◆~山梨科学アカデミー〜◆
こんにちは。市民レポーターの“クッツー”こと沓間 聖です。
今年度、山梨科学アカデミーは、創立30周年。
甲府市内で行われた30周年記念式典を取材しました。
山梨科学アカデミーは、研究者の交流や、科学や技術の啓発など、たくさんの事業を行っていますが、
そのひとつに、交流大会があります。
交流大会では、県内外の著名な科学者による講演を行っています。
この交流大会は、一般に公開されていて、講演を聴講することができます。
科学者の話をきくことができるなんて、わくわくしますね。
山梨科学アカデミーでは、優れた研究者の顕彰・支援も行っています。
今年度、山梨科学アカデミー賞、山梨科学アカデミー奨励賞を受賞したみなさんです。
女性が活躍していますね。
また、山梨科学アカデミーは、県内外の研究情報の交換も行っています。
今回は3名が、自然環境や先端技術について研究発表をしました。
富士山麓のニホンカモシカやクニマスの研究など、地域と密接に関連した研究の発表でした。
山梨科学アカデミーは、子どもたちにも科学に興味をもってもらうため、
『未来の科学者訪問セミナー』『夢・ときめきサイエンスラボ』など、子どもたちに向けたイベントや教室をたくさん行っています。
今回、高校生のときに山梨科学アカデミー児童・生徒科学賞を受賞した3名が、今行っている研究について発表しました。
量子コンピューター、天体望遠鏡、AIと、研究分野は様々でしたが、
山梨科学アカデミー児童・生徒科学賞を受賞したことや山梨科学アカデミーの催しに参加したことが、
研究者をめざすきっかけの一つになったと、3名とも発表の中で話していました。
山梨科学アカデミーが蒔いた種が、実を結んだ結果ですね。
特別記念講演は、ノーベル賞を受賞した大村智博士。
大村博士は、山梨科学アカデミー設立当初から、山梨科学アカデミーの活動に対して、大きな働きをなさっています。
お年を感じさせない、情熱あふれる講演に、常に前向きでチャレンジしていく姿勢を見習いたいと思いました。
大村博士は講演後、今回発表した若き研究者たちに、
『自分が興味を持ったら、研究者と積極的に連絡を取り、訪ねていくといい。海外にも目を向けるように。』とお声をかけてくださったそうです。
~おまけ~
私が市民レポーターになって初めて取材したのが、大村智記念館。
山梨大学武田キャンパスの中にあります。見学、おすすめです。