退屈な田舎生活を楽しむと銘打ってブログを始めたものの、楽しみの一つ船釣りも雨と春の嵐でままなりません。たまの晴天も自治会のやぼ用(3月で任期満了、会計引継ぎに苦慮しているところです。公費乱用と言ういみではありませんが、会計の数字がなかなかあいません。)でつぶれるこの頃です。早く総会と引継ぎを済ませ「ばんざーい
」したいものです。
今日ホームページをUPLoadしている時、”パーン”と音がしました。さては発砲事件が小泊でもと恐ろ恐ろ2階の窓から覗くと、目の前の倉庫(I.Sさん所有)の陰からやれやれと笑い声が聞こえます。声を掛けると、ネコ(運搬用の一輪車)の空気を入れ過ぎてのパンクとの返事、一安心と共に揶揄の話これも田舎を楽しむ一こまでしょうか。
昨日から秋荒神(祭り)が始まり、自治会役員としてサポート今日も引き続き挙行されます。明治時代から続く伝統行事で小泊では大事にされています。宮司さんの話では郡内で継続されているのは小泊のみとの事。その荒神祭りも来年春で終了されます。新家(しんや)の追加もなく、老人ばかりの小泊では2巡めを引き受ける家もありません。来年度からは、新しい方法で実施されますが、現在方法を模索しています。
舞い上がっているのは、荒神祭り,蜜柑バエ検査,味噌作り(連続4日の晴天が必要で寒くなると麹菌が発酵しなくなります),早生蜜柑の腐敗防除,自治会費の徴収とどれから手をつけようかと思案しています。
蜜柑畑の草刈と消毒,蜜柑生産者の講習会準備,小泊港祭りの準備,船の改修と忙しくまた絵になるネタがありませんでした。故郷で言う『トンボ草』は梅雨時の繁殖力が旺盛で草刈の後雨が降れば直ぐに根を下ろしてそのまま復活します。困った雑草には、『猫のこぶし』,『杉の子』,『水葉』何れも残った根で繁殖し根絶の難しい雑草です。梅雨時は草とのいたちごっこ、ほって置くと腰まで直ぐに伸びます。
小泊港祭りは、8月12日に実施される故郷最大のイベントです。170名程度の集落で行うには、りっぱ過ぎるイベントですが、漁船パレード,持ち撒き,15分程度の打上花火,2.5流(失礼かな)の歌手の歌謡ショウ,子供達の陸奥太鼓と正午から夜半11時迄部落総出,帰省者,近隣の人達が集います。
係留中の船の下に、蛸壷と蛸アミ籠を1つづつ沈めています。昨日船への給油時に、引き上げたところ、壷に8日の蛸(?)と籠に小蛸がそれぞれ1っぱい入っていました。小蛸は既に腹の中で8日の蛸(?)は今夜当たりか。田舎にいると、理由をつけて祝杯ばかり身体と財布が持ちません。そうそう、籠には『そい』の子(田舎では石かもうと言う)100g級が3尾おまけがありました。因みに蛸壷には生牡蠣や瀬戸貝(磯についています),籠には小鯵(バンバン釣れます)をしめて入れます。
今までのメバルつりは、船から土佐カブラ針6本前後でオモリを付け磯を探る(竿or手)釣りでしたが、飛ばし漁を始めて2日目です。飛ばしには2つの方法があって、その1は竿と針仕掛けは同じですが、オモリの変わりにタマゴ大の沈む飛ばし浮きを使用します。船から藻場を目がけて投げ磯を探るが如くゆっくり引きます。比較的浅場で使用します。その2は手釣りで、道糸に直接大きいオモリをつけ、オモリの若干上(これ以上は教えてもらえません)から同様のカブラ仕掛けをつけ先端に浮き気味の飛ばし浮きをつけます。船で低速流しをしながら磯を探ります。この方法はカブラ針をいくらでも増やせ本職は30本前後の針数のようで、船も船外機では速度調整が難しい様です。その1の釣法で二日目にしてやっと数尾のメバルをゲットしました。一日目は零でした。午前3~5時の漁で辺りは真っ暗、人まねも出来ず聞きかじりでの釣り、結果は思わしくありませんが、乾杯です。プロも漁果は芳しくない様です。
連日の雨模様で、農作業出来ず。午後に釣りに出かける。今年になって漁果に恵まれず心配であったがカワハギ3尾,鯵15尾でまづまづの成果に満足、夕食はカワハギの刺身と味噌汁でした。カワハギは『メス』が美味しいといわれ、今の季節はタマゴを抱えて特に美味です。因みに釣り上げた3尾は全て『メス』内2尾は30cm級でした。
14:30頃漁船の帰港で波止内を回遊していた鰯が一斉に浜にうち上りました。後はカラスと競争で、手づかみで鰯を取ります。春になって4,5回目でしょうか。本日の収穫はバケツ一杯、先日は15㎏入りの蜜柑キャリーに一杯でした。それは見事な風景で、写真に収めたいと考えていますがなかなか。