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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

かずさんの街散歩vol.39

2023-07-28 10:03:02 | 紹介

低山散歩 要害山編


 

こんにちは。今年度の市民レポーター、「かずさん」こと武田和巳(70才)です。

私は202210月で市のホームページに掲載されている甲府市ウォーキングマップ31地区のコースを歩きブログにまとめました。

引き続き“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に甲府市の魅力をご紹介していきます。

 

甲府市31地区コースのブログは以下にまとめて掲載されています。是非ご覧ください。

https://blog.goo.ne.jp/portal/tags/%E3%81%8B%E3%81%9A%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E8%A1%97%E6%95%A3%E6%AD%A9

 

 

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 

****コースの紹介****

今回は「低山散歩」第三弾として、甲府市にある低山の一つ、相川地区にある標高787m(昭文社地図より)の要害山に登りました。山梨百名山に選定されています。

要害山には武田信虎時代の永世17年(1520年)に後詰めの城が築城され、武田信玄公誕生の地でもあります。曲輪、堀切、石垣など当時の遺構が多く残っています。

相川地区の「かずさんの街散歩vol.24」は下記をご参照ください。

 

https://blog.goo.ne.jp/kofu-reporter/e/13613efcaaf8a311cca026fa14c2c4d8

 

 

まず1回目は、2022126日に登りました。

この日はあいにく霧が発生している日で、周りの景色は全く見えませんでした。

逆に、神秘的な雰囲気を醸し出していました。

やはり、晴れた日の山歩きをしたいので、2023629日に再度登りました。

霧の景色と晴れの景色を比べてください。

 

「要害山登山口前の駐車場」からスタートします。

向かい側にトイレがあるので助かります。熊よけに熊鈴を鳴らしながら登りました。


史跡の碑を過ぎて登山道に入り、山頂を目指します。しばらくきつい上り坂が続きます。

しばらく歩くと「史跡境界」の立札があります。

「堅堀跡(たてぼりあと)」「土塁」の遺構がありますが、私にはよくわかりませんでした。「堅堀」とは、山の傾斜に対して、上から下へ縦方向に掘られた堀のことで、戦の攻防時、敵の移動を制限するのに役立ったそうです。(立札より)

しばらく登ると、江戸時代に建てられた「武田不動尊」のある「不動曲輪」に着きます。

「曲輪」とは、堀や土塁によって区画された平場を曲輪(郭)といい、居住用の建物や倉庫・防御施設が建てられていたそうです。(立札より)

この先、道が狭くなり、門跡があります。「門跡」は両側に石積を築いた出入口部(虎口)で、防御を目的とした門だそうです。(立札より)

実際に攻める立場で上ってみると、この城を攻め落とすのは至難と思われました。

この先、いくつかの曲輪跡を通っていきますが、現在登山道として歩いているスロープは、武田時代には無く後世に造成されたそうです。当時は防御のために道はなく、曲輪(平坦部)を、段を上るように通過していたとのことです。

この先の木々の間から甲府の街並みが望めました。当然「晴れの日」です。

いよいよ頂上間近の門跡です。一段と狭く作られています。

頂上に到着です。

城の主郭部のあった山頂の様子と、山頂から見た景色です。山頂からは晴れていても木が生い茂り周りの景色はほとんど見られませんでした。

下山途中、脇道に少し入り「井戸」に立ち寄りました。この井戸は築城の際に「諏訪明神」に祈り得たので「諏訪の水」と言われ、一年を通して絶えることがないそうです。(立札より)

**** コースの感想 ****

要害山の標高は、昭文社地図787m、登山口案内板770m、甲府市発行甲府名山手帳780mとまちまちでした。

コースは登山口駐車場から歩き、歩数は往復5,800歩になりました。登山道は一本道で迷う心配はありません。傾斜がきつい個所や枯葉で滑りやすい個所もあり、スニーカーでも登れますが、トレッキングシューズをお勧めします。

駐車場は無料で10台程度駐車できます。向かい側にトイレがあるので登山前、下山後に利用しました。登山口の前には、登山で使用した杖が何本かおいてありました。

202212月に登った時は一面霧で神秘的な景色でした。

20236月の晴れた日に再度登り、前回撮影した場所で同じ構図の写真を撮りました。

低山散歩でも、季節、天候で山の景色の変化を楽しめました。

また、山の景色は日々変化しているので、撮影した場所の特定に苦労しました。熟知した道でないと場所の特定が困難であることを実感しました。

要害山は詰城で敵の攻撃を防ぐためか、途中や頂上にも見晴らしの良い場所が無く、少し残念でした。

 

以上

 


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なかみち★さんぽみち

2023-07-26 09:22:11 | 紹介

〜「右左口宿(うばぐちじゅく)」編こぼれ話


こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。

今回は「広報こうふ」8月号“とびだせ!市民レポーター!”で、右左口宿歴史文化村推進会会長の渡辺治さん、顧問の千野宇平さんと一緒に右左口宿を取材した際のこぼれ話です

 

「宿」の町並み

江戸時代から、物資の主要ルートとして山梨県の商業を発展させてきた中道往還。

主に海産物を運んだことから、別名「魚道」と呼ばれ、「右左口宿」はその重要な中継所として栄えてきました。

「徳川家康が軍用道路としてこの道を整備したとき、塵一つ落ちてなかった右左口宿の人たちの忠義と働きぶりに、織田信長も感激したそうですよ。」と千野さん。

「その功績を称えて、かつてこの地区の人々には関所を24時間通れる『通行手形』の発行や、年貢米の免除もあり、かなり優遇されていました。」

坂道の両端は峠に向かって左側が上水、右側が下水と、すでに400年前から上下水道が整備。

坂道に面して並んでいる間口4間2尺(7.7m)の家々は、いずれも奥行きが100mほどあり、往時の裕福さを物語っています。

現在では空き家対策として、移住希望者には土地と家屋と、さらにその売主が所有している農地も含めて、購入・居住してもらう取り組みもされています。

「人が増えれば、まちの活性化にもつながります」と渡辺さん。

歴史あるまちの魅力が、再認識されている様子です。

 

春祭りと秋祭り

渡辺さんの話によると、かつて春祭りではお祭りの準備で学校が公欠になり、小中学生の青年部がホウキ草でホウキを作って販売するなどして、お祭りの資金稼ぎをしていたそうです。

また奉納相撲では、櫓太鼓を鳴らすのが上級生のステータス。

千野さんも、「櫓太鼓を叩くことができるのは、最上級生の2人くらいだけで。松の木の上に登ってね。かっこいいなぁって思ったものですよ。」と懐かしそうに仰っていました。

観音堂での奉納相撲が春祭りなら、五社神社からの神輿で宿のまちを練り歩くのが秋祭り。

その昔、秋祭りの神輿は「あばれ神輿」とも言われ、家々の軒先を壊すほどの勢いだったとか。

「祭りの頭領が、毎年あちこちのお宅に謝りに行ったらしいですよ。」と渡辺さん。

最近は担ぎ手の方々も落ち着いて、身体をいたわりながら神輿を担いでいるそうです。

 

故郷の歌人・山崎方代

方代公園には、方代直筆の歌碑「ふるさとの右左口村は骨壺の底にゆられてわがかえる村」があります。

方代ファンの会「方代会」作成の歌碑マップによると、なんと中道には方代の歌碑が20ヶ所以上も。

好きな歌を探しながら歩くのも楽しそうですね。

歌碑マップは「右左口宿」バス停に置いてあります。

 

みなさんもぜひ自由な楽しみ方で、中道往還を歩いてみてください

ちなみに、「方代の里なかみち短歌大会」が毎年開催されています。

興味のある方は、こちらへどうぞ↓

 

【甲府市HP 「第22回方代の里なかみち短歌大会」作品募集 】

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/bunkashinko/tankataikai/22th/tankataikai22.html

 

取材へのご協力 ありがとうございました―

 


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伝えることの大切さ ~平和を願って~

2023-07-14 10:26:51 | 紹介

甲府空襲から78年


 

こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間聖です。

7月5日(水)~11日(火)、『第42回甲府空襲・戦争と平和・環境展』が、山梨県立図書館・1階イベントスペースで行われました。

テーマ

【語り継ごう20世紀を 創ろう平和な21世紀を ~新しい戦前をつくらないために わたしたちが考えるべきこと~】

コロナ禍で中止や規模の縮小などが続いていましたが、4年ぶりにコロナ禍前と同じ形で開催することができたそうです。

 

会場には、たくさんの展示がありました。

甲府空襲でおおぜいの方が亡くなりました。特に湯田地区が多く、子どもたちもおおぜい亡くなりました。

戦争中の記録写真や当時の生活用具も展示されていました。

私が取材した日は、7月6日。78年前の7月6日の夜から7日未明にかけて、甲府空襲がありました。

取材した日も小学生や中学生がおおぜい見学に来ていました。戦争を体験した方から、甲府空襲についてお話を聞きました。

この方は、当時幼稚園の年長さん。愛宕山が真っ赤に燃え、武田神社の方へ家族で逃げたそうです。目の前に焼夷弾が落ちて、もう少し近かったら今の自分はいなかったこと、戦争が終わってもすぐ平和になるわけではなく、小学校に入学しても、校舎は焼けてしまっていて、ランドセルも教科書もなかったことなどをお話してくださいました。「戦争で子どもたちも犠牲になりました。世界中で戦争がなく、平和であるといいです。」という言葉に子どもたちへの伝える思いを感じました。

続いて「もうひとつのたなばた」という紙芝居が上演されました。甲府に疎開していた子どもが甲府空襲で亡くなってしまうお話です。私はこの紙芝居を何回か見ていますが、何回見ても涙が出てきます。紙芝居をしてくださった方から、「戦争を直接体験した人が少なくなっています。ぜひ家族に甲府空襲の話をしてください。みなさんが次の世代に伝えていくことをしてくれたらうれしいです。」というメッセージがありました。

 

展示は甲府空襲についてだけでなく、原爆や沖縄戦、環境や国際支援など、様々な角度から戦争や平和について考えることができる展示になっていました。

平和を願う折り鶴コーナーもありました。

実行委員の方からのメッセージ

『甲府空襲から78年が経ち、戦争体験者が年々減り、戦争の記憶が風化しつつあります。風化させないためにも、年1回このような企画を行い、戦争の怖さや平和について語り継ぐことが大切です。小中学生、高校生、大人の方、おおぜいの方に来ていただき、戦争や平和について考える機会になってほしいです。』

 

いただいた資料『私たちの甲府空襲記録』には、空襲の様子や被災後の生活など甲府空襲を体験した方から寄せられた原稿がたくさん掲載されていました。見学に来ていた小中学生が、熱心に話を聞いたり展示を見学しながらメモを取ったりしている姿を見て、この子どもたちにぜひこの空襲を語り継いでいってほしいと思いました。また私たち大人も語り継いでいかなければならないと、伝えていくことの大切さを実感した2023年の7月6日でした。

 

おまけ

県立美術館で開催されている『ミレーと4人の現代作家たち』のオープニングセレモニーに行きました。写真はテープカットのシーンです。今までと違ったミレーを感じることができました。美術館でゆっくり作品を鑑賞できるのも平和だからこそだなあと思いました。

 

 

 

 


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暑い日におすすめ!“おしろらんど”で遊ぼう

2023-07-10 11:04:43 | 紹介

甲府の魅力はっけん!子どもとおでかけ③


 

こんにちは!市民レポーター武居みおです。

7歳と5歳の2児のママ目線で、子供と一緒に、家族と一緒に出かけたいなと思う甲府のスポットを紹介していきたいと思います

今回のお出かけスポットは、甲府市丸の内にある“おしろらんど”です。舞鶴城公園の近くに令和3年にオープンした、0歳から12歳までが遊べる子ども室内運動遊び場です。マグフォーマーなどのおもちゃで有名なボーネルンドがプロデュースした施設で、安全に子どもの発達に合わせた遊び、成長を促す遊びができる場所だそうです。今回初めて訪れたので、その様子をお伝えします

利用に際しては、90分ごとの入れ替え制になっているので利用したい時間を確認の上、入場することをおすすめします。受付とロッカーの先は広いワンフロアになっていて、1歳半頃までのベビーエリア、ごっこ遊びができるロールプレイエリア、はしる・とぶ・のぼるなどの全身であそべるアクティブエリアがあり、年齢に合わせて遊べるようになっています

まずは、雲梯や傾斜のある輪が回転するバランス遊具「スーパー・ノバ」、タイヤの中に入ってすすむ「サイバーホイール」などがあるアクティブエリアで元気に遊びました。推奨年齢6歳からの遊具が多かったです

館内に一緒に遊んだり遊具の遊び方を教えてくれたりするプレイリーダーが何人かいるので、子どもたちの遊びの幅が広がっていました

赤ちゃんのペースで遊べるベビーエリアです。小さいボールプールもありました

木製レールのブリオやマグフォーマーなどで自由に遊べるロールプレイエリアです。アクティブに遊んだ後のクールダウンにもちょうどいいエリアだと思いました

幼児でも登ってみたいなと思うボルダリングや、思わずボールを投げたいと思わせる壁の絵など遊びの工夫がたくさんありました

みんな大好きな大きいボールプール。滑り台から飛び込みます

 自分で考えて積むことができる、当たっても痛くないブロックはいろんな想像や遊びを生みそうです

天候や季節問わずダッシュ、ジャンブなどができる場所は運動不足解消になって良いなと思いました

 90分の時間内で存分に遊んで、満足した子どもたちでした。終了時間が決まっているというのも保護者目線ではありがたいなと思います。子どもの体力づくりに最適な施設ですので、まだ行ったことのない方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか


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山梨学院高校野球部 選抜野球大会初優勝を祝って

2023-07-07 10:56:22 | 紹介

〜あの感動をもう一度〜


 

こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間聖です。

623日(金)~25日(日)、「第95回選抜高等学校野球大会 初優勝記念企画展」が、甲府駅北口ペデストリアンデッキ内で、行われました

今年の318日~41日にかけて開催された第95回選抜高等学校野球大会で山梨学院高校野球部が県勢初の優勝を果たしたことを記念する企画展です

優勝旗授与の様子 いい笑顔 感動をありがとう

優勝旗 優勝杯 メダル ユニフォーム、決勝戦のウイニングボールなどが展示されていました

優勝旗の前で、写真撮影をしている方がおおぜいいらっしゃいました。

中には、ポーズをとって撮影している方も…

「メダルって大きい~。」という子どもの声も聞こえました

試合シーンや応援の様子の写真も展示してありました

甲子園に応援に行った方が、試合の写真を見ながら、試合を振り返っていたり…

熱心に一枚一枚ご覧になっている方も…

 

 

おまけ

今日は七夕

高校球児の願いごとは、甲子園出場かな

地区大会も始まりますね

 


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