく橋が流されましたが、現在の飯豊橋の歩道用は平成3(1991)年7月に、車道用は平成5(1993)年5月竣工したものとのこと。

飯豊橋南詰には石碑があり、“飯豊橋は明治天皇の齋田への通過道”と記されています。

昭和通りに出て直進します。若尾忠男商店の工場角を右折し、来た道に戻ります。

石田小学校前の信号を左折し、南西第一公園南の信号を右折したら、南西第一公園にGOALです。

**** 見所紹介 「悠紀御齋田」について ****

「大嘗祭(だいじょうさい)」とは、“天皇が即位の後、初めて、大嘗宮において、新穀を皇祖(天照大神)及び天神地祇(すべての神々)にお供えになって、みずからもお召し上がりになり、皇祖及び天神地祇に対し、安寧と五穀豊穣などを感謝されるとともに、国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを祈念される儀式。皇位の継承があったときは、必ず挙行すべきものとされ、皇室の長い伝統を受け継いだ、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式”とあります。

(参考:宮内庁ホームページ資料

大嘗祭に供される稲を収穫する田を「齋田(さいでん)」といい、大嘗祭は祭事が二度繰り返されるため、「悠紀(ゆき)」、「主基(すき)」と呼ぶ「田」が選定されます。

明治天皇の大嘗祭の「悠紀田」には「甲斐国(山梨県)巨摩郡」」、「主基田」は安房国(千葉県)長狭郡」が選ばれたそうです。当時の山梨県令(知事)は巨摩郡上石田村字仲村、長百姓山田松之丈(おさびゃくしょうやまだまつのじょう)氏(山田整形外科院長の家系)の田(現在の、甲府市上石田2丁目)を「悠紀田」に選んだそうです。

 

「悠紀」、「主基」を選ぶ際は、「亀卜(きぼく)」といわれる古代中国の占い方法で決めるとのこと。亀卜は、亀(ウミガメ)の甲羅に穴をあけ、焼いた棒を差し込んでそのときにできるひび割れた形で占うそうです。

ちなみに、明治からの齋田は、明治(山梨県、千葉県)、大正(香川県、愛知県)、昭和(滋賀県、福岡県)、平成(秋田県、大分県)、令和(栃木県、京都府)です。

 

「石田小学校児童による稲の刈取儀式」

2020年8月29日には、上石田の齋田で、2020年11月1日の「明治神宮鎮座100年祭」に白酒と稲穂を奉納するための稲を収穫する「抜穂祭(ぬきほさい)」が行われました。稲は「ひとごごち」と呼ばれる酒米で、山梨銘醸(北杜市)が醸造するとのことです(2020年9月4日付、山梨新報より)。一口飲んでみたいですね。

後日(2020年10月14日)、悠紀齋田を見に行きました。石田小学校、石田悠遊館の北側の住宅に囲まれた一角にありました。

**** コースのお楽しみ紹介 ****

南西第一公園の悠紀田通りに右側に、「La Neige」という2005年創業のケーキ屋さんがあります。散歩の帰りに寄り道して、ケーキを買って帰宅しました。“生クリームが売り”だそうです。

**** コースの感想 ****

<石田地区>は、約4,500年も前から人々が営々と生活している歴史ある地域でした。「悠紀齋田」は公園に碑はありますが、実際の齋田の場所がわからず地元の方に尋ねながら見つけました。「悠紀」、「主基」のもつ意味を早くから知っていれば、2019年11月14日、15日に執り行われた令和の大嘗祭の、約10億円かけ造営したと言われる大嘗宮の悠紀殿、主基殿や神事の見方も変わっていたかもしれません。ちなみに「悠紀」は、“天照大神に備える御膳”という意味だそうです。

歩数は、荒川土手沿いなどを歩き約7,000歩でした。トイレは南西第一公園にありますが、途中には公衆トイレがないのでご注意ください。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

宮中祭祀、明治天皇の即位で選ばれた甲府の上石田(KOFU500 Heritaging

https://kofu500.theblog.me/posts/6200438

 

 

 

 

 

 


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山梨県立文学館『まるごと林真理子展』に行ってきました♪

2020-11-02 10:05:55 | 紹介

~本と歩こう⑰~


こんにちは。市民レポーターの 三井玲子 (みつい れいこ)です。

 

今回は、山梨県立文学館で開催中の

『まるごと林真理子展』 9月11日(金)~11月23日(月・祝)のご報告です♪

 

庭園では、楽しい看板がお出迎え。

山梨県立文学館において、存命中の作家展は初めてという、今回の「林真理子展」

山梨県を代表する作家として、関連イベントも行われています。

 

◆チケットとチラシ(表・裏)◆

 

会場では、両親の人柄や時代背景から始まり、ご本人の生い立ちや活動の軌跡をたどる構成になっています。

手書きで原稿を書くスタイルの林真理子さん『西郷どん!』など、原稿用紙の厚さが圧巻です。

母・みよ治さんの達筆な色紙や、所蔵の着物(白大島)と帯、ドレスなども展示されています。

 

長年にわたり、文学界から芸能界など幅広いジャンルで活躍し、チャリティー活動にも尽力。

近年では、「元号に関する懇談会」有識者委員、ワイン県やまなし副知事なども務められています。

 

山梨市出身の作家・林真理子さんの多彩な才能が伺える展示内容です。

ぜひ、みなさんも足を運んでみてください★★★

作家気分で記念撮影(撮影許可スペース)

 

~本と歩こう⑰~ 林真理子さんの作品より

※書影は出版社の許諾を得ています。

『秘密のスイーツ』 林真理子・著 いくえみ綾・絵 ポプラ社(2010年) 

 

学校に行けなくなった小学6年生の少女リサと、太平洋戦争時代に生きる小学5年生の雪子。

ケイタイとお菓子を通じて結ばれた、時空を超えた二人の友情を描いた作品です。

希望に満ちたラストが深い余韻を残します。大人の方にも読んでいただきたい物語です。

 

―林真理子さんのご活躍をこれからも楽しみにしています。ありがとうございました。

 


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